ミズオジギソウ

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ミズオジギソウ
ミズオジギソウの花
(2024年11月 大阪市 咲くやこの花館)
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類(APG IV)
界 : 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : コア真正双子葉類
core eudicots
階級なし : バラ類 rosids
階級なし : マメ類 fabids
目 : マメ目 Fabales
科 : マメ科 Fabaceae
亜科 : ジャケツイバラ亜科 Caesalpinioideae
(旧 ネムノキ亜科 Mimosoideae)
連 : オジギソウ連 Mimoseae
属 : ミズオジギソウ属 Neptunia
種 : ミズオジギソウ
N. oleracea
学名
Neptunia oleracea Lour.[1]
和名
ミズオジギソウ
英名
water mimosa, sensitive neptunia
ミズオジギソウ(2024年11月 大阪市 咲くやこの花館)
若い豆果。オジギソウとは異なり、種子1個毎に分かれない(2024年11月 大阪市 咲くやこの花館)
ゆっくり閉じるミズオジギソウの葉

ミズオジギソウ(別名カイジンソウ(海神草)[2]、学名:Neptunia oleracea)はマメ科ミズオジギソウ属の水生の多年草。

別名の海神草はローマ神話の海神ネプトゥーヌスを意味する属名Neptuniaにちなみ、種小名oleraceaは食用野菜を意味する[2][3]。

特徴

茎の周りに白く太い海綿状の浮袋が発達し、水中に浮遊して繁茂する。浮袋の間の節から水中に根を出す。陸上の畑でも栽培可能だが、浮袋は形成されない。茎は高さ1.5 mほどで刺は無く、葉は2–3対の羽片からなる2回羽状複葉で、各羽片は長さ3–5 cm、8–18対の小葉をつける。小葉片の長さは1–1.5 cm。葉を触るとオジギソウのように小葉を畳むが、その速度は遅い。花は黄色で、長さ7–8 cmの花柄の先に径2 cmほどの頭状花序を形成する。花期は晩夏から秋口。豆果は扁平で中に数個の小さな種子があり、熟すると褐色になる[2][3][4][5]。

原産地

新旧大陸の熱帯域に広く分布[2][4][5][6]。日本へは昭和初年に渡来とされる[3]。

利用

葉に触れると小葉が閉じることから、観賞用として栽培される。冬越しには水温15℃以上を要する[2]とも、13℃で良い[3]ともされ、温帯では冬越しに温室が必要。タイでは「パッククラチェト」の名前で知られ、若い葉や茎はビタミンAを多く含み、東南アジア諸国では野菜として利用される[2][4][5]。食用の際には浮袋を取り、柔らかい葉先と茎を利用する。

近縁種

本種は水生だが、熱帯アメリカ原産で陸生のオカミズオジギソウが沖縄に帰化。ミズオジギソウ属Neptuniaは刺を持たず、豆果が種子1個を含む断片に分かれないこと等でオジギソウ属と区別できる[5]。

脚注

参考文献

  • 佐々木尚友「南方植物雑記 熱帯の珍草 ミズオジギソウ」『熱帯林業』第0巻、第29号、40–43頁、1973年。ISSN 0910-5115。https://www.jstage.jst.go.jp/article/ttf/0/29/0_40/_pdf/-char/ja。 
  • 湯浅浩史; 前川文夫「Neptunia oleracea ミズオジギソウ、カイジンソウ」『マメ科資源植物便覧』(財)日本科学協会、1987年。ISBN 9784887162266。 
  • 最新園芸大辞典編集委員会 編「ミズオジギソウ属」『最新園芸大辞典』 8巻(第2版)、誠文堂新光社、千代田区、1989年。 
  • 根本智行 著「ミズオジギソウ」、岩槻邦男ら監修 編『朝日百科 植物の世界』 5巻、朝日新聞社、東京、1997年、60–61頁。ISBN 9784023800106。 

外部リンク