坂越の船祭
| 坂越の船祭 | |
|---|---|
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| イベントの種類 | 祭礼 |
| 通称・略称 | 坂越の船祭 |
| 正式名称 | 大避神社秋季例大祭 |
| 開催時期 | 毎年10月の第2日曜日(本宮) |
| 初回開催 | 江戸時代 |
| 会場 | 大避神社、坂越の浜 |
| 主催 | 大避神社 |
| 最寄駅 | (JR西日本)赤穂線坂越駅 |
| 公式サイト | |
| 備考: 国の重要無形民俗文化財 | |
坂越の船祭(さこしのふなまつり)は、兵庫県赤穂市坂越に鎮座する大避神社の秋季例大祭で行われる船祭りである[1]。大阪の天神祭、広島・宮島の管絃祭と並び、「瀬戸内三大船祭り」の一つに数えられる[1]。
2012年(平成24年)3月8日に国の重要無形民俗文化財に指定されたほか[2]、文化庁の「日本遺産」(「北前船寄港地・船主集落」および「播州赤穂の塩」)の構成文化財にも認定されている[1]。
概要
祭礼は毎年10月の第2日曜日(本宮)を中心に執り行われる[3]。大避神社の祭神であり、生島に漂着したと伝わる秦河勝の霊を鎮めるための神事である[4]。山麓にある大避神社から神輿を中心とした渡御行列が坂越の浜(海岸)まで進んだ後、行列全体が11隻の祭礼用和船に分乗して海上を渡る「船渡御(ふ渡御)」が行われるのが最大の特徴である[5]。江戸時代から300年以上前の形をほぼそのまま引き継いで伝承されている[4]。
歴史
江戸時代、塩の廻漕などで隆盛を極めた西播磨の廻船業者たちがこの祭礼を経済的に大きく支えた[6]。また、船団を曳航する「櫂伝馬(かいでんま)」の漕ぎ手には、近世廻船業の発展とともに活躍した廻船の水主(かこ)たちが従事し、港町の繁栄の歴史と深く結びついて伝承されてきた歴史を持つ[7]。
祭礼の展開
浜練りとバタカケ
神輿が神社から海岸へ到着すると、ふんどし姿の氏子の男衆30人余りによって、長さ約7メートルの「バタ板」と呼ばれる細長い木板を担ぐ勇壮な練り回しが行われる[4]。男衆がバタ板を持ち上げ、その上でアクロバティックに舞い踊る伝統芸能「バタカケ」が披露され、板の上からの餅まきや、まとい回し、先端でのくす玉割りなどで観衆を沸かせる[4]。
船渡御
バタカケの神事の後、行列は神輿を載せた神輿船をはじめとする11隻の祭礼用和船(伝統的な木造船)の船団に分乗する[4]。船団は一列になって坂越湾に浮かぶ国の天然記念物「生島(いきしま)」にある御旅所を目指し、優雅な海上絵巻を繰り広げる[4]。
還幸
日没を迎えると、船団の各船や周囲に一斉に提灯が灯される[1]。夜の闇と坂越湾の海面に提灯の明かりが美しくに浮かび上がる中、船団が浜へと還幸(帰還)する風景は非常に幻想的であるといわれる[1]。
脚注
- 1 2 3 4 5 坂越の船祭り - 赤穂市役所公式ウェブサイト、2026年10月11日閲覧。
- ↑ 坂越の船祭り 文化遺産オンライン - 文化庁 文化遺産オンライン、2026年10月11日閲覧。
- ↑ 「坂越の船祭り」開催 - 北前船 KITAMAE 公式サイト(日本遺産推進協議会)、2026年10月11日閲覧。
- 1 2 3 4 5 6 浜辺で舞う男衆「バタカケ」勇壮に 赤穂「坂越の船祭」 - 神戸新聞NEXT、2026年10月11日閲覧。
- ↑ 坂越の船祭|日本遺産ポータルサイト - 文化庁 日本遺産ポータルサイト、2026年10月11日閲覧。
- ↑ 赤穂市 日本遺産スマートガイド | 音声ガイド(詳細) - 赤穂市日本遺産スマートガイド、2026年10月11日閲覧。
- ↑ 坂越の船祭 - 北前船データベース - 北前船データベース、2026年10月11日閲覧。
