シュコダ-サノスS200

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シュコダ-サノスS200
シュコダ-サノスS200(ブラチスラヴァ、2020年撮影)
基本情報
製造所 サノス(マケドニア語版)(車体)
シュコダ(電気機器)
製造年 1982年 - 1987年
製造数 77両
主要諸元
軸配置 連節バス
電気方式 直流600 V
(架空電車線方式)
設計最高速度 65 km/h
車両定員 着席44人
定員143人
車両重量 16.0 t
全長 18,000 mm
全幅 2,500 mm
全高 3,540 mm
主電動機 Škoda 6AL 2943rN
主電動機出力 100 kw
出力 200 kw
制御方式 電機子チョッパ制御
備考 主要数値は[1][2]に基づく。
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シュコダ-サノスS200(チェコ語: Škoda-Sanos S 200)は、チェコスロバキアで製造されたトロリーバス車両。ユーゴスラビアのサノス(マケドニア語版)製の車体とチェコスロバキアのシュコダ製の電気機器を組み合わせた連節式トロリーバスで、シュコダ-サノス01(Škoda-Sanos 01)やシュコダ-サノスS200Tr(Škoda-Sanos S200Tr)とも呼ばれる[1][3][4][2]。

概要

1970年代後半以降、電気交通の需要が高まっていた当時のチェコスロバキアでは、多数の乗客を輸送できる連節トロリーバス車両が求められていた。しかし、チェコスロバキア向けのトロリーバス車両を独占的に生産していたシュコダは同年代初期の時点で連節バスの開発に至っていなかったため[注釈 1]、国外の企業が開発した連節バスの車体を用いる事が決定した。当初はハンガリーのイカルス(ハンガリー語版)との契約が検討されていたが、費用の条件が合わなかった事により、最終的にユーゴスラビア(現:マケドニア)のバスメーカーであるサノス(マケドニア語版)(Sanos)製の連節バスの車体を用いる事が決定し、1982年に試作車が製造された。これがS200である[1][4][6]。

S200の車体は、サノスが展開していた連節バスのFAS200と同一のものが用いられており、これは1950年代に開発されたメルセデス・ベンツのO 317(ドイツ語版)をライセンス生産したものである。電気機器は同時期にシュコダが展開していたトロリーバス車両の14Trと同一のものが用いられており、主電動機は出力100 kwのものが2基搭載されている[1][4]。

運用

シュコダ-サノスS200は1982年に試作車2両が作られた後、翌1983年から量産車の製造が始まり、1987年までに計77両が製造された。2022年時点で営業運転に使用されている車両は存在しないが、チェコやスロバキアに計3両が保存されている。そのうちパルドゥビツェとブラチスラヴァの車両は走行可能な状態となっており、ブルノ技術博物館(チェコ語版)が所有するもう1両についてもズリーンで動態復元を目指した工事が進められている[1][7][3]。

以下、導入された都市を記す。国名及び都市名は2022年時点のものである[1][7][2][3]。

シュコダ-サノスS200 導入都市一覧
導入国 都市 導入車両数 備考
ボスニア・ヘルツェゴビナ サラエヴォ 21台 [8]
チェコ ズリーン
オトロコヴィツェ(チェコ語版)
(ズリーン/オトロコヴィツェ・トロリーバス)
29台 [9]
オストラヴァ
(オストラヴァ・トロリーバス)
2台 [8]
ロシア モスクワ
(モスクワ・トロリーバス)
1台 [9]
スロバキア ブラチスラヴァ
(ブラチスラヴァ・トロリーバス)
20台 [8]
プレショフ
(プレショフ・トロリーバス)
3台 [8]
セルビア ベオグラード 1台 [10]

脚注

注釈

  1. ↑ シュコダが自社で初めて開発した連節式トロリーバスは1983年に試作車が作られたシュコダ15Trである[5]。

出典

参考資料

  • Emil Bělák (2002). Kloubové trolejbusy Škoda – Sanos 1982 – 2002. Dopravní společnost Zlín-Otrokovice 
  • Martin Harák (2015-11-10). České trolejbusy historie a současnost, typy, technika, provoz. Praha: Grada Publishing a.s.. ISBN 978-80-247-5552-6