ネイサン・マッキノン
| ネイサン・マッキノン | |
|---|---|
|
2020年 | |
| 本名 | ネイサン・レイモンド・マッキノン |
| 原語名 | Nathan Raymond MacKinnon |
| 愛称 | ネイト |
| 生誕 |
1995年9月1日(31歳) ハリファックス |
| 身長 | 6 ft 0 in (1.83 m) |
| 体重 | 200 lb (91 kg; 14 st 4 lb) |
| ポジション | センター |
| シュート | 右打ち |
| 所属チーム | コロラド・アバランチ |
| 代表 |
|
| NHLドラフト |
1巡目 / 全体1位(2013年) コロラド・アバランチ |
| プロ選手期間 | 2013年 – 現在 |
| 獲得メダル | ||
|---|---|---|
| アイスホッケー | ||
| オリンピック | ||
| 2026 ミラノ・コルティナ | ||
| 世界選手権 | ||
| 2015 チェコ | ||
| 2017 ドイツ/フランス | ||
| 4ネーションズフェイスオフ | ||
| 優勝 | 2025 カナダ/アメリカ | |
ネイサン・マッキノン(英語: Nathan MacKinnon, 1995年9月1日 - )は、カナダノバスコシア州ハリファックス生まれのプロアイスホッケー選手。ポジションはセンター。
NHLのコロラド・アバランチに所属しオルタネイト・キャプテンを務めており、同世代の中でも屈指の実力を持つ選手と広く認められている。
経歴
生い立ち
ノバスコシア州ハリファックスで生まれ、地元のマイナーアイスホッケーシステムで育つ[1]。12歳と13歳時はコールハーバ・レッドウィングスのバンタムAAAでプレーし、それぞれ110と145ポイントのシーズンを記録した後、より良いアイスホッケープログラムを求めてミネソタ州フェアリボーのシャタック=セントメアリーズに入学した。最初のシーズンはバンタム・ティア1でプレーし、58試合に出場して101ポイントを記録し[2]、2年目のシーズンはミゼットで40試合に出場して45ゴール93ポイントを記録した[3]。
ジュニア
2011年6月4日、2011年ケベック・メジャージュニアリーグドラフトでベコモー・ドラッカーから全体1位指名を受けたが、マッキノンの権利はハリファックス・ムースヘッズにトレードされた[4]。2013年5月26日、マッキノンはムースヘッズをメモリアル・カップ初優勝に導き、4試合で大会最多の7ゴール6アシスト13ポイントを記録し、最優秀選手とトーナメント・オールスターチームに選ばれた[5]。
コロラド・アバランチ
2013年6月30日、コロラド・アバランチはドラフト全体1位指名権を使ってマッキノンを指名し、マッキノンはアバランチと3年間のエントリーレベル契約を結んだ[6]。2013-14シーズン開幕戦となる10月2日にNHLデビューを果たし、コロラド・アバランチ史上最年少のレギュラーシーズンゲーム出場となった[7]。シーズン全82試合に出場、24ゴール39アシストで新人最多の63ポイントを記録し、新人王に贈られるカルダー記念賞を受賞し、このトロフィーを獲得した史上最年少選手となった[8]。NHLオールルーキーチームにも選出された。
2016-17シーズン開幕直前に、アバランチのオルタネイト・キャプテンに就任することが発表された[9]。
2017-18シーズン開幕前にスポーツ心理学者を雇ったことがプレーの改善に繋がり、リーグ屈指の選手へと成長した[10]。シーズン終了後にはキャリアで初めてハート記念賞とテッド・リンジー賞の最終候補に選出された[11][12]。
2020年9月11日、レディ・ビング記念賞を受賞した[13]。このトロフィーは「最高のスポーツマンシップと紳士的な振る舞いと高いレベルのプレー能力を兼ね備えていると判断された選手」に贈られる。また、2度目となるハート記念賞とテッド・リンジー賞の最終候補にも選ばれた[14][15]。
新型コロナウイルスの影響で短縮された2020-21シーズン、アバランチはレギュラーシーズン王者としてプレジデンツトロフィーを獲得した。マッキノンはレギュラーシーズン48試合で20ゴール、45アシスト、65ポイントを記録し、キャリアで3度目のハート記念賞の最終候補に選ばれた[16]。
2022年1月26日、ボストン・ブルーインズのテイラー・ホールのスティックにより、鼻骨骨折と脳震盪を起こし、4試合とNHLオールスターゲームを欠場した[17]。2021-22シーズンは65試合に出場、32ゴール、56アシスト、88ポイントを記録した。アバランチはウェスタン・カンファレンスのトップシードとなり、6月26日、マッキノンはアバランチと共に自身初のスタンレーカップ優勝を果たした。[18]プレーオフ全20試合に出場し、最多の13ゴール、11アシスト、24ポイントを記録した。
2022年9月20日、アバランチと当時リーグ史上最高額の8年総額1億80万ドルの契約延長を締結した[19]。2023-24シーズンは全82試合に出場し、ゴール数(51)、アシスト数(89)、ポイント数(140、アバランチ記録)でキャリアハイの成績を収め、アート・ロス記念賞では2位となったが、ついにレギュラーシーズン最優秀選手としてテッド・リンジー賞とハート記念賞を受賞した[20]。
2025年3月10日、シカゴ・ブラックホークスに3-0で勝利した試合で、リーグ史上100人目の通算1,000ポイントを記録した。2024-25シーズン終了後、4度目のテッド・リンジー賞の最終候補に選ばれ[21]、リーグ最多の84アシスト、次点の116ポイントを記録した。
2025年10月7日、アバランチの2025-26シーズン開幕戦で、マッキノンはロサンゼルス・キングスに4-1で勝利した試合で2アシストを記録し、1995-96シーズン前の移転以来、ジョー・サキックを抜いてフランチャイズ史上最多ポイント記録保持者となった[22]。12月11日のフロリダ・パンサーズ戦で通算392ゴール目を記録し、ジョー・サキックを抜いてフランチャイズ史上最多得点記録を更新した[23]。2025-26シーズンを53ゴールで終え、フランチャイズ初、そして自身初のロケット・リシャール賞を受賞した。[24]また、5度目のハート記念賞ファイナリストに選出された。[25]
代表歴
2014年のアイスホッケー世界選手権でシニア代表デビューを果たした。 2015年の世界選手権でカナダは10勝0敗で2007年以来となる金メダルを獲得し、大会で4ゴール5アシストを記録した[26]。 NHLは2016年アイスホッケー・ワールドカップを開催し、チーム・ノース・アメリカの一員として出場した。 2017年の世界選手権でカナダ代表に復帰し、スウェーデンに次ぐ銀メダルを獲得した[27]。
リーグは2025年2月に4ネーションズ・フェイスオフを主催し、4試合で4得点を挙げ、大会の最優秀選手に選ばれた[28]。同年の世界選手権に出場し、カナダはグループリーグを1位で終え、チーム最多ポイントを記録した[29]。シーズン終了後に2025年のIIHF年間男子選手賞のファイナリストに選出された。[30]
マッキノンは2014年以来初めてNHLが参加する2026年ミラノ冬季オリンピックのカナダ代表チームに選ばれ[31]、準決勝と決勝ではオルタネイト・キャプテンを務めた。
詳細情報
レギュラーシーズンとプレーオフでの成績
太字はリーグトップ
| レギュラーシーズン | プレーオフ | |||||||||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| シーズン | チーム | リーグ | 試合 | G | A | Pts | PIM | GP | G | A | Pts | PIM | ||
| 2007–08 | Cole Harbour Wings | Bantam AAA | 50 | — | — | 110 | — | — | — | — | — | — | ||
| 2008–09 | Cole Harbour Wings | Bantam AAA | 35 | — | — | 145 | — | — | — | — | — | — | ||
| 2009–10 | シャタック=セントメアリーズ | Bantam AAA | 58 | 54 | 47 | 101 | 56 | — | — | — | — | — | ||
| 2010–11 | シャタック=セントメアリーズ | Midget AAA | 40 | 45 | 48 | 93 | 72 | — | — | — | — | — | ||
| 2011–12 | ハリファックス・ムースヘッズ | QMJHL | 58 | 31 | 47 | 78 | 45 | 17 | 13 | 15 | 28 | 12 | ||
| 2012–13 | ハリファックス・ムースヘッズ | QMJHL | 44 | 32 | 43 | 75 | 45 | 17 | 11 | 22 | 33 | 12 | ||
| 2013–14 | コロラド・アバランチ | NHL | 82 | 24 | 39 | 63 | 26 | 7 | 2 | 8 | 10 | 4 | ||
| 2014–15 | コロラド・アバランチ | NHL | 64 | 14 | 24 | 38 | 34 | — | — | — | — | — | ||
| 2015–16 | コロラド・アバランチ | NHL | 72 | 21 | 31 | 52 | 20 | — | — | — | — | — | ||
| 2016–17 | コロラド・アバランチ | NHL | 82 | 16 | 37 | 53 | 16 | — | — | — | — | — | ||
| 2017–18 | コロラド・アバランチ | NHL | 74 | 39 | 58 | 97 | 55 | 6 | 3 | 3 | 6 | 4 | ||
| 2018–19 | コロラド・アバランチ | NHL | 82 | 41 | 58 | 99 | 34 | 12 | 6 | 7 | 13 | 2 | ||
| 2019–20 | コロラド・アバランチ | NHL | 69 | 35 | 58 | 93 | 12 | 15 | 9 | 16 | 25 | 12 | ||
| 2020–21 | コロラド・アバランチ | NHL | 48 | 20 | 45 | 65 | 37 | 10 | 8 | 7 | 15 | 2 | ||
| 2021–22 | コロラド・アバランチ | NHL | 65 | 32 | 56 | 88 | 42 | 20 | 13 | 11 | 24 | 8 | ||
| 2022–23 | コロラド・アバランチ | NHL | 71 | 42 | 69 | 111 | 30 | 7 | 3 | 4 | 7 | 4 | ||
| 2023–24 | コロラド・アバランチ | NHL | 82 | 51 | 89 | 140 | 42 | 11 | 4 | 10 | 14 | 4 | ||
| 2024–25 | コロラド・アバランチ | NHL | 79 | 32 | 84 | 116 | 41 | 7 | 7 | 4 | 11 | 2 | ||
| 2025–26 | コロラド・アバランチ | NHL | 80 | 53 | 74 | 127 | 39 | 13 | 7 | 8 | 15 | 6 | ||
| NHL 合計 | 950 | 420 | 722 | 1,142 | 428 | 108 | 62 | 78 | 140 | 48 | ||||
国際大会
| 年度 | チーム | 大会 | 結果 | GP | G | A | Pts | PIM | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2011 | Canada Atlantic | U17 | 5位 | 5 | 5 | 3 | 8 | 0 | |
| 2012 | Canada Atlantic | U17 | 7位 | 5 | 1 | 3 | 4 | 2 | |
| 2012 | カナダU18 | IH18 | 1位 | 5 | 5 | 6 | 11 | 18 | |
| 2013 | カナダU20 | WJC | 4位 | 6 | 0 | 1 | 1 | 4 | |
| 2014 | カナダ | WC | 5位 | 8 | 1 | 3 | 4 | 8 | |
| 2015 | カナダ | WC | 10 | 4 | 5 | 9 | 6 | ||
| 2016 | ノースアメリカ | WCH | 5位 | 3 | 2 | 1 | 3 | 2 | |
| 2017 | カナダ | WC | 10 | 6 | 9 | 15 | 6 | ||
| 2025 | カナダ | 4NF | 4 | 4 | 0 | 4 | 0 | ||
| 2025 | カナダ | WC | 5位 | 8 | 7 | 6 | 13 | 10 | |
| 2026 | カナダ | OG | 6 | 4 | 3 | 7 | 2 | ||
| ジュニア 合計 | 21 | 11 | 13 | 24 | 24 | ||||
| シニア 合計 | 49 | 28 | 27 | 55 | 34 | ||||
賞歴
- カルダー記念賞(新人王):2014年
- NHLオールルーキーチーム:2014年
- NHLオールスターゲーム選出:7回(2017年 - 2020年、2022年、2023年、2024年)
- NHLオールスタースキルコンペ優勝:ワンタイマーショット1回(2024年)
- レディ・ビング記念賞:1回(2020年)
- スタンレー・カップ優勝:1回(2022年)
- テッド・リンジー賞:1回(2024年)
- ハート記念賞:1回(2024年)
- モーリス・"ロケット"・リシャール賞:1回(2026年)
- NHLオールスターチーム
- 1stチーム:2回(2024年、2025年)
- 2ndチーム:3回(2018年、2020年、2026年)
- 4ネーションズ・フェイスオフ最優秀選手:2025年
記録
コロラド・アバランチ記録
- 通算延長戦最多ゴール数(15)
- NHL初ゴールを記録した最年少選手(18歳41日)
- シーズン最多ポイント(140ポイント、2023-24シーズン)
- シーズン最多2ポイントゲーム数(44試合、2023-24シーズン)
背番号
- 29(2013年 - )
脚注
- ↑ 「Nate the kid」ESPN Insider 2010年2月25日
- ↑ 「2009-2010 Boys Bantam Tier I Stats」Shattuck-St. Mary's
- ↑ 「2010-2011 Boys U16 Stats」Shattuck-St. Mary's
- ↑ 「Mooseheads acquire MacKinnon」Halifax Mooseheads 2011年7月13日
- ↑ 「Nathan MacKinnon's hat trick leads Halifax Mooseheads to Memorial Cup win」The Canadian Press 2013年5月27日
- ↑ 「AVS SIGN FIRST-OVERALL PICK MACKINNON TO ENTRY-LEVEL DEAL」The Canadian Press 2013年7月9日
- ↑ 「Avs’ MacKinnon gets 2 points in rout of Ducks」AP通信 2013年10月3日
- ↑ 「Youngest winner of NHL Rookie of the Year award」Guinness World Records
- ↑ 「Avs Name Alternate Captains For 2016-17 Season」NHL.com 2016年10月14日
- ↑ 「The Secret to Nathan MacKinnon’s Success」CEP Mindset
- ↑ 「Hart Trophy finalists unveiled」NHL.com 2018年4月28日
- ↑ 「Ted Lindsay finalists unveiled」NHL.com 2018年4月27日
- ↑ 「MacKinnon of Avalanche wins Lady Byng Trophy for gentlemanly conduct」NHL.com 2020年9月12日
- ↑ 「MacKinnon Named Hart Memorial Trophy Finalist」NHL.com 2020年7月22日
- ↑ 「Ted Lindsay Award winner to be announced before Game 2 of Cup Final」David Satriano 2020年9月21日
- ↑ 「Hart Trophy winner to be announced」David Satriano 2021年6月29日
- ↑ 「Colorado Avalanche center, All-Star captain Nathan MacKinnon sidelined by facial fracture, concussion」ESPN News Services 2022年1月28日
- ↑ 「MacKinnon finally wins Cup with Avalanche after years of disappointment」Nicholas J. Cotsonika 2022年6月27日
- ↑ 「Nathan MacKinnon signs eight-year contract extension with Avalanche」The Denver Post 2022年9月20日
- ↑ 「Nathan MacKinnon Wins Hart Memorial Trophy and Ted Lindsay Award」Colorado Avalanche 2024年6月28日
- ↑ 「Kucherov, MacKinnon, Makar named Ted Lindsay Award finalists」NHL.com 2025年5月1日
- ↑ 「MacKinnon sets Avalanche points record in opening win against Kings」Dan Greenspan 2025年10月8日
- ↑ 「MacKinnon Sets Record For Most Goals in Avalanche Team History as Colorado Defeats Florida 6-2」Coby Maeir 2025年12月12日
- ↑ 「McDavid wins Art Ross, MacKinnon wins Maurice 'Rocket' Richard」NHLPR 2026年4月17日
- ↑ 「Kucherov, MacKinnon, McDavid named Hart Trophy finalists」NHL.com, May 09, 2026 | 2026年6月12日閲覧
- ↑ 「Canada’s National Men’s Team wins gold medal at 2015 IIHF Ice Hockey World Championship」Hockey Canada 2015年5月18日
- ↑ 「Canada strikes silver following Sweden shootout at IIHF worlds」Asif Hossain 2017年5月21日
- ↑ 「Nathan MacKinnon Takes Home 4 Nations Face-Off MVP」 Coby Maeir 2025年2月21日
- ↑ 「MacKINNON Nathan」IIHF
- ↑ 「2025 IIHF Male POTY candidates」by Andrew PODNIEKS , IIHF|06 JUN 2025 2026年7月14日閲覧
- ↑ 「Canada name men's ice hockey roster for Milano Cortina 2026, including 2010 and 2014 champs Crosby and Doughty」IOC 2026年1月1日