ミチアロ島

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ミチアロ島
Mitiaro
ミチアロ島の衛星写真
所在地 クック諸島
所在海域 太平洋
所属諸島 南クック諸島
座標 南緯19度51分 西経157度43分 / 南緯19.850度 西経157.717度 / -19.850; -157.717座標: 南緯19度51分 西経157度43分 / 南緯19.850度 西経157.717度 / -19.850; -157.717
面積 22.25[1] km²
最高標高 15 m
 プロジェクト 地形
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ミチアロ島(ミチアロとう、Mitiaro)は、クック諸島の南クック諸島に属する島。

地理

アチウ島、マウケ島と共にンガプトル群島(Ngaputoru)を構成し、3島の中で最も北に位置する[2]。

火山が沈降して生じたサンゴ礁からなる丸みを帯びた台形の島であり、おおよそ東西方向に6.4km、南北方向に4.8kmの広さを有する[1]。総面積はクック諸島で第4位となる22.5km2であるが、1959年に航空写真が撮影され、想定の倍の面積を有することが明らかとなるまでは、長らくマウケ島よりも小さいと考えられていた[1]。

サンゴ礁の外側の周辺海域の水深は4500m、島の外縁部をなすサンゴ礁はマカテア(Makatea)と呼ばれる化石化したサンゴから構成されており、幅は東側で400m、北西・南西では800mに達している[1][3]。サンゴ礁の高さは最大で6mに達し、島の沿岸部は3m程の崖になっている[1]。

島全体は最高地点でも15m程の平坦な地形であるが、ロトヌイ湖(Rotonui、大きな湖)とロトイチ湖(Roto Iti、小さな湖)の2つの淡水湖を有している[3][4][5]。中央部はこの二つの湖を含む沼沢地が広がっており、その中に4つの島状の地帯が火山活動により形成されている[1][5][6]。これら島状の地帯にはそれぞれ、タウランギ(Taurangi)、アタイ(Atai)及びアウタ(Auta)、マンガレイ(Mangarei)、タカウエ(Takaue)と名称が付けられ、農地化されているが、これは内陸部に居住していた時代の村名でもある[6][7]。

鍾乳洞が点在しており、水泳も可能となっているバイ・ノウリ(Vai Nouri)や、飲料水を供給しているテ・ピタカレ(Te Pitakare)が知られている[3]。

歴史

古くはヌクロア(Nukuroa、大きな土地)として知られた島であり、現在のミチアロは、「海の顔」を意味すると考えられている[1]。

先住民が居住していたが、アチウ島からの攻撃が繰り返された。先住民はマカテアを用いて築いた砦であるテ・パレ(Te Pare)を拠点に対抗したが、滅亡した。このため、現住する人々はアチウ人の子孫であると考えられている[7][1]。

1823年6月20日には、宣教師ジョン・ウィリアムズが到達した[1]。その後、布教が進み現在ではキリスト教がさかんになっている[3]。

イギリスのコルベットヒヤシンスがクック諸島に対するイギリスの権利主張を行う航海の途上でミチアロ島も訪れ[8]、1888年10月31日にイギリス領であることが主張された[1]。

居住地

キリスト教伝道以前は内陸部に居住していたが、その後西海岸に移住し、北からアタイ、アウタ、マンガレイ、タカウエの4村が連なっている[7][3]。これら各村の境界は曖昧なものとなっているが、政府機関がタカウエに位置することから、全村がタカウエとして認識される場合もある[3]。

2011年の人口は男性101人、女性88人の合計189人[9]。教育機関としては、アタイに高校を有している[3]。

産業

内陸部の淡水湖により、ウナギ(Itiki)、ティラピア、エビ等の漁業が営まれている[4][10]。農業は、農地化された内陸部でサツマイモ、タロイモ、トウモロコシ、バナナ、スイカ、キャッサバが栽培されている[3][11]。

交通

島内には、1500mの滑走路1本を擁するミチアロ空港が北部に存在する[2]。タクアエの沿岸にあるオムツ港の港湾施設は貧弱であり、貨物船から沖で艀に積み替える事で輸送を行っているが、ライフラインを支える重要な輸送路であるにもかかわらず海象・天候に左右される不安定なものである[12]。港は2005年2月から3月にかけての台風により大きな被害を受けたため、ニュージーランドの支援によって180万ドルを投じて港湾施設が拡張され、2013年5月29日に完工している[13][14]。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 Alphons M.J. Kloosterman (1976). Discoverers of the Cook Islands and the Names they Gave. Cook Islands Library and Museum 2014年8月3日閲覧。
  2. 1 2 “Other Airports of the Cook Islands”. Cook Islands Airports. 2014年8月1日閲覧。
  3. 1 2 3 4 5 6 7 8 “Mitiaro”. Cook Island Travel. 2014年8月1日閲覧。
  4. 1 2 “Mitiaro, Cook Islands”. 2014年8月1日閲覧。
  5. 1 2 MITIARO COOK ISLANDS (Map). ニュージーランド土地測量局. 1983年.
  6. 1 2 D.R.Stoddart; C.D.Woodroffe; T.Spencer (1990-09). “MAUKE,MITIARO AND ATIU:GEOMORPHOLOGY OF MAKATEA ISLANDS IN THE SOUTHERN COOKS”. Atoll Research Bulletin (スミソニアン学術協会) (341): 20-40 2014年8月3日閲覧。.
  7. 1 2 3 “History”. ロンリープラネット. 2014年8月3日閲覧。(Errol Hunt (2003). Rarotonga & the Cook Islands. ロンリープラネット. pp. 130-135. ISBN 9781740590839)
  8. ↑ “Bourke, Edmund G, fl 1888-1892 :Album compiled during voyages of HMS Hyacinth in the Pacific”. ニュージーランド国立図書館. 2014年8月3日閲覧。
  9. ↑ Cook Islands Census 2011 (PDF) (Report). クック諸島財務経済省. December 2012. 2013年5月2日時点のオリジナル (PDF)よりアーカイブ。2014年8月3日閲覧。
  10. ↑ “New Mitiaro fishery officer”. Cook Islands News (2014年5月15日). 2014年8月3日閲覧。
  11. ↑ Cook Islands Census of Agriculture and Fisheries 2000 (PDF) (Report). 国際連合食糧農業機関. September 2001. 2014年8月3日閲覧。
  12. ↑ “Life on an Outer Island”. NZAID (2009年12月24日). 2014年8月3日閲覧。
  13. ↑ Matariki Wilson (2013年5月31日). “Mitiaro and Mauke celebrate revamped ports”. Cook Islands News. 2014年8月3日閲覧。
  14. ↑ Akairo Consulting (2013年12月). “The Rehabilitation and Upgrading of the Taunganui and Omutu Harbours on the Islands of Mauke and Mitiaro Project Completion Report”. 2014年8月5日閲覧。

外部リンク