二次閉体

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数学における体が二次拡大で閉じているまたは二次的に閉じている (quadratically closed; 二次閉) あるいは二次閉体(にじへいたい、英: quadratically closed field)であるとは、その体の任意の元の平方根がその体の中でとれることを言う[1][2]。

例と反例

  • 複素数体は二次閉体である。より一般に、任意の代数閉体は二次閉である。
  • 実数体は二次的に閉じていない。なんとなれば −1 の平方根は存在しない。
  • 任意の非負整数 n に亘る有限体 の合併は二次閉だが代数閉でない体の例となる[3]。
  • 作図可能数体は二次閉だが代数閉でない[4]。

性質

二次閉包

体 F の二次閉包 (quadratic closure) とは F を含む二次閉体であって、かつ F を含む任意の二次閉体へ埋め込むことができるものを言う。かってな体 F に対して、その二次閉包は F の代数閉包 Falg の部分体として構成することができ、それは Falg における F から任意の二次拡大(英語版)を繰り返して得られる体(二次拡大の塔)すべての合併である[4]。

例
  • 実数体 R の二次閉包は複素数体 C である[4]。
  • 五元体 F5 の二次閉包は二次拡大塔 の合併である[4]。
  • 有理数体 Q の二次閉包は作図可能数体である。

注

出典

  1. ↑ Lam 2005, p. 33.
  2. 1 2 Rajwade 1993, p. 230.
  3. 1 2 Lam 2005, p. 34.
  4. 1 2 3 4 5 Lam 2005, p. 220.
  5. ↑ Lam 2005, p. 270.

参考文献

  • Lam, Tsit-Yuen (2005). Introduction to Quadratic Forms over Fields. Graduate Studies in Mathematics. 67. American Mathematical Society. ISBN 0-8218-1095-2. MR2104929. Zbl 1068.11023 
  • Rajwade, A. R. (1993). Squares. London Mathematical Society Lecture Note Series. 171. Cambridge University Press. ISBN 0-521-42668-5. Zbl 0785.11022 

外部リンク