ベニー・ベンジャミン

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ベニー・ベンジャミン
Benny Benjamin
出生名 William Benjamin Jr.
別名 Papa Zita
生誕 (1925-07-25) 1925年7月25日
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 アラバマ州バーミングハム
死没 (1969-04-20) 1969年4月20日(43歳没)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミシガン州デトロイト
ジャンル R&B、ジャズ
職業 ミュージシャン
担当楽器 ドラム
活動期間 1940年代 - 1969年
レーベル モータウン
共同作業者 ファンク・ブラザーズ

ベニー・ベンジャミン(Benny Benjamin、本名:ウィリアム・ベンジャミン、1925年7月25日 - 1969年4月20日)[1][注釈 1]、通称:パパ・ジータ[4]は、アメリカのミュージシャン。モータウン・レコードのスタジオ・バンド、ファンク・ブラザーズの主要ドラマーとして最もよく知られている[5]。2003年にはロックの殿堂入りを果たし、2016年には『ローリング・ストーン』誌が選ぶ「史上最高のドラマー100人」において第11位にランクインした[6][7]。

生涯と経歴

ベンジャミンはアラバマ州バーミングハムの出身である[8]。1940年代、ビッグバンド・ジャズのスタイルでドラムを学び始めた[5][8]。

1958年、モータウン初のスタジオ・ドラマーとなり、そのダイナミックな演奏スタイルで高く評価された。ベリー・ゴーディをはじめとするモータウンのプロデューサーの多くは、ベンジャミンがドラムを叩き[4]、ジェームス・ジェマーソンがベースを弾くという体制でなければ、レコーディング・セッションを行おうとはしなかった。ビートルズはイギリスでベリー・ゴーディと対面した際、ベンジャミンのドラミング・スタイルを特に取り上げて言及している[5][7] 。

彼が演奏に参加したモータウンの楽曲には、バレット・ストロングの「マネー」、ザ・ミラクルズの「ショップ・アラウンド」、コントゥアーズの「ドゥ・ユー・ラブ・ミー」といった初期のヒット曲のほか、テンプテーションズの「ゲット・レディ」や「マイ・ガール」、フォー・トップスの「I Can't Help Myself (Sugar Pie Honey Bunch)」、スティーヴィー・ワンダーの「アップ・タイト」、スプリームスの「恋はあせらず」、グラディス・ナイト&ザ・ピップスの「悲しいうわさ」、ザ・ミラクルズの「ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー」といった後期のヒット曲が含まれている[9][4][10][11][注釈 2]。

ベンジャミンは、バディ・リッチやティト・プエンテといったドラマーから影響を受けていた。レコーディングでは、ラディック、スリンガーランド、ロジャース、グレッチといった各メーカーの機材を組み合わせたセットを使用しており、シンバルはおそらくジルジャン製のものを使っていたと考えられる[8]。

1960年代後半になると、ベンジャミンは薬物やアルコールへの依存に苦しむようになり、同じファンク・ブラザーズのメンバーであるユリエル・ジョーンズやリチャード・"ピストル"・アレンが、スタジオからリリースされる楽曲のドラム・パートをより多く担当するようになっていった[5][8]。ベンジャミンは1969年4月20日、脳卒中により43歳で死去した[14]。

脚注

注釈

  1. ↑ 一部の資料では、彼の生年月日が1925年7月15日とされている[2][3]。
  2. ↑ 一部の資料では、「アップ・タイト」がドラマーのリチャード・"ピストル"・アレンの作であるとされている[12][13]。

出典

  1. ↑ Betts, Graham (2014). Motown Encyclopedia. AC Publishing. pp. 45–46. ISBN 9781311441546 2022年11月2日閲覧。
  2. ↑ U.S. Social Security Death Index, 377-20-0866
  3. ↑ William Benjamin Jr., Applications for Headstones, 1/1/1925 - 6/30/1970; NAID: NAID 596118; Record Group Number: 92; Record Group Title: Records of the Office of the Quartermaster General
  4. 1 2 3 Abbo, Andrea (2020年6月19日). “Benny Benjamin, an outstanding drummer”. Zero to Drum. 2022年8月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
  5. 1 2 3 4 “Benny Benjamin – Rock and Roll Hall of Fame biography (2019)”. Rock & Roll Hall of Fame (2003年). 2019年3月20日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
  6. ↑ “Benny Benjamin”. Rock & Roll Hall of Fame. 2019年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
  7. 1 2 Weingarten, Christopher; Dolan, Jon; Diehl, Matt; Micallef, Ken; Ma, David; Smith, Gareth; Wang, Oliver; Heller, Jason et al. (March 31, 2016). “100 Greatest Drummers of All Time”. Rolling Stone. オリジナルのJuly 29, 2018時点におけるアーカイブ。 2021年4月20日閲覧。.
  8. 1 2 3 4 “The Funk Brothers”. Standing in the Shadows of Motown. 2003年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月20日閲覧。
  9. ↑ Slutsky, Allan (2003年). “Rock and Roll Hall of Fame, Eighteenth Annual Induction booklet”. rockhall.com. 2022年1月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月29日閲覧。
  10. ↑ “AllMusic: Benny Benjamin – credits”. AllMusic. 2022年11月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月2日閲覧。
  11. ↑ McCollum, Brian (2016年6月5日). “Detroit's 100 Greatest Songs”. Detroit Free Press. 2022年3月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年11月2日閲覧。
  12. ↑ Schlueter, Brad (2026年5月13日). “10 Old School Funk Grooves Every Drummer Should Know” (英語). Reverb.com. 2022年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月5日閲覧。
  13. ↑ Smith, Troy L. (2019年1月17日). “50 Greatest Drummers in the Rock and Roll Hall of Fame” (英語). Cleveland.com. 2022年1月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月5日閲覧。
  14. ↑ Sisario, Ben (March 25, 2009). “Uriel Jones, a Motown Drummer, Dies at 74”. The New York Times. 2022年3月22日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2021年4月20日閲覧.

外部リンク