ダミアン・ピナス
| ダミアン・ピナス | |
|---|---|
| 本名 |
ダミアン・ピナス・パスガル (Damian Pinas Pasgal) |
| 生年月日 | 2002年3月12日(24歳) |
| 出身地 |
パラマリボ地方パラマリボ |
| 通称 |
ザ・バーバ・ヤーガ (The Baba Yaga) |
| 国籍 |
|
| 身長 | 185.4 cm (6 ft 1 in) |
| 体重 | 84.1 kg (185 lb) |
| 階級 | ミドル級 |
| リーチ | 201.9 cm (79 in) |
| スタイル |
ボクシング キックボクシング ムエタイ |
| スタンス | オーソドックス |
| 拠点 |
オラニエスタッド リオデジャネイロ州リオデジャネイロ |
| チーム |
ステイ・タイ・フィット (2019年 - ) ノヴァウニオン (2025年 - ) |
| 師匠 | ステイシー・ハッセル |
| トレーナー |
ハジロ・ボーイ (STF:ヘッドコーチ) アンドレ・ペデネイラス (NU:ヘッドコーチ) |
| ランク | ブラジリアン柔術 (青帯) |
| 現役期間 | 2022年 - |
| 総合格闘技記録 | |
| 試合数 | 12 |
| 勝利 | 11 |
| ノックアウト | 10 |
| タップアウト | 1 |
| 敗戦 | 1 |
| 失格 | 1 |
| 総合格闘技記録 - SHERDOG | |
ダミアン・ピナス(Damian Pinas、2002年3月12日 - )は、アルバとスリナムの男性総合格闘家。パラマリボ地方パラマリボ出身。ステイ・タイ・フィット/ノヴァウニオン所属。アルバ人初のUFC選手。デミアン・ピナスとも表記される。
来歴
スリナムで生まれ、幼少期からストリートファイト(喧嘩)を無数に経験し、社会に対する反骨精神を抱いていた。16歳の時に家族全員でアルバへ移住し、両親は勤勉であったが決して裕福な家庭ではなく生活は困窮していた。19歳で「何者かになりたい」という理由から、家族の元を離れ「ステイ・タイ・フィット」に所属し、ボクシングを始める。トレーニングを継続しながら、生活のために建設作業員、配達員、清掃員など複数の仕事を掛け持ちして生計を立てていた。また、アマチュアの試合は行わずエキシビションマッチに限り出場を続け、その後キックボクシングとムエタイを開始。20歳で総合格闘技に転向した[1][2]。
総合格闘技
2022年にプロデビュー。初戦を含めアルバ・オランダ開催のローカル団体で4連勝を記録したが、5戦目となるブラジル開催のShooto Brasil 121で試合中、反則行為(相手が膝を地面に着いた状態で顔面への膝蹴り)を犯してしまい失格負けとなり、キャリア初の黒星を喫した。その約3ヶ月後にVXFCミドル級王座を獲得し、Shooto Brasilに復帰して勝利を収めた[3]。
2025年9月30日、Dana White's Contender Series 84でヴィトール・コスタと対戦。1R序盤にクリンチの離れ際の攻防から左ジャブと右ストレートのワンツー・コンビネーションでTKO勝ち。UFCとの契約権を獲得した[4]。
UFC
2026年2月28日、UFC初参戦となったUFC Fight Night: Moreno vs. Kavanaghでウェス・シュルツと対戦。1R中盤に右フックで1度目のダウンを奪った後、左ジャブと右ストレートのワンツー・コンビネーションでTKO勝ち[5]。
2026年10月3日、UFC 332でアンドレイ・プリャエフと対戦。1R序盤からケージ際に追い詰め、相手の左手首をコントロールして隙間を作り右アッパーでKO勝ち[6]。パフォーマンス・オブ・ザ・ナイトを受賞した。
人物・エピソード
- アルバとスリナムの二重国籍であり、オランダ語、ポルトガル語、英語、スラナン語の4カ国語を話すことができる。また、一番好きなファイターとしてジョゼ・アルドを挙げ、現在は共にノヴァウニオン所属でトレーニングを行っている背景から、試合では国籍は取得していないがブラジル国旗も背負って出場を続けている[1]。
- ニックネーム「The Baba Yaga(ザ・バーバ・ヤーガ)」の由来は、多神教・スラヴ神話に登場する魔女「バーバ・ヤーガ(ブギーマン)」と並びに映画『ジョン・ウィック』で主人公の暗殺者通称から取られた[2]。ピナス自身は映画のイメージを意識して名付けたと語っている。
- 2024年3月のイタロ・ゴメス戦で反則行為の膝蹴りを放ち失格負けとなったことについて「試合自体は圧倒してたのに、つい感情に身を任せちまった。常に冷静で頭を冷やしておかなきゃダメだって学んだよ。あの教訓のおかげで俺はより良いファイターになれた」と明かした[1]。
戦績
| 総合格闘技 戦績 | ||||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 12 試合 | (T)KO | 一本 | 判定 | その他 | 引き分け | 無効試合 |
| 11 勝 | 10 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 1 敗 | 0 | 0 | 0 | 1 | ||
| 勝敗 | 対戦相手 | 試合結果 | 大会名 | 開催年月日 |
| ○ | アンドレイ・プリャエフ | 1R 1:15 KO(右アッパー) | UFC 332: Silva vs. Wang | 2026年10月3日 |
| ○ | セザー・アウメイダ | 1R 4:44 KO(右ストレート) | UFC 329: McGregor vs. Holloway 2 | 2026年7月11日 |
| ○ | ウェス・シュルツ | 1R 2:30 TKO(左ジャブ→右ストレート) | UFC Fight Night: Moreno vs. Kavanagh | 2026年2月28日 |
| ○ | ヴィトール・コスタ | 1R 1:46 TKO(右ストレート) | Dana White's Contender Series 84 | 2025年9月30日 |
| ○ | ウェスリー・シウバ | 1R 1:59 KO(右ストレート) | Shooto Brasil 127 | 2024年12月13日 |
| ○ | ジョニー・グレゴリー | 1R 4:01 TKO(右フック→右アッパー) | Shooto Brasil 125 | 2024年9月20日 |
| ○ | カルロス・マトス | 2R 2:38 TKO(パウンド) | VXFC 1 【VXFCミドル級王座決定戦】 | 2024年6月29日 |
| × | イタロ・ゴメス | 1R 2:44 失格(反則の膝蹴り) | Shooto Brasil 121 | 2024年3月29日 |
| ○ | レオナルド・ルイス | 1R 0:16 KO(左ハイキック) | Aruba FC: Never Back Down | 2023年11月26日 |
| ○ | セバスチャン・ビジャロボス | 1R 2:45 ダースチョーク | Madness FC 4 | 2023年4月1日 |
| ○ | フリオ・セサル | 1R 2:07 TKO(パウンド) | Aruba FC 11 | 2022年11月4日 |
| ○ | ジェアンドリック・クロース | 2R 4:20 TKO(グラウンドの肘打ち連打) | CFC 8: Wester vs. Otalora | 2022年8月6日 |
獲得タイトル
- 初代VXFCミドル級王座(2024年)
表彰
- UFC パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト(1回)
脚注
- 1 2 3 ダミアン・ピナス UFC 公式サイト
- 1 2 Damian Pinas: UFC Record, Stats and Baba Yaga Story Fightomic 2026年6月13日
- ↑ ダミアン・ピナス TAPOLOGY 公式サイト
- ↑ DWCS: Damian Pinas Eager to Kick Off UFC Career, Wants Fight in 2025 Cageside Press 2025年10月1日
- ↑ UFC Fight Night 268 video: Damian Pinas drills Wesley Schultz MMA Junkie 2026年2月28日
- ↑ UFC 332 video: Damian Pinas KOs Andrey Pulyaev with sick uppercut MMA Junkie 2026年10月3日