ラスト・サバイバー
| ラスト・サバイバー | |
|---|---|
| The Dog Stars | |
| 監督 | リドリー・スコット |
| 脚本 | マーク・L・スミス |
| 原作 | ピーター・ヘラー |
| 製作 |
リドリー・スコット マイケル・プラス マーク・L・スミス クリフ・ロバーツ |
| 出演者 |
ジェイコブ・エロルディ ジョシュ・ブローリン |
| 音楽 | ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ |
| 撮影 | エリック・メッサーシュミット |
| 編集 | クレア・シンプソン |
| 製作会社 |
20世紀スタジオ スコット・フリー・プロダクションズ |
| 配給 |
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| 公開 |
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| 上映時間 | 118分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 英語 |
| 製作費 | $110,000,000[1] |
『ラスト・サバイバー』(原題:The Dog Stars)は、2026年制作のアメリカ合衆国のSF映画。
ピーター・ヘラーの世界的ベストセラー小説『The Dog Stars』(邦題『ラスト・サバイバー』。旧邦題『いつかぼくが帰る場所』)の映画化[1][2][3][4]。リドリー・スコット監督。製作費は7000万ドルから1億1000万ドルに対し興行収入は3500万ドルと振るわなかった。
あらすじ
近未来[5]、人類のほとんどが疫病によって死滅し、疫病を逃れたわずかな人々が、単独で、あるいは小さなコミューンを形成し、世界のあちこちでバラバラに生存していた。
元整備士のヒッグは、愛犬のジャスパー、元軍人のバングリーとともに、故郷のコロラド州エリー町から離れた山中に居を構え、古いセスナ機を使って時折デンバー市やエリーに行き、物資を集める生活を営んでいた。物資を狙う他の生存者がいるリスクもあり、エリーに滞在できるのはわずか数時間しかない。またヒッグは、別の山中にいる、アーロン率いるモルモン教のコミューンに物資を分け与えており、感染に備えて肉体的接触は控えていたものの、一定の信頼関係を得ていた。
ある日のフライト中、ヒッグはグランドジャンクションからの無線を受信する。グランドジャンクションからの無線は数年に1回受信できる程度であり、ヒッグは呼びかけるが、応答はない。人嫌いのバングリーは無線の音声は録音をリピートしているだけであり、遠いグランドジャンクションへ行くことは無意味かつ危険であると主張する。
翌日、暇つぶしだとして、前回のフライトから間もないタイミングで、ヒッグはエリーへ行く。エリーには妻と住んでいた自宅があり、ヒッグは妻の寝室で、死んだ彼女の幻影を感じる。その日の夜、ヒッグが戻った拠点に、武装した生存者の集団が襲撃する。防衛を担当するバングリーの対応はなく、やむなくヒッグは応戦するが、敵に噛みついたジャスパーが刺され、命を落とした。バングリーは、ヒッグが前回から間隔を置かずにフライトしたことで敵に気づかれ、侵入されたと主張するが、ヒッグはジャスパーの死に泣くことしかできなかった。ジャスパーを妻の墓の近くに埋葬したヒッグは、もはやバングリーとの拠点にいる意味はないと考え、わずかな希望をかけてグランドジャンクションを目指すことにする。バングリーは強く反対するがヒッグの意思は変わらず、もしグランドジャンクションに何もなかったら妻と登った山の岸壁に衝突して命を絶つと言って、彼は拠点を去る。
だがグランドジャンクションへ行きつく前にセスナ機のエンジントラブルで不時着を余儀なくされた。絶望したヒッグの前にロバが現れ、それについていくと、生存者のシーマとジャック[6]の親子と出会う。当初は不審がられていたヒッグは、必要最小限の協力だけを求め、黙々とセスナの修理、そして飛び立つための滑走路作りに取り組む。そんな彼の姿を見て、シーマもジャックも徐々に彼を信頼するようになる。やがて修理も滑走路作りも終了し、いよいよ出発できるとなった日の夜、親子の拠点が荒くれ者の集団に見つかり、襲撃を受ける。3人は応戦しつつセスナに飛び乗り、彼らの魔の手から逃れることができたが、拠点に戻ることはできないため、3人はグランドジャンクションを目指す。
一方、独りになったバングリーは、ヒッグが残した物資や畑で生活していたが、夜中に武装集団が拠点を襲撃してくる。ナイフと銃器で応戦するが、多勢に無勢で、見張りのやぐらへ追い詰められる。そして、保管していたロケットランチャーを打ち込まれ、崩壊するやぐらとともに炎の中へと落下した。
ヒッグたちはグランドジャンクションからの無線を受信することに成功。当初は着陸を拒まれていたが、ジャックがかつてのグランドジャンクションでの思い出話を語ると、着陸を許可される。グランドジャンクションの空港へ着陸した3人は、その近代的な設備が維持されている様や、ラウンジで食事にふける人々の姿に衝撃を受け、グランドジャンクションの責任者であるダーリーンと面会する。当初は明るく柔和な態度を取っていたダーリーンだが、研修医だったというシーマを幹部と結婚させ、ブルーカラーの仕事をしてきたヒッグとジャックは不要だと言い出す。その場から逃げ出した3人は厨房で、食肉のように解体された人間の遺体を発見。グランドジャンクションは、無線によって生存者を招き入れ、有用な人間だけを住民にし、そうでない者は殺して食料にする、地獄のような場所だったのだ。セスナに飛び乗った3人は、バングリーから渡された手りゅう弾でダーリーンのいる指令塔を爆破し、バングリーのいる拠点へ戻ることにする。
拠点に戻った3人は、破壊された家屋や、襲撃者たちの遺体を目撃。バングリーの生存も絶望的と思われたが、彼は重傷を負いながらも生きていた。4人は、今の拠点は他の生存者に知られており、再度襲撃されるリスクがあると考え、アーロンのコミューンへ加わることを決意。アーロンも、仲間が病気で死んでいく状況をシーラの医療知識で改善したいこともあり、4人を受け入れる。バングリーは当初アーロンたちと馴れ合わないようにしていたが、徐々に心を開いていく。妻の死をずっと抱えていたヒッグも、シーマたちとの新しい生活に希望を見出し、かつて妻と登った山をセスナで観に行って、未練を断ち切る。そしてシーマの想いを受け入れ、満天の星空の下、彼女と結ばれる。
キャスト
※括弧内は日本語吹替[7]。
- ヒッグ:ジェイコブ・エロルディ(武内駿輔)
- バングリー:ジョシュ・ブローリン(内田直哉)
- シーマ:マーガレット・クアリー(種﨑敦美)
- ジャック / ポップス:ガイ・ピアース(井上和彦)
- ダーリーン:アリソン・ジャネイ(幸田直子)
- アーロン:ベネディクト・ウォン(田中美央)
- ハンター:ユエン・ブレムナー
原作小説
- ピーター・ヘラー "The Dog Stars" (2012)
- 日本語版:堀川志野舞訳
- 単行本:『いつかぼくが帰る場所』、2015年3月、早川書房、ISBN 978-4152095299
- 文庫本:『ラスト・サバイバー(上下)』、2026年7月、ハヤカワ文庫、上・ISBN 978-4150415532 / 下・ISBN 978-4150415549
- 日本語版:堀川志野舞訳
映像ソフト
- ラスト・サバイバー [Blu-ray Disc+DVD] 2027年1月13日発売予定[8]
- ラスト・サバイバー [4K Ultra HD Blu-ray Disc+Blu-ray Disc] 2027年1月13日発売予定
脚注
- 1 2 Wenzel, John (June 21, 2019). “Ridley Scott, Jacob Elordi bring Colorado author Peter Heller’s ‘The Dog Stars’ to life”. The Denver Post. 2026年2月11日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2026年2月13日閲覧.
- ↑ “終末世界を描くベストセラーを映画化 リドリー・スコット×ジェイコブ・エロルディ「ラスト・サバイバー」8月28日公開”. 映画.com (2026年4月21日). 2026年4月23日閲覧。
- ↑ “リドリー・スコット監督最新作『ラスト・サバイバー』8月公開 終末世界で希望を追う予告編解禁”. オリコンニュース. 2026年6月12日. 2026年8月1日閲覧.
- ↑ “巨匠リドリー・スコットのキャリアの集大成! 「ラスト・サバイバー」“静寂のドラマ”と“狂気のアクション”が炸裂する新予告と日本版ポスターを披露”. 映画.com. 2026年6月12日. 2026年8月1日閲覧.
- ↑ 作中で、ヒッグが死んだジャスパーの墓へ入れた手紙には「2035年5月」との記載がある。また疫病蔓延前にヒッグの妻が流産していることから、疫病蔓延から現在までの期間は数年程度と思われる。
- ↑ 作中ではほとんど「ポップス(お父さん)」と呼ばれる。
- ↑ “リドリー・スコット新作『ラスト・サバイバー』吹き替え版に武内駿輔、内田直哉、種崎敦美、井上和彦!”. シネマトゥデイ. 株式会社シネマトゥデイ (2026年8月7日). 2026年8月7日閲覧。
- ↑ ラスト・サバイバー [Blu-ray Disc+DVD]