スパイダーマンの誕生

ウィキペディアから、無料の百科事典

スパイダーマンの誕生 (The Origin of Spider-man) は、1967年のテレビアニメ版スパイダーマンの第21話のエピソード。米国では1968年9月14日。旧邦題では、「スパイダーマン誕生(快傑くも人間の誕生)」。

ストーリー

ピーター・パーカーは、エンパイアステート大学の放射能実験を見学中、放射能を浴びたクモに噛まれる。気分が悪くなったピーターは外へ出るが、チンピラ2人に絡まれる。しかし、思わず振るった拳で電灯を破壊し、自分の異変に気づく。さらに車にひかれそうになった際、とっさに飛び上がり壁をよじ登れることを発見。ピーターはクモの力を得たことを自覚し、ウェブシューター を発明してビルの間を飛び回る。

ピーターはこの力を活かしてお金を稼ごうと考え、テレビ出演を果たす。しかし、出演先のテレビ局で泥棒が逃げる場面に遭遇するも、「関係ないね」と見逃してしまう。

しかし、家に帰ると伯父のベンが強盗に殺害されたと知らされる。怒りと悲しみに駆られたピーターは、スパイダーマンとして犯人を追い詰め、港近くの倉庫で対決。

犯人を倒したピーターは、驚くべきことにそれが自分が逃がした泥棒だったことを知る。

「大いなる力には、大いなる責任が伴う」ことを悟ったピーターは、悲しみを胸に、スパイダーマンとして正義のために生きることを誓うのだった。

最後、本編終盤に「こうして新たな伝説が生まれ・・・」がナレーションによって読まれる。

備考

  • 「Amazing Fantasy(1962) #15」の最初のページと「Specutacular Spider-Man (1968)」の「In The Beginning」を基に製作されているが、プロレスに向かう場面は映像化されなかった[1]。
  • コミック版ではテレビ出演を果たしているが、この作品では果たさなかった。。
  • 自動車に乗ったサルとムースはアニメオリジナルで、コミック版には登場しない。
  • 当時大人気だった「エド・サリヴァン・ショー」が放送中だったため、「エド・サリヴァン」という有名な司会者の名前がピーターの口から出ていた。
  • 本作のエピソードでは、来週予告(Next Week)で「King Pinned」をアナウンスしている。日本語吹き替え版において、富山敬版では「キングピンを倒せ」だが、キングピンのことを暴力団と言っていた。森川智之版では「犯罪王キングピン」で、マフィアと言っていた。
  • 「With great power there must also come great responsibility.」という原文はコミック版でも使われているが、本編では「That with great power there must also always be great responsibility.」を使っている。本の邦訳版では「大いなる力には、大いなる責任が伴う」となっていることが多く、これに近い邦訳がテレビ版に存在していたことがある。

挿入曲

  • 「スパイダーマンのテーマ」
『スパイダーマンなら関係ない!』と言って飛び出すシーンから歌が入る。

BGMの変更

東京12チャンネル版
  • 日本語版主題歌に差し替え、効果音使い回しかは不明。
ローカル局版
  • 詳細不明。殆ど差し替えと思われるが、Aパート(前編)の終盤は同じBGM。英語版主題歌が流れなかった。
CS版
  • スパイダーマンのテーマをそのまま使用。Aパートの終盤は同じBGM。Bパートも同じBGMだが曲の一部がリピート、「僕は変わった・・・」のところはBGMが入らず、ビルの間を飛び回るシーンにスパイダーマンのテーマのインストゥメンタル(ナレーションが読むシーンでも同様)が入った。泥棒がエレベーターに乗るシーンにあったBGMは差し替え。「僕がそいつを・・・、捕まえてやる・・・!」の後のシーンに流れるBGMは同じ。

キャスト

登場人物担当声優[2]日本語吹き替え
東京12チャンネルローカル局CS[3]
ピーター・パーカー/スパイダーマンポール・ソールズ富山敬田中秀幸森川智之[4]
ベン・パーカートム・ハーヴェイ松岡文雄 ?麦人
メイ・パーカーペグ・ディクソン ? ?定岡小百合
サールポール・ソールズ塚田正昭 ?いずみ尚
ムースアルフィー・スコップ納谷六朗 ?細井治
会話している3人の女子大生 ? ? ? ?
不良A(不良のメガネ男) ?塚田正昭 ? ?
不良B(メガネ男の仲間) ?納谷六朗 ? ?
エリック・シュウィナー教授 ?八奈見乗児[5] ? ?
テレビ局の警官ポール・クリグマン ? ? ?
バーナード・オブライエン警部アルフィー・スコップ松岡文雄 ? ?
テレビ局の強盗マックス・ファーガソン ? ?菅生隆之
エド・サリヴァン
※テレビ局の司会者
 ? ? ?
ナレーションバーナード・コワン石井敏郎 ?梁田清之
その他

脚注

  1. ↑ プロレスの場面が初めて描写されたのはスパイダーマン&アメイジング・フレンズからで、それ以前の作品には無い。
  2. ↑ “Spider-man 1967 Staff and Cast”. IMDB. 2023年3月8日閲覧。
  3. ↑ 空白部分は違う声優がそれぞれ務めた(兼役なし)。女性声優においては、定岡以外にも3人いた。いずれも、3人の女子大生役に該当する。
  4. ↑ “森川智之のプロフィール”. アクセルワン. 2023年4月8日閲覧。
  5. ↑ 重役も含める

外部リンク