名曳

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名曳(なびき、生没年不詳)は、平安時代後期の女性芸能者、歌人。美濃国青墓宿(現在の岐阜県大垣市青墓町周辺)の傀儡女として知られる。

人物

『十訓抄』第十には、「青墓傀儡、名曳」として名が見え、『詞花和歌集』に歌を収められた傀儡女として言及されている。[1]同集の歌人別索引では「傀儡靡(くぐつなびき)」と表記される。[2]彼女の作とされる和歌が収録されている。[1]

和歌

『詞花和歌集』巻六「別」には、次の和歌が収録されている。[2]

はかなくも今朝の別れの惜しきかな
いつかは人をながらへてみし

この歌は、別れを惜しみ、再び人と長く会うことのできる時を思う心情を詠んだものと解釈されている。歌の具体的な成立事情や、詠まれた相手については、確実なことは分かっていない。[1][2]

参考文献

  • 『詞花和歌集』巻六「別」。
  • 『十訓抄』第十「才芸を庶幾すべき事」。

脚注

  1. 1 2 3 『十訓抄』第十「才芸を庶幾すべき事」。
  2. 1 2 3 『詞花和歌集』巻六「別」、歌番号186。詞花和歌集の歌一覧データベースおよび歌人別索引を参照。