パブ・ロック
目次
パブロック
| パブロック | |
|---|---|
| 様式的起源 | ロックンロール、ルーツ・ミュージック、フォークロック、ロカビリー、フォーク・ソング、ルーツ・ロック |
| 文化的起源 |
1970年代 ロンドン、エセックス |
| 使用楽器 | ギター、ベース、ドラムセット、ピアノ |
| 派生ジャンル | プロトパンク、パンク・ロック、ニュー・ウェイヴ、モッズ・リバイバル |
概要
[編集]アメリカからイギリスに渡ったエッグズ・オーバー・イージー[2]が、パブで演奏し始めたのが、初期のパブ・ロック・バンドの例である。その後、ブリンズリー・シュウォーツ[注釈 1]、ドクター・フィールグッド、キルバーン&ハイローズ[注釈 2]グレアム・パーカー、ニック・ロウ、イアン・デューリーらが続いた。
ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、キンクスなど、アメリカの1950-60年代のロックンロールやブルース、リズム&ブルース、フォーク・ミュージックに影響されたバンドが勃興したいわゆるブリティッシュ・インヴェイジョンが1964年以降に起きた。そのようなヒットを出せたバンドとは異なり、演奏場所が確保できないようなバンドが、シンプルな曲構成と演奏、労働者階級を意識した作詞を持ち味とし、パブで演奏し始めたのがパブロックのルーツである。The 101'ersに所属したジョー・ストラマー(ザ・クラッシュのボーカル/ギター)など、後にパンク・ロックでデビューしたロッカーの中にも、パブロック・シーンにいたミュージシャンもいた。
これらのバンドは、ロック市場が肥大化した時代とは逆に、キャパシティの小さなホール・クラブで少人数に対してライブを行うスタイルが、音楽ファンの親近感を呼んだ。パブで演奏しているバンド群「パブ・ロック」と呼ばれるようになった。エッグズ・オーバー・イージーは、それまでケンテイッシュタウンのTally Hoというジャズしか演奏しないパブで、ジャズ以外の音楽を演奏した最初のバンドになった[3]。彼らの行動は、ニック・ロウらのローカル・ミュージシャンを大いに刺激した。
パブロックと一口に言っても音楽性は多様で、バンドごとに音楽スタイルは異なり、ロックンロールを中心にしたバンドもいれば、ブルースを主体とするバンド、カントリー・ロック、フォーク・ロックのバンド、ガレージロック・バンドなどさまざまであった。
代表的なアーティスト
[編集]関連項目
[編集]脚注
[編集]注釈
[編集]- 1 2 ニック・ロウ、イアン・ゴムらが在籍した
- ↑ イアン・デューリーが在籍した
- ↑ 「ヒット・ミー・ウィズ・ユア・リズム・スティック」などファンクのダンスナンバーの傑作を発表した
- ↑ ファーストアルバム収録の「アリスン」は他のミュージシャンにもカバーされた
- ↑ カントリー・ロックを演奏したバンド
- ↑ 80年代にはアメリカでも小ヒットを出した
- ↑ ミック・グリーンが在籍したバンド
- ↑ カントリー・ロック・バンドである
- ↑ 71年に「アイ・ヒア・ユー・ノッキング」のヒットを出している
- ↑ パブロックからパンクロックへと転換したグループ
- ↑ ダムドをプロデュース。ニック・ロウ自身は78年にニューウェイヴ・アルバムを発表した。
出典
[編集]- ↑ “パブ・ロック[pub rock](パブロック)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2024年6月22日閲覧。
- ↑ “Eggs Over Easy Songs, Albums, Reviews, Bio & M...” (英語). AllMusic. 2024年6月22日閲覧。
- ↑ Pub Rock at the Wayback Machine (archived 2010-07-17)