パンテオン地溝帯

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パンテオン地溝帯
Pantheon Fossae in Caloris Basin
種類 地溝帯
座標 北緯30度30分 西経197度00分 / 北緯30.5度 西経197.0度 / 30.5; -197.0座標: 北緯30度30分 西経197度00分 / 北緯30.5度 西経197.0度 / 30.5; -197.0
名の由来 パンテオン

パンテオン地溝帯(パンテオンちこうたい、英語: Pantheon Fossae)は、水星のカロリス盆地中央部にある放射状の溝[1]。伸張性断層(英語版)によって形成された地溝であり、中心付近には大きさが約40 kmのクレーターがある。この地溝帯がなぜこのような形になったのか、正確なところはまだ分かっていない[2]。公式に命名される前は「クモ」と通称されていた[3]。

名称はローマにある、古典的なドーム状の屋根をもつパンテオン神殿からとられた[4]。パンテオンのドームはその頂上にある円形の開口部から放射状にくぼんだ羽目板が広がっており、水星のパンテオン地溝帯もこの形を連想させる。そのため、パンテオン地溝帯の中心付近にあるクレーターも、現在ではパンテオンの建設者として知られるダマスカスのアポロドーロスにちなみ、アポロドーロスと命名されている。この地形を発見した水星探査機メッセンジャーに携わる科学者は、アポロドーロスクレーターが、この地溝帯の生成に影響したのか、単に後から放射状の地形の中心近くに隕石が衝突しただけなのか議論を行っている[3]。

脚注

  1. ↑ “Pantheon Fossae”. Gazetteer of Planetary Nomenclature. USGS Astrogeology Science Center. 2015年5月1日閲覧。
  2. ↑ Shiga, David (30 January 2008). “Bizarre spider scar found on Mercury's surface”. NewScientist.com news service
  3. 1 2 MESSENGER: MErcury Surface, Space ENvironment, GEochemistry, and Ranging Archived 2013-02-13 at WebCite
  4. ↑ “水星の地形に名前がつけられた”. Astro Arts (2008年4月30日). 2020年1月26日閲覧。