マリー・ロデル
マリー・ロデル | |
|---|---|
| Marie Freid Rodell | |
| 生誕 |
マリー・フリード(Marie Freid) 1912年1月31日 |
| 死没 |
1975年11月9日(63歳没) |
| 国籍 |
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| 出身校 | ヴァッサー大学(学士、1932年) |
| 職業 | 文芸エージェント、編集者、推理作家 |
| 活動期間 | 1930年代 - 1975年 |
| 雇用者 | デュエル・スローン・アンド・ピアース社 |
| 団体 | マリー・ロデル/ジョーン・デイヴス社(Marie Rodell and Joan Daves, Inc.) |
| 著名な実績 | レイチェル・カーソンの文芸エージェント、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの処女作『自由への大いなる歩み』の出版交渉 |
| 代表作 | Mystery Fiction: Theory and Technique(1943年) |
| 活動拠点 | ニューヨーク |
| 肩書き | レイチェル・カーソン生活環境トラスト理事長(director) |
| 親 | イシドア・フリード、エリザベス・フリード |
マリー・ロデル(Marie Freid Rodell、1912年1月31日 - 1975年11月9日)は、アメリカ合衆国の文芸エージェント、編集者、推理作家である。環境保護運動の先駆者レイチェル・カーソンの文芸エージェントとして知られ、また公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング・ジュニアの最初の著書『自由への大いなる歩み』(Stride Toward Freedom)の出版に際しては、キングの文芸エージェントを務めた[1]。
ミステリー専門の編集者としてキャリアを始め、「マリオン・ランドルフ」(Marion Randolph)の筆名でも小説を発表した[2]。
生涯・経歴
生い立ちと教育
1912年1月31日、ニューヨーク市に、イシドア・フリード(Isadore Freid)とエリザベス・フリード(Elizabeth Freid)の間に生まれた。1932年にヴァッサー大学を卒業し、学士号を取得した[1][2]。
編集者として
デュエル・スローン・アンド・ピアース社(Duell, Sloan and Pearce)のミステリー部門で、副編集者(associate editor)として9年間勤務した[1]。1943年には、同社から推理小説の書き方を論じた著書 Mystery Fiction: Theory and Technique を出版している[2]。
文芸エージェントとして
1948年、ジョーン・デイヴス(Joan Daves)とともに自身の文芸エージェンシーを設立した[1]。設立後、カーソンとの昼食の席をきっかけに、カーソンが彼女にとって最初の顧客となったと伝えられる[3]。以後ロデルは、カーソンの生涯の終わりまでその文芸エージェントを務め、出版社との契約交渉などを担当した[4]。ロデルはカーソンの友人であり、相談相手でもあったとされる[5]。
1957年10月、モンゴメリー・バス・ボイコット事件をめぐって書籍や映画化の申し出が殺到していたキングは、ロデルとジョーン・デイヴス社を文芸エージェントとして雇った。ロデルは契約交渉、編集上の判断、宣伝などについてキングと書簡をやり取りした。『自由への大いなる歩み』は1958年9月に刊行された[1]。
ロデルはまた、1948年の上院選挙に立候補したヘレン・ギャハガン・ダグラスの文芸エージェントでもあった[5]。
カーソン没後
1964年にカーソンが死去したのち、ロデルは遺稿・資料の扱いに関わった。カーソンの資料の大半は1965年にイェール大学への遺贈として同大学に寄せられ、ロデル自身も1973年に追加の資料を寄贈している[6]。後年、ロデルは「レイチェル・カーソン生活環境トラスト」(Rachel Carson Trust for Living Environment)の理事長(director)を務めた[1]。
1975年11月、ニューヨーク市で死去した[1]。
文芸エージェントとしての業績
- レイチェル・カーソン
- カーソンの文芸エージェントとして、『沈黙の春』(Silent Spring、1962年)をはじめとする著作の出版を支えた。同書は連載が先に『ニューヨーカー』誌に掲載され、化学産業界などから強い反発を招いたことでも知られる[6]。
- マーティン・ルーサー・キング・ジュニア
- 最初の著書『自由への大いなる歩み』の出版について、契約と刊行までの調整を担った[1]。
- ヘレン・ギャハガン・ダグラス
- 1948年の上院選挙の候補者であったダグラスの文芸エージェントを務めた[5]。
主な著作
ニューヨーク州文学地図(New York State Literary Tree)は、ロデルが「マリオン・ランドルフ」の筆名で3作の小説を書いたとし、以下の作品を挙げている[2]。
- Breathe No More(Henry Holt、1940年)
- This'll Kill You(Thriller Book Club、1948年)
- Grim Grow the Lilacs(Macmillan、1955年)
実名での著作は次のとおり。
- Mystery Fiction: Theory and Technique(Duell, Sloan and Pearce、1943年)[2]
※ 2026年時点、著書いずれも日本語訳は確認できず。
脚注
- 1 2 3 4 5 6 7 8 “Rodell, Marie Freid” (英語). The Martin Luther King, Jr. Research and Education Institute. Stanford University. 2026年10月16日閲覧。
- 1 2 3 4 5 “Marie Rodell” (英語). New York State Literary Tree. 2026年10月16日閲覧。
- ↑ “Rachel Carson, Author of Silent Spring” (英語). Literary Ladies Guide. 2026年10月16日閲覧。
- ↑ “Carson's Colleagues” (英語). HP3203 course blog. Nanyang Technological University. 2026年10月16日閲覧。
- 1 2 3 “Yale University” (英語). Rachel Carson Council. Rachel Carson Council. 2026年10月16日閲覧。
- 1 2 “Rachel Carson Papers” (英語). Beinecke Rare Book & Manuscript Library. Yale University. 2026年10月16日閲覧。
外部リンク
- Rodell, Marie Freid - The Martin Luther King, Jr. Research and Education Institute(スタンフォード大学)
- Rachel Carson Papers - バイネキ稀覯本・手稿図書館(イェール大学)
- Marie Rodell - New York State Literary Tree