大分市大規模火災
| 大分市大規模火災 | |
|---|---|
| 現場 |
|
| 発生日 | 2025年(令和7年)11月18日 |
| 類焼面積 | 約49,000m² |
| 原因 | 不明 |
| 被害建築物 | 住宅など187棟 |
| 死者 | 1名 |
| 負傷者 | 1名 |
大分市大規模火災(おおいたし だいきぼかさい)とは、大分県大分市佐賀関において、2025年(令和7年)11月18日夕方に発生した大規模な火災である。
大分市は、発生から10日後の28日13時30分をもって、佐賀関半島部分は鎮火したと宣言[1][2]。16日後の12月4日14時をもって、飛び火していた沖合の蔦島を含む全体が鎮火したと発表した[3][4]。
180棟超に延焼[4][5]。焼損範囲は約4万8900平方メートルに達し[5]、東京ドームの建築面積を超えた[6]。2024年(令和6年)1月1日の能登半島地震直後に発生した石川県輪島市の観光地「輪島朝市」の大規模火災と同程度の規模となった[6]。自然災害による火災を除いた火災での焼失面積と火災規模は2016年の糸魚川市大規模火災を上回った。
国土交通省国土技術政策総合研究所と国立研究開発法人建築研究所は、周囲と焼け跡が連続していない地点の分布から、蔦島を含めて少なくとも9カ所に飛び火したとの報告を同年12月9日に発表した[7]。
概要
時刻は24時制で記載。
経過
2025年(令和7年)11月18日17時40分ごろ、大分市佐賀関で「家が燃えている。風が強く吹いている」との119番通報が大分市消防局に入った[8]。発生原因は不明。
18日18時、大分市は消防法第28条に基づき、消防警戒区域を設定した[9]。
18日夜、佐賀関市民センターに避難所が開設され、最大時125世帯188人が避難した[10]。同日23時、大分県と大分市は災害対策本部を設置した[11]。
19日4時までに建物170棟以上に延焼[10]。1キロメートル以上離れた蔦島にも飛び火した。一時約350戸が停電した[8]。
19日、大分県は災害救助法の適用を決定、自衛隊に災害派遣を要請した[12][13]。防衛省は同日9時に要請を受理し、佐賀県の目達原駐屯地から、陸上自衛隊西部方面隊所属のUH-1多用途ヘリコプターの派遣を決定した[8]。
19日、50代の女性がのどに軽いやけどをして病院に搬送された[14]。同日12時すぎ、住宅の焼け跡から性別不明の1人が見つかり、その後死亡が確認された[8]。
20日夕方、大分市は燃え広がる危険がなくなり、鎮圧したと発表した[15]。
22日、消防警戒区域への被災住民の立ち入りが許可され、焼損した自宅の様子などを確認した[16][17]。
27日、消防警戒区域への報道陣の立ち入りが消防の立ち会いの下初めて許可された[18]。
影響
脚注
注釈
出典
- ↑ 日本テレビ. “大規模火災 半島は“鎮火宣言”11日目でようやく…被災者からは感謝の言葉も 離島は消火活動続く 大分(2025年11月28日掲載)|TOS NEWS NNN”. 日テレNEWS NNN. 2026年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- ↑ 大分県災害警戒本部 (2025年11月28日). “令和7年11月18日大分市佐賀関の大規模火災 災害情報について” (PDF). 大分県. 2025年11月29日閲覧。[リンク切れ]
- ↑ “佐賀関大規模火災 発生から17日目で全体鎮火 無人島も鎮火確認 住民に安堵と今後への不安”. TBS NEWS DIG (2025年12月4日). 2026年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- 1 2 “【速報】発生17日目でようやく全域で鎮火 「離島」も鎮火発表 180棟以上が燃えた大分市大規模火災” (2025年12月4日). 2025年12月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- 1 2 「一帯 がれきの山 佐賀関火災 ドローン撮影」『読売新聞』2025年12月8日、大分、西部朝刊、大分、23面。
- 1 2 「大分火災の焼損範囲4万9千平方メートル、東京ドームの面積超える 輪島朝市火災と同規模」『産経新聞』産経新聞ニュース、2025年11月19日。オリジナルの2026年1月1日時点におけるアーカイブ。2025年11月19日閲覧。
- ↑ 岡田将平 (2025年12月9日). “大分火災9地点で飛び火焼損か、延焼拡大の一因に 国研究所など調査:朝日新聞”. 朝日新聞. 2025年12月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- 1 2 3 4 「【速報中】大分で大規模火災 焼け跡から性別不明の1人 死亡を確認 鎮火のめど立たず」『テレビ朝日』テレ朝NEWS、2025年11月19日。オリジナルの2025年12月21日時点におけるアーカイブ。2025年11月19日閲覧。
- ↑ 大分市. “大字佐賀関田中付近で発生した火災に伴う消防警戒区域について”. 大分市. 2025年11月21日閲覧。
- 1 2 “大分市佐賀関で大規模火災 県が自衛隊派遣を要請 170棟以上が焼失 安否不明1人、軽傷1人(OBS大分放送)”. Yahoo!ニュース. 2026年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- ↑ 大分市. “11月18日 23時00分 大分市災害対策本部を設置しました”. 大分市. 2025年11月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- ↑ 『令和7年11月18日 大分市佐賀関の大規模火災 災害情報について(第5報)』(PDF)(プレスリリース)大分県、2025年11月19日。2025年11月19日閲覧。
- ↑ “大分市佐賀関の火災170棟以上に延焼、出火17時間以上たっても鎮火のめど立たず…災害救助法の適用決定”. 読売新聞オンライン (2025年11月19日). 2026年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- ↑ “大分市佐賀関で大規模火災 住宅など170棟以上延焼中 なぜ被害拡大したのか?強風と飛び火が影響か”. 大分放送 (2025年11月19日). 2026年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- ↑ “大分市佐賀関の大規模火災、発生から約41時間後に「鎮圧」 住宅170棟以上焼失 離島は延焼中 | TBS NEWS DIG (1ページ)”. TBS NEWS DIG (2025年11月20日). 2026年1月1日閲覧。
- ↑ “「何もねえ」「えぐい…」大分市大規模火災 被災した住民たちが自宅を確認 慣れ親しんだ土地が一変(TOSテレビ大分)”. Yahoo!ニュース. 2026年1月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- ↑ “大分市の大規模火災、被災者が自宅を確認「全部焼けてしまった」…罹災証明書発行22日は取りやめ”. 読売新聞オンライン (2025年11月22日). 2025年11月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年1月1日閲覧。
- ↑ “大分市大規模火災 報道陣に現場を公開「建物は骨組みだけ」発生から10日目依然鎮火に至らず”. FNNプライムオンライン (2025年11月27日). 2025年11月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年11月27日閲覧。
- ↑ “「来月からどうするか」 大分大規模火災、最盛期「関あじ・関さば」漁打撃 存続危機”. テレ朝NEWS (2025年11月21日). 2026年1月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2025年11月21日閲覧。
関連項目
- 糸魚川市大規模火災(2016年)