ファリド・バシャラート

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ファリド・バシャラート
本名 ファリド・バシャラート
(Farid Basharat)
生年月日 (1997-08-02) 1997年8月2日(29歳)
出身地 アフガニスタン・イスラム共和国の旗 アフガニスタン
パクティヤー州ズルマト地区
通称 フェロシャス
(Ferocious)
国籍 アフガニスタン・イスラム共和国の旗 アフガニスタン
イングランドの旗 イングランド
身長 172.7 cm (5 ft 8 in)
体重 61.7 kg (136 lb)
階級 フェザー級 (2019年、2024年)
バンタム級 (2016年 - 2018年、2020年 - )
リーチ 180.3 cm (71 in)
スタイル ブラジリアン柔術
キックボクシング
テコンドー
スタンス オーソドックス
拠点 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ネバダ州ラスベガス
イングランドの旗 イングランド
ロンドン
チーム レガシー・フィット・ロンドン (2016年 - 2022年)
エクストリーム・クートゥア (2022年 - 2024年)
アメリカン・トップチーム (2024年 - )
師匠 ロバート・ドリスデール
トレーナー マイク・トーマス・ブラウン (ヘッドコーチ)
アーテム・レヴィン (打撃コーチ)
キング・モー (寝技コーチ)
スティーブ・モッコ(英語版) (レスリングコーチ)
ランク ブラジリアン柔術 (黒帯)
現役期間 2018年 -
総合格闘技記録
試合数16
勝利16
ノックアウト1
タップアウト6
判定9
敗戦0
アマチュア総合格闘技記録
試合数4
勝利4
ノックアウト2
タップアウト1
判定1
敗戦0
その他
著名な親族 ジャビッド・バシャラート (兄)
総合格闘技記録 - SHERDOG
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ファリド・バシャラート(Farid Basharat、1997年8月2日 - )は、アフガニスタンとイングランドの男性総合格闘家。パクティヤー州ズルマト地区出身。アメリカン・トップチーム所属。ファリド・バシャラットとも表記される。

来歴

アフガニスタンで生まれ、幼少期に母と兄ジャビッドと共に難民としてロンドンへ移住。現地で父と再会し、4人で新たな生活を開始した。移住した当初は言語の壁にぶつかり、学校でのコミュニケーションが取れず、車がないためその学校に通うために何マイルも歩くなど過酷な状況を経験した。2008年北京オリンピックで同郷のテコンドー選手、ロフラ・ニクパイが銅メダルを獲得したことに触発され、13歳の時にテコンドーを始めた。また、兄のジャビッドとはテレビチャンネルの争いからテコンドーの練習時間まで常に競争していた。15歳から総合格闘技を見据え基盤としてキックボクシングの基礎的な練習に取り組み、19歳で本格的にMMAのトレーニングを開始した[1][2]。

総合格闘技

2016年にアマチュアデビュー。イギリス国内のローカル団体に出場し、4勝0敗の戦績を収めた。2018年にプロデビュー。イングランド開催のFSC・UCMMA・OKTAGON等に参戦して勝ち星を積み重ね、デビューから8連勝を記録した[3]。

2022年9月13日、Dana White's Contender Series 45でアラン・ベゴッソと対戦。試合直前の練習で肘の靱帯損傷を負った状態で強行出場したが、3-0の判定勝ちを収めUFCとの契約権を獲得した[4]。

UFC

2023年3月4日、UFC初参戦となったUFC 285でダモン・ブラックシアと対戦し、3-0の判定勝ち[5]。

2024年1月13日、UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker 2でテイラー・ラピルスと対戦し、3-0の判定勝ち[6]。

2025年10月4日、UFC 320でクリス・グティエレスと対戦し、3-0の判定勝ち[7]。

2026年2月7日、UFC Fight Night: Bautista vs. Oliveiraでジェアン・マツモトと対戦し、2-1の判定勝ち[8]。

2026年10月14日、前戦のジョン・ガルザ戦で契約満了を迎えていたが、UFCがバシャラートに再契約を提示せずロースターから除外されたことが報じられ、UFC戦績は7戦無敗にも関わらず離脱することとなった[9]。

組織での時間は信じられないほど成功したものでした。オクタゴン内で成し遂げたことに誇りと満足を感じています。無敗の記録を残して去ります。私の階級で最長の連勝記録を保持し、UFC全体で4番目に長い連勝記録です。私は世界最高のバンタム級選手だと思います。怪我や体重の不利に関わらず、いつも全力で戦いました。タイトルに近づくためにいつも最強の相手を求めました。しかし、私の離脱は明らかに私の戦闘能力とは関係ありません。不幸なことに、組織は昔のようなものではなくなりました。彼らは我々が育ってきた、愛した方向とは異なる場所へ向かっています。最後の試合以来、契約や相手のオファーを受け取っておらず、待ちましたが何も来ませんでした。在籍中、一度も試合を断ったことはありません。過去数年間で素晴らしい関係を築いたUFCスタッフに感謝します。そして、最も重要なのは、すべてのサポートをくれたファンにありがとう。私はまだ若い、最高のものはこれから来る。 — ファリド・バシャラート

一連の動向に関して、アミル・アルバジやベラル・ムハマッドは同情の意を示したが、一方で同階級のペイトン・タルボットは「6回が判定決着だからな(6 decisions bro)」と泣き顔の絵文字付きでコメント。これに対してバシャラートは「俺はお前みたいに、40歳のロートル3人と戦わせてもらえるような贅沢なマッチメイクはされてない」と反論し、タルボットは続けて「へえ、お前が相手なら彼らも判定でボコれてただろうね。っていうか、俺は今日までお前がUFCファイターだったことすら知らなかったよ」と言い放つなど、SNS上で議論を呼んだ[10]。

人物・エピソード

  • アフガニスタンとイングランドの二重国籍であり、英語、パシュトー語、ダリー語の3カ国語を話すことができる。
  • 試合で国籍・国旗が表示されない理由は、故郷アフガニスタンの政治情勢とUFCによる認識規則が関係している。
    • 2021年にアフガニスタンで現政権(ターリバーン)が実権を握り、国旗が変更された。しかし、この現政権や新しい国旗は国際的に広く認知されておらず、UFCも公式な国旗として認めていない。
    • バシャラート兄弟や他のアフガニスタン出身選手(ナスラット・ハクパラストなど)は、以前の「黒・赤・緑」の国旗を掲げて入場することを希望していたが、UFC側から「すでに消滅した旧政府の旗であり、現在は公式な国旗ではない」として、使用の許可が下りなかった。
    • 幼少期に難民としてイングランドへ移住し、イギリス国籍(市民権)も保持しているが、アイデンティティーはアフガニスタンに深く根差している。そのため、中継放送やUFC公式プロフィールで母国の国旗を出せない状況において、敢えてイギリス代表として大々的に表示することを避けた結果、生放送で「国旗なし(空白)」の状態となっている。
  • 非営利団体「Future4Orphans(フューチャー・フォー・オーファンズ)」の公式アンバサダーとして、母国アフガニスタンの孤児のための教育や長期的な福祉を提供する学校建設を支援している[11]。
  • ファリドのファイトスタイルは、UFC世界二階級制覇王者のジョン・ジョーンズから強く影響を受けていると明かし、UFC 285のメインイベント直前の舞台裏で、莫大なプレッシャーが掛かる筈のジョーンズが非常にリラックスし、プロセスを楽しんでいる姿を視察して、自身のメンタルコントロールに取り入れていると語っている[12]。
  • 同じくUFCバンタム級に参戦していた総合格闘家のジャビッド・バシャラートは実兄[13]。また、兄弟揃って在籍していた頃に「将来、兄弟対決の可能性はあるか?」と何度も質問されたが、ファリドは「たとえ何百万ドルという大金を積まれても、世界王座のベルトが懸かっていても、兄とは絶対に戦わない。僕たちの絆はビジネスよりも遥かに重い」と断言し続けた[14]。

戦績

プロ総合格闘技

総合格闘技 戦績
16 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
16 勝 1 6 9 0 0 0
0 敗 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
○ジョン・ガルザ5分3R終了 判定3-0UFC 329: McGregor vs. Holloway 22026年7月11日
○ジェアン・マツモト5分3R終了 判定2-1UFC Fight Night: Bautista vs. Oliveira2026年2月7日
○クリス・グティエレス5分3R終了 判定3-0UFC 320: Ankalaev vs. Pereira 22025年10月4日
○ヴィクトル・ウーゴ5分3R終了 判定3-0UFC 308: Topuria vs. Holloway2024年10月26日
○テイラー・ラピルス5分3R終了 判定3-0UFC Fight Night: Ankalaev vs. Walker 22024年1月13日
○クレイドソン・ホドリゲス1R 4:15 肩固めUFC Fight Night: Gane vs. Spivac2023年9月2日
○ダモン・ブラックシア5分3R終了 判定3-0UFC 285: Jones vs. Gane2023年3月4日
○アラン・ベゴッソ5分3R終了 判定3-0Dana White's Contender Series 452022年9月13日
○ラウル・グスマン2R 4:58 リアネイキドチョークWar of Titans 22022年3月12日
○ヤンネ・エロネン=クルラマ3R 3:12 リアネイキドチョークOKTAGON 262021年7月24日
○マルコ・ザネッティ5分3R終了 判定3-0Contenders Norwich 292020年2月15日
○ニコラエ・メズドリア2R 2:31 リアネイキドチョークFightStar Championship 192019年12月14日
○スチュアート・エスキン1R 0:11 KO(右ハイキック→パウンド)UCMMA 602019年9月8日
○サム・スチュアード1R 0:11 リアネイキドチョークUCMMA 592019年5月11日
○チェヤ・サリーム3R 0:18 リアネイキドチョークUCMMA 572018年11月10日
○カミロ・ペトコフ5分3R終了 判定3-0FightStar Championship 142018年4月14日

アマチュア総合格闘技

総合格闘技 戦績
4 試合 (T)KO 一本 判定 その他 引き分け 無効試合
4 勝 2 1 1 0 0 0
0 敗 0 0 0 0
勝敗 対戦相手 試合結果 大会名 開催年月日
○オマール・サージェント1R 0:56 KO(右フック→パウンド)FightStar Championship 92017年4月29日
○ジョーダン・ガーウッド3分3R終了 判定3-0Battle Arena 402016年7月30日
○ロビー・ブラウン1R 2:17 ダースチョークRise of Champions 22016年4月23日
○トム・ギブス2R 2:57 TKO(レフェリーストップ)Battle Arena 372016年3月5日

獲得タイトル

  • なし

表彰

脚注

関連項目

外部リンク