ロバート・モーグ

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(1974年)

ロバート・モーグ(Robert Moog, 1934年5月23日 - 2005年8月21日)は、アメリカ合衆国の電子工学者。シンセサイザーの創始者およびモーグ・シンセサイザーの開発者。本名はRobert Arthur Moog[注 1]。

経歴

ニューヨーク出身。ブロンクス科学高校を卒業後、ニューヨーク市立大学クイーンズ校で物理学を、コロンビア大学で電気工学を、コーネル大学で機械物理学を学ぶ[1]。

電子楽器を製造する会社を2社設立し、1950年代に設立した「R・A・モーグ・カンパニー」ではテルミンを製造した[1]。1961年に「メロディア」を発売[1]。

1984年から1988年までカーズワイル音楽システムの新製品開発担当の副社長として働いた。1990年代初頭にはノースカロライナ大学アッシュビル校で音楽の教授として教鞭をとっていた。

2004年にスペースシャワーTVの番組『Dr.Strange MOOG Love!!!!! 〜MOOGの学校〜』に出演[2]。

2004年に自身の電子楽器開発に対する思考と世界観を紹介する映画『MOOG〈モーグ〉』(監督:ハンス・フェルスタッド)が全米で公開され、2005年には日本でも渋谷にて単館上映公開された。DVDの全米発売日にあたる2005年5月31日にはニューヨークで「MOOGFEST II」も開催された。

2005年4月、デイヴ・スミス(英語版)、ロジャー・リン、トム・オーバーハイムらとの対談を終えて自宅に戻ったところで違和感を覚え、MRI検査で最悪性の脳腫瘍であるグリオブラストーマ(神経膠芽腫)と診断される。手術での切除は不可との医師の判断により放射線治療などを試みたが、8月21日午後2時にノースカロライナ州アシュビルの自宅のベッドで家族に看取られながら眠るように71歳で死去した。

生誕78年の2012年5月23日にGoogleのトップページがモーグのシンセサイザーをモチーフにしたロゴを採用し、実際に演奏が可能な仕様となっていた[3][4]。

人物

愛車はターセルワゴン(日本では初代のトヨタ・スプリンターカリブ)で、ボディーカラーは愛娘の描いたオリジナルデザインであった。

脚注

注釈

  1. ↑ Robert A. Moogと表記される場合もある。

出典

  1. 1 2 3 「未来の<サウンド>が聞こえる 電子楽器に夢を託したパイオニアたち」マーク・ブレンド/著 ヲノサトル/訳、アルテスパブリッシング、2018年、p213
  2. ↑ まりん、Buffalo Daughterらが参加!“MOOGの学校”本日開講!!、CDジャーナル、2004年3月25日掲載、2008年3月31日更新。
  3. ↑ Googleロゴが演奏できるシンセサイザーに!
  4. ↑ “Robert Moog's 78th Birthday Doodle - Google Doodles” (英語). doodles.google. 2026年10月21日閲覧。

関連情報

  • モーグ・シンセサイザー
  • Moog Inc.(英語版) 従兄のビル・ムーグ(英語版)が創業した制御機器メーカー。ちなみにロバートが姓の「モーグ」の発音にこだわったのに対し、ビルの会社の日本法人は「ムーグ」である。またMoog.incのロゴは大文字の「MOOG」だが、後から設立されたロバートの会社のロゴマークは小文字の「moog」になっている。

外部リンク