ラウタロ・マルティネス

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ラウタロ・マルティネス
インテル・ミラノでのマルティネス(2020年)
名前
本名 ラウタロ・ハビエル・マルティネス
Lautaro Javier Martínez
愛称 El Toro (雄牛)
ラテン文字 Lautaro Martinez
基本情報
国籍 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
生年月日 (1997-08-22) 1997年8月22日(27歳)
出身地 バイアブランカ
身長 174cm[1]
体重 72kg
選手情報
在籍チーム イタリアの旗 インテル・ミラノ
ポジション FW
MF(AM)[2]
背番号 10
利き足 右足
ユース
2014-2015 アルゼンチンの旗 ラシン
クラブ1
年 クラブ 出場 (得点)
2015-2018 アルゼンチンの旗 ラシン 48 (22)
2018- イタリアの旗 インテル・ミラノ 216 (108)
代表歴2
2016-2017  アルゼンチン U-20 11 (7)
2018- アルゼンチンの旗 アルゼンチン 68 (30)
1. 国内リーグ戦に限る。2024年11月3日現在。
2. 2024年10月15日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

ラウタロ・ハビエル・マルティネス(Lautaro Javier Martínez, 1997年8月22日 - )は、アルゼンチン・バイアブランカ出身のサッカー選手。アルゼンチン代表。セリエA・インテル・ミラノ所属。ポジションはFW、MF[2]。

クラブ経歴

ラシン・クラブでキャリアをスタートし、2015年11月1日、クルセロ・デル・ノルテ戦の80分にディエゴ・ミリートとの交代でプロデビューを果たした[3]。

インテル・ミラノ

インテル・ミラノでのマルティネス(2023年)

2018年7月4日、インテル・ミラノと2023年6月30日までの契約を締結したことが発表された。2018年9月29日のカリアリ戦でセリエA初ゴールを決めた[4]。

インテル移籍1年目は主に4-2-3-1のトップ下に当てられ、つなぎ役を求められたことで、本領を発揮できなかった。1トップのマウロ・イカルディが絶対的な存在だったことや2トップへの可変が無かったことでコンスタントに出場できずにいた[2]。2年目の2019-20シーズンはイカルディの移籍とコンテ監督の就任によって開幕からレギュラーに抜擢され、ロメル・ルカクとの2トップの相性もよくゴールを量産。2019年10月2日、UEFAチャンピオンズリーグのグループステージ、FCバルセロナ戦でチャンピオンズリーグ初ゴールを決めるなど[5]、チャンピオンズリーグでは4試合連続ゴールを決めた。2020-21シーズンではセリエA第15節のFCクロトーネ戦で移籍後初となるハットトリックを達成、リーグ戦では38試合で17ゴールを決め、チームのリーグ制覇に貢献、またシーズン中にはアトレティコ・マドリードへの移籍の可能性が報じられた[6]。

2021年10月28日、インテルとの契約を2026年まで延長した。2021-22シーズン、3月4日のUSサレルニターナ1919戦でハットトリックを決めるなど、リーグ戦では21ゴールを決めた。

2022-23シーズンのスーペルコッパ・イタリアーナではACミランを相手に1得点を挙げて優勝した[7]。コッパ・イタリアでも決勝のACFフィオレンティーナ戦で2ゴールを決め、優勝を果たした[8]。なお、この試合でインテルでの通算100ゴールを達成した。UEFAチャンピオンズリーグ準決勝、ACミランとの第2戦でも決勝ゴールを挙げて決勝進出に貢献した[9]。

2023-24シーズンより正式にキャプテンに就任。2023年9月30日、サレルニターナ戦で後半10分から途中出場すると、4ゴールを挙げて勝利に貢献した。途中出場から1試合4得点はセリエA史上初の記録となった[10]。2024年1月23日に行われたスーペルコッパ・イタリアーナ決勝、SSCナポリ戦では91分にゴールを決めてチームを優勝へ導いた[11]。2月25日、第26節のUSレッチェとの対戦でセリエA通算100ゴールをマークした[12]。このシーズンでは、最終的にリーグ戦24ゴールを挙げ、チームの優勝に貢献。個人でも得点王と年間MVPを受賞した[13]。

2024年8月12日、インテルとの契約を2029年6月30日まで延長した[14][15]。同年10月28日、セリエA及び、コパ・アメリカで優勝・得点王を獲得したことから、バロンドール獲得候補の1人と報じられていたが、7位に終わった[16]。同年10月30日に行われたセリエA第10節エンポリFC戦にて、チーム3点目のゴールを決めた。これにより、クラブ史上外国人最多得点選手となった[17]。2025年1月29日、彼はモナコ戦で自身初のチャンピオンズリーグでのハットトリックを達成し、そのうち最初のゴールはPKによるものだった[18][19][20]。試合は3-0の勝利に終わった[21]。

代表経歴

U-20アルゼンチン代表に選出され、2017年に行われた南米ユース選手権では、5得点を挙げて大会得点王に輝いた。

2018年3月27日に行われたスペインとの親善試合でA代表デビューを果たした。10月のイラクとの親善試合でA代表初ゴールを決めた。

コパ・アメリカ2019では、グループリーグのカタール戦とベネズエラ戦でゴールを決めた。

コパ・アメリカ2021では、準決勝のコロンビア戦でゴールを決めて決勝進出に貢献[22]し、決勝では最大のライバルであるブラジルに勝利して優勝した。

2022 FIFAワールドカップでは、グループリーグのサウジアラビア戦、メキシコ戦ではスタメン出場したものの、ポーランド戦から決勝フランス戦まではフリアン・アルバレスにスタメンの座を譲る形になってしまった。途中出場した準々決勝オランダ戦ではPK戦で4人目のキッカーとなりチームの勝利を決めた。チームは優勝を果たしたが、個人としては大会0ゴールに終わってしまった[23]。

コパ・アメリカ2024では、グループリーグのカナダ戦、チリ戦で途中出場から2試合連続でゴールを決め、決勝トーナメント進出が決まりスタメンで起用されたペルー戦でも2ゴールと結果を残した[24]。準々決勝エクアドル戦ではスタメンに起用されるも得点を記録することはできず、準決勝カナダ戦、決勝コロンビア戦ではフリアン・アルバレスの控えとして、再び試合途中からの出場となった。その決勝では、0-0で迎えた延長後半の112分に決勝ゴールを決め、アルゼンチンのコパ・アメリカ2連覇に貢献[25][26]。個人としても、6試合(途中出場4試合)で5得点を決め大会得点王に輝いた[27]。

個人成績

クラブ

2023-24シーズン終了時点[28]
クラブ シーズン リーグ戦 国内カップ 国際大会 その他 合計
ディヴィジョン出場得点出場得点出場得点出場得点出場得点
ラシン 2015 プリメーラ 100000-10
2016 301000-40
2016-17 2390050-289
2017-18 21130065-2718
クラブ通算 482210115006027
インテル・ミラノ 2018-19 セリエA 2762261-359
2019-20 351440117-5021
2020-21 38174161-4819
2021-22 35215281635427
2022-23 382153133436030
2023-24 33241082214427
クラブ通算 206103208521543292129
キャリア通算 254125218632043342156

代表

  • 国際Aマッチ 68試合30得点(2018年 - )[29]
アルゼンチン代表国際Aマッチ
年出場得点
201841
2019138
202042
2021146
2022114
202380
2024149
通算6830

タイトル

クラブ

インテル

代表

アルゼンチン代表

個人

  • セリエA年間MVP:2023-24
  • セリエA得点王:2023-24
  • コパ・アメリカ得点王:2024

エピソード

  • ラシン・クラブでプロデビューを果たす際に交代したディエゴ・ミリートはインテル・ミラノの2009-10シーズン三冠達成時の中心メンバーあり、同じく三冠メンバーで現在はインテルの副会長を務めるハビエル・サネッティは、「われわれは、(ディエゴ)ミリートがラシンで仕事をしていた時、ラウタロの動向を追っていた。ディエゴとはよく話をしていた」とインテル移籍時のエピソードを明かした[30]。
  • インテル・ミラノで2021-22シーズンまでの3シーズン、2トップのコンビを組んでいたロメル・ルカクとは「彼が去った瞬間から、僕たちは連絡を取り合い、毎日話をした。」と話し[31]、在籍時も仲の良い様子を見せていた。しかし、ルカクがレンタルで復帰した2022-23シーズンの終了後には、インテルは完全移籍でのルカク再獲得を目指したが、ルカクのユヴェントスFCとの接触が報じられたことで[32]、インテルが撤退したため実現しなかった。その騒動については「彼へ電話をかけたが、他の仲間たちと同様に、彼は決して出てくれなかった。」と、元相棒への落胆を明かした[33]。
  • 2024年4月28日に行われたセリエAトリノFC戦では1-0で勝っている状況で得たPKを、チームのPKキッカーであるハカン・チャルハノールがラウタロへと譲ろうとした。その理由は、その試合時点でラウタロはリーグ得点王であったものの、ちょうど2ヶ月前の試合からゴールから遠ざかっていた。しかし、ラウタロはキャプテンとしてチームの勝利を優先しチャルハノールの提案を拒否。チャルハノールがPKを決めた後、ラウタロは満面の笑みで祝福した[34]。

脚注

  1. ↑ “Lautaro Martínez | Inter.it” (英語). www.inter.it. 2022年12月3日閲覧。
  2. 1 2 3 “インテルで輝くアルゼンチンの新星、 マルティネスにメガクラブも大注目。(P. 3)”. Number Bunshun (2019年12月1日). 2024年1月19日閲覧。
  3. ↑ “Racing Club vs. Crucero Del Norte - 1 November 2015 - Soccerway”. soccerway.com. 2015年12月2日閲覧。
  4. ↑ “Results: Inter 2–0 Cagliari”. legaseriea.it. 2018年9月30日閲覧。
  5. ↑ “Match review, Barcelona 2-1 Inter | Inter.it” (英語). www.inter.it. 2025年3月18日閲覧。
  6. ↑ Shota (2021年5月15日). “アトレティコ移籍が噂されるインテルFW、今夏残留を強調「1年前バルサ行きに近づいたが…」”. Football Tribe Japan. 2025年3月18日閲覧。
  7. ↑ Co.,Ltd, livedoor (2023年1月19日). “ミランDFケアー、ダービー完敗に落胆「若い選手が言い訳をする時代は終わった」”. サッカーキング. 2025年3月18日閲覧。
  8. ↑ “インテルがコッパ・イタリアを連覇!ラウタロ2発でフィオレンティーナに逆転勝ち | Goal.com 日本”. www.goal.com (2023年5月24日). 2025年3月18日閲覧。
  9. ↑ “【CL準決勝】ラウタロが決めた! 第2レグもインテルがミランを下して13年ぶりに決勝進出決定! - サッカーマガジンWEB” (英語) 2025年3月18日閲覧。
  10. ↑ 石川秀和 (2023年10月1日). “セリエA史上初!インテル・ミラノのラウタロ・マルティネスが途中出場から1試合4ゴール - セリエA : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年10月1日閲覧。
  11. ↑ “インテルがスーペルコッパ3連覇! 後半ATに主将ラウタロが決勝弾…10人のナポリを下す”. サッカーキング (2024年1月23日). 2024年6月3日閲覧。
  12. ↑ “マルティネスがリーグ戦通算100G達成 インテルは圧勝”. AFPBB (2024年2月26日). 2024年2月27日閲覧。
  13. ↑ Co.,Ltd, livedoor (2024年6月3日). “アタランタ3位浮上ならず…セリエA最終順位決定、得点王はラウタロ、アシストTOPはディバラとR・レオン”. サッカーキング. 2025年3月18日閲覧。
  14. ↑ “Inter and Lautaro Martinez together until 2029 | Inter.it” (英語). www.inter.it. 2025年3月18日閲覧。
  15. ↑ Co.,Ltd, livedoor (2024年8月13日). “インテル、主将ラウタロと2029年夏まで契約延長!…年俸も約14億円+ボーナスに増額か”. サッカーキング. 2025年3月18日閲覧。
  16. ↑ Co.,Ltd, livedoor (2024年10月17日). “メッシ、セリエA得点王&コパ得点王の“同胞”ラウタロを称賛「誰よりもバロンドールに値する」”. サッカーキング. 2025年3月18日閲覧。
  17. ↑ “「この勝利は我々にとっての答え」ユベントス戦からの立ち直りにインテル指揮官、外国人最多得点者となったラウタロは「いつだって我々の解決策」”. 超ワールドサッカー!. 2025年3月18日閲覧。
  18. ↑ “Inter Milan v Monaco: Lautaro Martinez scores hat-trick as Inter progress to last 16” (英語). BBC Sport. 2025年3月18日閲覧。
  19. ↑ Marko Vrakela (2024年11月12日). “nhatvip” (英語). nhatvip.it.com. 2025年3月18日閲覧。
  20. ↑ “Inter Milan 3-0 Monaco (29 Jan, 2025) Game Analysis - ESPN (UK)” (英語). ESPN. 2025年3月18日閲覧。
  21. ↑ UEFA.com. “Inter vs Monaco: UEFA Champions League 2024/25 League phase” (英語). UEFA.com. 2025年3月18日閲覧。
  22. ↑ “メッシ、悲願の代表初タイトルへ「僕の望みは代表での優勝。誰もが知っている」 | Goal.com 日本”. www.goal.com (2021年7月7日). 2025年3月18日閲覧。
  23. ↑ “大会無得点に終わったラウタロ、W杯制覇に満足感も複雑な心境を吐露「個人的には…」 | Football Tribe | FIFA ワールドカップ 2022 完全ガイド by ABEMA”. FIFA ワールドカップ 2022 完全ガイド (2022年12月19日). 2024年6月6日閲覧。
  24. ↑ “ラウタロ・マルティネスが3戦連発!王者アルゼンチン代表がコパ・アメリカ3連勝で決勝Tへ | Goal.com 日本”. www.goal.com (2024年6月30日). 2025年3月18日閲覧。
  25. ↑ “アルゼンチン vs. コロンビア - 15 7月 2024 - Soccerway”. jp.soccerway.com. 2024年7月15日閲覧。
  26. ↑ “112分にラウタロがV弾! アルゼンチンがコロンビアとの激闘を制し、連覇達成! メッシは負傷交代で号泣【コパ・アメリカ決勝】 | サッカーダイジェストWeb”. www.soccerdigestweb.com. 2024年7月15日閲覧。
  27. ↑ “コパ・アメリカのMVPにはハメスが選出! 5ゴールのラウタロが得点王”. サッカーキング (2024年7月15日). 2024年7月15日閲覧。
  28. ↑ ラウタロ・マルティネス - Soccerwayによる個人成績
  29. ↑ ラウタロ・マルティネス - National-Football-Teams.com
  30. ↑ “【インタビュー】インテル副会長が語るスクデット獲得や強さの秘密…サネッティが驚いた当時19歳のラウタロの発言とは? | セリエA | DAZN News JP”. DAZN (2024年5月11日). 2024年6月6日閲覧。
  31. ↑ “ラウタロ、ルカクとは「去った瞬間から連絡を取り、毎日話をした」 | Goal.com 日本”. www.goal.com (2022年8月22日). 2024年6月6日閲覧。
  32. ↑ “ルカクがインテルを裏切る!? 一転してユヴェントスへの移籍を希望か”. サッカーキング (2023年7月15日). 2024年6月6日閲覧。
  33. ↑ Co.,Ltd, livedoor (2023年7月27日). “インテル主将のラウタロが“元同僚”ルカクの対応に落胆「予想していなかった」”. サッカーキング. 2025年3月18日閲覧。
  34. ↑ “チャルハノールがPKキッカーを譲ろうとするも拒否 ラウタロが見せた真のキャプテンシー”. ライブドアニュース. 2024年7月1日閲覧。

外部リンク