数論における加法的関数(かほうてきかんすう、英: additive function)とは、正の整数 n についての数論的関数 f(n) であって、任意の互いに素な a と b に対し、その積の関数と、それらの関数の和が等しいようなもの、すなわち
を満たすようなもののことを言う[1]。加法的関数 f(n) が完全加法的 (completely additive, totally additive) であるとは、すべての(互いに素でない場合も含む)正の整数 a と b に対して f(ab) = f(a) + f(b) が成立することを言う[注釈 1]。f が完全加法的関数であるならば、f(1) = 0 である。
すべての完全加法的関数は加法的であるが、その逆は成立しない。
完全加法的な数論的関数の例を以下に挙げる:
続いて、加法的であるが完全加法的ではない数論的関数の例を挙げる:
任意の加法的関数 f(n) を用いて、乗法的関数 g(n), すなわち、互いに素な a と b に対して
を満たすような関数を作ることは簡単である。例えば、g(n) = 2f(n) とおけばよい。
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