ドンインザムード

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ドンインザムード
欧字表記 Don in the Mood[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 牡[1]
毛色 黒鹿毛[1]
生誕 2022年5月7日(4歳)[1]
父 アジアエクスプレス[1]
母 ハギノウィッシュ[1]
母の父 アグネスタキオン[1]
生国 日本の旗 日本(北海道新冠町)[1]
生産者 松本信行[1]
馬主 山田貢一[1]
調教師 今野貞一(栗東)[1]
競走成績
生涯成績 13戦5勝[1]
中央:11戦5勝
地方:1戦0勝
海外:1戦0勝
獲得賞金 1億4738万8400円[2]
中央:1億3168万6000円[1]
UAE:10万米ドル[3]
(2026年7月26日現在)
勝ち鞍
GIIIレパードS2025年
ListedオアシスS2026年
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ドンインザムード(欧字名:Don in the Mood、2022年5月7日 - )は、日本の競走馬[1]。主な勝ち鞍に2025年のレパードステークス。

馬名の意味は、冠名+曲名[2]。

経歴

デビュー前

2023年8月21日、日高軽種馬農業協同組合の北海道市場にて行われた北海道サマーセールに上場し、馬主の山田貢一に1250万円(税別)で落札された[4]。

2歳(2024年)

2024年10月12日、京都競馬場第4レースの2歳新馬戦(ダート1800m)で、松山弘平を背にデビューした。道中は前に付け、先頭集団をマークする形に。直線に入ると進路を見つけ出し、先頭のクリノバーグマンを交わすと、後続に並ばせず新馬勝ちを決めた[5]。鞍上の松山は「終始、手応えも良くて新馬戦ながらいいレースをしてくれました。最後も狭いところを抜け出してくれて、着差以上に強い競馬だったと思います」と評価した[6]。また、本馬が7番人気であったことや、2着に13番人気のデルマサクラサク、3着に6番人気のクリノバーグマンが入ったこともあり、3連単は148万円を超える波乱を起こした[7]。次走は1勝クラス・もちの木賞を選択。今回も先行策を取り追走して行くが、3コーナー付近でクァンタムウェーブの斜行により不利を受け減速[8]。直線で巻き返しを図ったものの6着に敗れた[9]。

3歳(2025年)

3歳シーズンは1勝クラスから始動した。道中は3番手に付け、直線に入ると、残り100m付近で先頭のナルカミを交わす。後方から来たゴールデンクラウドと最後は並んで入線したが、ハナ差で制し2勝目を挙げた。また本馬が8番人気だったこともあり、3連単は73万円を超える波乱を再度起こした[10]。次走は雲取賞(JpnIII)に登録していたが除外となったため、ヒヤシンスステークス(L)を選択[11]。鞍上には田辺裕信を起用した。前団を追走し直線に入るが、後続のルクソールカフェとプロミストジーンに交わされ3着に敗れた[12]。

陣営は重賞初挑戦・海外初遠征となるUAEダービー(G2)を次走とした[13]。また、鞍上は坂井瑠星との新コンビとなった。最内枠からスタートすると、後方3番手に位置し追走する。3コーナーからハートオブオナーと共に位置を上げて行くと、直線では先頭のアドマイヤデイトナも含めて三つ巴の戦いに。最後は突き放され3着で入線した[14]。管理する今野貞一調教師は「4コーナーから直線の途中まではやったかなと思いました。最後はちょっと苦しくなりました。メンタルは大人びているのですが、体の成長はまだまだこれからです。もっともっと走ってくると思うので次も頑張りたいと思います」とコメントを残した[15]。次走の3歳上2勝クラスでは、初の1番人気に推されたものの、帰国初戦での疲労の残りや大外枠からのスタートということもあり、前目に付けたが後続に交わされ6着に敗れた[16]。

陣営は次走にレパードステークス(GIII)を選択。一時は抽選により出走も危ぶまれたが、突破したため出走が確定した[17]。レースは弥生賞ディープインパクト記念(GII)の2着馬であるヴィンセンシオや、2連勝中のルグランヴァン、ロードラビリンスに人気を譲り、単勝オッズ8.9倍の5番人気で迎えた。好スタートを切ると、道中は先行の形を取り、3番手辺りへ。残り200mに入った直線で先頭に立ち、鞍上の鞭に応え、少しずつ後続を離して重賞初制覇を飾った[18][19][20]。また、この勝利により父アジアエクスプレスとの父子制覇となった他、ジャパンダートクラシック(JpnI)への優先出走権が与えられた[21]。次走には優先出走権を手にしているJDCへ松山弘平とのコンビ継続での出走を決めた[22]。迎えたJDCは道中逃げるナルカミにの2番手でレースを進めたが、3角でナチュラルライズに交わされるとそのままズルズルと後退していき勝ったナルカミから4.6秒差の11着と大敗している[23]。2ヶ月の休養を挟み、12月21日に得意の左回りである中京競馬場で行われるOP競走のコールドムーンSへ新コンビの荻野極と出走した。道中は4コーナーまで11番手と後方からレースを進め、残り200mから一気に加速し猛然と末脚を伸ばすも先んじて抜け出したダノンフィーゴを捉えきれず1/2馬身差の2着と惜敗した[24]。

4歳(2026年)

4歳となった今年初戦には2月15日東京競馬場で行われるOP競走のバレンタインSへ引き続き荻野とのコンビで出走した。前走の結果かつ得意の左回りということもあり1番人気に押された。道中は6番手と中団を進み直線を迎えるが残り200m付近までなかなかエンジンがかからず伸びきれないかと思われたところ、残り200mを超えると一気に末脚を伸ばし2番手まで上がるがハナを取ったウェットシーズンを1/2馬身差捉えられず連続2着と惜敗した[25]。2戦連続2着の悔しさを晴らすべく次走には同じく東京競馬場で行わるリステッド競走のオアシスSを選択した。このレースにはGⅡプロキオンS以来であるテーオーパスワードやGⅠフェブラリーS以来のペリエールやその他東京巧者の馬たちが出走する中、2番人気での出走となった。道中は前走と同じ6番手のポジションでレースを進めていった。プロトポロスが大逃げを打ち、最初の1000mを58.2秒というペースで直線を迎えると荻野の鞭に応えるようにグングン脚を伸ばし早めにプロトポロスを捉えると内から伸びてくるテーオーパスワードとの200mほどにも及ぶ激しい追い比べを3/4馬身差制しレパードS以来となる勝利を手にした[26][27]。レース後コメントで荻野は「馬が充実していますね。この舞台は合うと思っていましたし、その通り力を示してくれました。この勝利で弾みをつけていきたい」[28]と馬の充実っぷりを示した。

欅Sを快勝後次走に東海Sを選択し、レースでは近走の勝ちっぷりから単勝オッズ1.8倍で1番人気の支持を受けた。スタートから先行体制を取り2番手に付けたが勝ち馬のマテンロウコマンドの切れ味に屈し、逃げたメイショウハチローも交わせずに3着と惜敗した[29]。

次走は武蔵野Sを予定[30]。

競走成績

以下の内容は、JBISサーチ[31]、netkeiba.com[32]、レーシング・ポスト[33]およびエミレーツ競馬協会[34]に基づく。

競走日競馬場競走名格距離(馬場)頭
数
枠
番
馬
番
オッズ
(人気)
着順タイム
(上り3F)
着差騎手斤量
[kg]
1着馬(2着馬)馬体重
[kg]
2024.10.12 京都 2歳新馬 ダ1800m(良) 16 7 14 18.1(7人) 1着 1:55.0(39.2) -0.2 松山弘平 56 (デルマサクラサク) 504
11.3 京都 もちの木賞 1勝 ダ1800m(重) 12 6 7 23.4(6人) 6着 1:53.9(39.5) 2.3 松山弘平 56 クァンタムウェーブ 508
2025.1.6 中京 3歳1勝クラス ダ1800m(良) 12 1 1 55.7(8人) 1着 1:53.3(38.3) 0.0 松山弘平 57 (ゴールデンクラウド) 510
2.23 東京 ヒヤシンスS L ダ1600m(良) 10 7 7 48.3(9人) 3着 1:38.0(35.8) 0.4 田辺裕信 57 ルクソールカフェ 518
4.5 メイダン UAEダービー G2 ダ1900m(Fs)[注 1] 9 1 2 9.0(5人) 3着 1:59.54 0.41 坂井瑠星 57 Admire Daytona 計不
6.22 阪神 3歳上2勝クラス ダ1800m(良) 15 8 15 2.1(1人) 6着 1:53.7(39.0) 0.6 松山弘平 55 アウトドライブ 518
8.10 新潟 レパードS GIII ダ1800m(不) 15 1 1 8.9(5人) 1着 1:50.5(36.8) -0.1 松山弘平 57 (ルヴァンユニベール) 522
10.8 大井 ジャパンDクラシック JpnI ダ2000m(良) 16 6 11 27.4(6人) 11着 2:08.3(43.1) 4.6 松山弘平 57 ナルカミ 524
12.21 中京 コールドムーンS OP ダ1400m(稍) 16 4 7 3.7(2人) 2着 1:22.6(35.4) 0.1 荻野極 57 ダノンフィーゴ 518
2026.2.15 東京 バレンタインS OP ダ1400m(良) 16 3 6 3.4(1人) 2着 1:23.1(35.2) 0.1 荻野極 57.5 ウェットシーズン 530
4.26 東京 オアシスS L ダ1600m(稍) 15 2 3 2.9(2人) 1着 1:35.6(35.4) -0.1 荻野極 57.5 (テーオーパスワード) 536
5.23 東京 欅S OP ダ1400m(稍) 16 2 3 1.9(1人) 1着 1:22.0(35.8) -1.2 荻野極 59 (ペイシャケイプ) 538
7.26 中京 東海S GIII ダ1400m(良) 14 4 5 1.8(1人) 3着 1:23.3(37.2) 0.5 荻野極 58 マテンロウコマンド 540
  • 海外の競走の「枠番」欄にはゲート番を記載
  • 海外のオッズ・人気は現地主催者発表のもの(日本式のオッズ表記とした)
  • 競走成績は2026年7月26日現在

血統表

ドンインザムードの血統(出典[§ 1])
父系 ストームキャット系(ストームバード系) [§ 2]
父
*アジアエクスプレス
栗毛 2011
父の父
*ヘニーヒューズ
栗毛 2003
*ヘネシー Storm Cat
Island Kitty
Meadow Flyer Meadowlake
Shortley
父の母
*ランニングボブキャッツ
鹿毛 2002
Running Stag Cozzene
Fruhlingstag
Backatem Notebook
Deputy's Mistress
母
ハギノウィッシュ
鹿毛 2009
アグネスタキオン
栗毛 1998
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
アグネスフローラ *ロイヤルスキー
アグネスレディー
母の母
*アヴェニューズレディ
黒鹿毛 2001
Avenue of Flags Seattle Slew
Beautiful Glass
Lady Sauce Boat Sauce Boat
Lady Barbizon
母系 (F-No.) アヴェニューズレディ(USA)系  (FN: 12-d) [§ 3]
出典
  1. ↑ [37]
  2. ↑ [38]
  3. ↑ [37]

脚注

注釈

  1. ↑ 馬場状態の発表は「Fast」[35]。これをJRAは「良」と発表した[36]。馬場状態#ダートコース参照。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 “ドンインザムード”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年8月10日閲覧。
  2. 1 2 “競走馬情報 ドンインザムード”. 日本中央競馬会. 2025年8月10日閲覧。
  3. ↑ “2025ドバイ・ワールドカップ・デイ施行競走 登録要綱(簡易版)”. 2025年8月10日閲覧。
  4. ↑ “結果速報/Sales Result”. 日高軽種馬農業協同組合. 2025年8月11日閲覧。
  5. ↑ 「【京都4R・2歳新馬】ドンインザムードが器用に馬群さばき抜けだしV 松山弘平騎手「着差以上に強い競馬」」『スポーツ報知』。2025年8月11日閲覧。
  6. ↑ 「ドンインザムード馬群割って好位抜け出し「着差以上に強い競馬」と松山騎手評価/新馬戦」『日刊スポーツ』。2025年8月11日閲覧。
  7. ↑ 「3連単148万円超! 7番人気の伏兵ドンインザムード快勝で大波乱【京都4R・2歳新馬】」『東京スポーツ』。2025年8月11日閲覧。
  8. ↑ “レース結果 JRA”. jra.jp. 2025年8月11日閲覧。
  9. ↑ 「【もちの木賞】(京都)クァンタムウェーブがクビ差の接戦を制す」『ラジオNIKKEI』。2025年8月11日閲覧。
  10. ↑ 「上位人気馬総崩れで波乱の一戦は8番人気ドンインザムードが制す【中京4R・3歳1勝クラス】」『東京スポーツ』。2025年8月11日閲覧。
  11. ↑ 「【3歳次走報】ドンインザムードは雲取賞に登録も除外ならヒヤシンスSへ」『サンスポZBAT!』。2025年8月11日閲覧。
  12. ↑ 「【ヒヤシンスS】(東京)ルクソールカフェが人気に応え、馬場の真ん中から突き抜ける」『ラジオNIKKEI』。2025年8月11日閲覧。
  13. ↑ 「ヒヤシンスS3着ドンインザムードはUAEダービーへ 今野調教師「1900メートルなら面白い」【次走報】」『東京スポーツ』。2025年8月11日閲覧。
  14. ↑ 「【UAEダービー】アドマイヤデイトナが粘り切って日本勢4連覇! ドンインザムードも3着奮闘」『東京スポーツ』。2025年8月11日閲覧。
  15. ↑ 「【UAEダービー】今野師「まだまだこれから」ドンインザムードは惜しい3着」『競馬のおはなし』。2025年8月11日閲覧。
  16. ↑ “2025年6月22日阪神12R | 競馬ブック”. 競馬ブック. 2025年8月11日閲覧。
  17. ↑ 「【レパードS】ドンインザムード 雨にも負けず重賞初V 抽選突破&最内枠の運も味方に 松山「今は左回りがいいと思う」」『デイリースポーツ』。2025年8月11日閲覧。
  18. ↑ 「【レパードS】ドンインザムードが好位から力強く抜け出し重賞初制覇!」『サンスポZBAT!』。2025年8月10日閲覧。
  19. ↑ 「【レパードステークス結果&コメント】ドンインザムード重賞初V 松山弘平「現時点では左回りのほうがいい」」『東京スポーツ』。2025年8月10日閲覧。
  20. ↑ 「ドンインザムードが重賞初制覇、松山騎手「しっかりとスピードに乗ってくれた」/レパードS」『日刊スポーツ』。2025年8月10日閲覧。
  21. ↑ 「【レパードS】ドンインザムード父子制覇!ドバイ帰り2走目で重賞初制覇」『スポーツニッポン』。2025年8月11日閲覧。
  22. ↑ “【3歳以上・注目馬動向】デルアヴァーは荻野極騎手で神戸新聞杯へ ドンインザムードは松山弘平騎手でジャパンダートクラシック | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年4月29日閲覧。
  23. ↑ “【大井・ジャパンダートクラシック結果】ナルカミが逃げ切って3歳ダート界の頂点に立つ | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年4月29日閲覧。
  24. ↑ “【コールドムーンS結果】ダノンフィーゴが人気に応えて2連勝 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年4月29日閲覧。
  25. ↑ “【バレンタインS結果】ウェットシーズンが逃げ切りオープン初勝利 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年4月29日閲覧。
  26. ↑ “【オアシスS結果】ドンインザムードが人気2頭の追い比べを制してV | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年4月29日閲覧。
  27. ↑ “【オアシスS】得意の左回りでドンインザムードが一騎打ち制す 荻野極騎手「すごく充実している」 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年4月29日閲覧。
  28. ↑ “【オアシスS】ドンインザムード 重賞馬の底力示した 荻野極「馬が充実していますね」 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年4月29日閲覧。
  29. ↑ “【東海S結果】マテンロウコマンドが抜け出し重賞連勝 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年9月10日閲覧。
  30. ↑ “【注目馬動向】東海Sで1番人気3着のドンインザムードは武蔵野Sで巻き返しを狙う 東京コースとは相性抜群 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2026年9月10日閲覧。
  31. ↑ “ドンインザムード 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年8月10日閲覧。
  32. ↑ “ドンインザムードの競走成績”. netkeiba. Net Dreamers Co., Ltd.. 2025年8月10日閲覧。
  33. ↑ “Don In The Mood | Race Record & Form | Racing Post”. racingpost.com. 2025年8月11日閲覧。
  34. ↑ “DON IN THE MOOD (JPN) | Emirates Racing Authority”. emiratesracing.com. エミレーツ競馬協会. 2025年8月11日閲覧。
  35. ↑ “Race 5 - UAE Derby Sponsored by Jumeirah | Emirates Racing Authority”. emiratesracing.com. エミレーツ競馬協会. 2025年8月11日閲覧。
  36. ↑ “2025ドバイワールドカップデーのJRA所属馬の成績(発売しないJRA所属馬出走レース)”. jra.go.jp. 日本中央競馬会. 2025年8月11日閲覧。
  37. 1 2 “血統情報:5代血統表|ドンインザムード|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2025年8月10日閲覧。
  38. ↑ “ショウヘイの血統表|競走馬データ - netkeiba.com”. netkeiba.com. 株式会社ネットドリーマーズ. 2025年5月10日閲覧。

外部リンク