ルッキング・イン
| 「ルッキング・イン」 | |||||||
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| マライア・キャリーの楽曲 | |||||||
| 初出アルバム『デイドリーム』 | |||||||
| ジャンル | ソウル | ||||||
| 時間 | 3:35 | ||||||
| レーベル | コロムビア・レコード | ||||||
| 作詞 | マライア・キャリー | ||||||
| 作曲 |
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| プロデュース |
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『ルッキング・イン』(Looking In)は、アメリカ合衆国の歌手、マライア・キャリーが5枚目のスタジオ・アルバム『デイドリーム』に収録した楽曲。マライアが歌詞を書き、曲とプロデュースはマライアとウォルター・アファナシェフが共同で手掛けた。本楽曲はアルバムの12曲目に収録され、コロムビア・レコードから発売された。この楽曲の中でマライアは孤立して誤解されたディーバとしての自分の姿を描き、若き日の恐怖や不安、子供時代からトミー・モトーラとの結婚生活にいたるまで取り上げている。
音楽評論家はマライアの後年に発売された曲と本楽曲を比較し続けており、彼女が他に発表した内省的で自伝的な曲と比較する基準の一つとして取り上げ続けている。本楽曲は2013年のMLBオールスターゲームのチャリティーコンサートでライヴ初披露となり、2025年の定期公演でもセットリストに加えられた。
背景
1993年、マライアはアルバム『ミュージック・ボックス』の制作を始め、このアルバムはマライア史上最も売れたアルバムになった[1]。前2作のクリエイティヴ・コントロールは所属レコード会社のコロムビア・レコードが主導権を握っており、CEOだった彼女の当時の夫トミー・モトーラも手綱を握っていた[1]。『ミュージック・ボックス』の前作にあたる『エモーションズ』は1950年代から70年代のバラード、ゴスペル、R&B、ソウルミュージックに影響を受けた作品だったが、デビューアルバムほどの成功を納めなかった[1]。それによってコロムビア・レコードは『ミュージック・ボックス』にはラジオでウケるような強力な商業的シングルを求めた[2]。『ミュージック・ボックス』は『エモーションズ』よりもポップで商業的に認められやすい作風を目指して制作、結果的に『ミュージック・ボックス』は当時2800万枚の世界売り上げを記録し、世界で最も売れたアルバムの一つに数えられる事になった[3][4]。この成功によってコロムビア・レコードは次作の『デイドリーム』でマライアがアルバム制作においてもっと自分のやりたいようにアルバムや楽曲を制作する事を許可した[1]。
本楽曲は商業的成功を収める中、居住していたアップステート・ニューヨークで15分の内に書き上げられた[5][6]。MTVとの1995年のインタビューの中でマライアはこれだけ早く本楽曲が生まれた事について「自然に流れ出てきた」として、この曲を「リアル」で「感情的」な曲だと評した[7]。
周囲の人とのトラブルも起こっていたが、マライアはそれについて書く事はセラピーのようだとして「書く必要性があった」と語り「最も正直になれた瞬間でもあった」と明かしている[5][6]。
楽曲構成
本楽曲は内省的なバラードである[8]。
歌詞の中でマライアは自身を誤解され孤立したディーバとして描いており、若さゆえの不安や苦しさにも悩んでいる[9]。歌詞は1993年から1998年まで婚姻関係にあったトミー・モトーラとの関係からも影響されており、彼女は三人称視点で決して叶う事のないものを夢見ながらも不安に苦しむ少女を歌っている[10]。マライアは彼女への人々の見方について「黄金の世界に住んでいるように見えるかもしれないけど、目に見えるものが全てだと信じないで。あなたが本当の私の見る事は決して無いでしょう」と歌っている[11]。
批評家からの反応
『マライア・キャリー 再訪』の著者クリス・ニックソンは本楽曲について「これまでのバラードよりしなやかだ」と述べ、本楽曲でマライアはこれまでの人生やキャリアを振り返っていると解説した[12]。バラエティのダニエル・トゥルキアーノは「クローズ・マイ・アイズ」「アウトサイド」「見つめて欲しい」のカバーなどとともに本楽曲を例に挙げ、これらのバラードは子供時代や試練について詩的なアプローチを試みていると解説している[13]。
ライヴ・パフォーマンス
マライアは2013年に開催されたMLBオールスターゲームのチャリティーコンサートに出演した際、本楽曲を初めて披露した。このパフォーマンスは観衆から好意的な評価を得た[5]。2024年から2025年にかけて行われた『ザ・セレブレイション・オブ・ミミ』の定期公演でも本楽曲を披露した[14]。
クレジット
『デイドリーム』のライナーノーツから引用.[15]
- Walter Afanasieff – プロデューサー、キーボード、ベース、ドラム・プログラミング
- Mariah Carey – プロデューサー、ボーカル、バックボーカル、作詞、作曲
- Dann Huff – ギター
- Gary Cirimelli – プログラミング
- Dan Shea – プログラミング
- Dana Jon Chappelle – エンジニア
- Mike Scott – エンジニア
- Andy Smith – エンジニア
- Kurt Lundvall – エンジニア
- Jay Healy – エンジニア
- Brian Vibberts – エンジニア
- Mick Guzauski – ミキシング
出典
- 1 2 3 4 Nickson 1998, pp. 147
- ↑ Nickson 1998, pp. 148
- ↑ “Mariah Carey – Biography”. Yahoo! Music. 2011年6月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年8月17日閲覧。
- ↑ Williams, Chris (2011年7月3日). “Mariah Carey's Music Box LP (1993) Revisited With co-writer Walter Afanasieff – Return To The Classics”. Soul Culture. 2011年7月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年7月5日閲覧。
- 1 2 3 Hampp, Andrew (July 14, 2013). “Mariah Carey Slings Hits, Rarities at MLB Central Park Charity Concert”. Billboard 2024年8月15日閲覧。.
- 1 2 Mariah Carey Genius Level: The Full Interview on Her Iconic Hits & Songwriting Process. Genius. November 16, 2018. 該当時間: 34:33. YouTubeより2024年8月15日閲覧.
{{cite AV media}}: CS1メンテナンス: url-status (カテゴリ) - ↑ Tabitha Soren (host) / Mariah Carey (performer) (November 20, 1995). MTV Rockumentary (Television production). MTV.
- ↑ “New Releases: Albums – Album of the Week”. Music & Media: 14. (October 7, 1995). オリジナルのJuly 16, 2021時点におけるアーカイブ。 2021年5月18日閲覧。.
- ↑ Holden, Stephen (1995年10月8日). “Pop Music; Mariah Carey Glides Into New Territory”. The New York Times. 2012年1月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年10月20日閲覧。
- ↑ Hampp, Andrew (April 28, 2014). “Mariah Carey's Journey to a New Album: The Billboard Cover Story”. Billboard 2024年8月15日閲覧。.
- ↑ Trust, Gary (May 23, 2024). “Mariah Carey on Her Unprecedented Billboard Chart Success: 'It's a Little Hard to Wrap My Head Around'”. Billboard 2024年8月15日閲覧。.
- ↑ Nickson 1998
- ↑ Turchiano, Danielle (September 28, 2020). “9 Most Meaningful Moments of Mariah Carey's Memoir”. Variety. オリジナルのMay 24, 2024時点におけるアーカイブ。.
- ↑ Ruggieri, Melissa (2024年4月19日). “Mariah Carey's new Vegas residency manages to be both dazzling and down-to-earth”. USA Today. 2024年8月15日閲覧。
- ↑ Columbia Records (1995). Daydream (Media notes). Mariah Carey.
参考文献
- Nickson, Chris (1998), Mariah Carey revisited: her story, St. Martin's Press, ISBN 978-0-312-19512-0