小林勇貴
| こばやし ゆうき 小林 勇貴 | |
|---|---|
| 生年月日 | 1990年9月30日(36歳) |
| 出生地 |
|
| 血液型 | A型 |
| 職業 | 映画監督 |
| 主な作品 | |
| 『全員死刑』 | |
小林 勇貴(こばやし ゆうき、1990年9月30日 - )は、日本の映画監督。静岡県富士宮市出身。東京デザイン専門学校グラフィックデザイン科卒業。
略歴
専門学校卒業後に広告制作会社に就職するが、周囲の薦めなどによって自主映画を制作し始める。その後、『Super Tandem』がPFFアワード2014のコンペティション部門を受賞する[1]。
2015年、本物の不良少年たちを出演させた『孤高の遠吠』がカナザワ映画祭やゆうばり国際ファンタスティック映画祭に出品される。
2017年、間宮祥太朗の主演作『全員死刑』にて商業作品デビュー。
同年、監督作品「ヘドローバ」を公開。監督・脚本を含め、スマートフォンによる撮影・編集を一人でこなす。
『ヘドローバ』撮影をめぐる経緯
2022年4月、2017年公開の小林の監督作『ヘドローバ』のメイキング映像がSNS上で広まり、当時中学生だった出演者・住川龍珠が共演俳優から複数回平手打ちを受ける場面などについて、児童虐待や過度な暴力演出に当たるのではないかとの批判が広がった。[2]また、メイキング映像内で小林が撮影内容について「児童虐待」という言葉を用いて発言していたことについても批判を受けた。
同月25日、小林が「原案」として参加していた映画『激怒』のプロデューサー・森田一人は、小林の名前を同作のクレジットから外すことを発表した。一方で森田は、これに先立つ4月21日の時点で、小林本人からクレジットを辞退したい旨の連絡を受けていたことも明らかにしている。[3]
同月28日、小林は謝罪文を発表した。撮影について、問題となった行為は「演出プランにはなかったアクション」だったと説明した上で、異常を感じるまで撮影を止められなかったことを自身の過失として謝罪した。また、メイキング映像に映る吐しゃ物については撮影用のダミーであり、住川が実際に嘔吐したものではなく、大きな怪我もなかったと説明した。[4][5]
小林は同声明で、メイキング映像における自身の発言についても不適切だったとして謝罪した。また、騒動発生後には、住川本人の心情を考慮して当初は直接連絡を控え、関係者を介して連絡の可否を確認した上で本人に謝罪し、撮影当時の状況について双方の認識を確認したとしている。[4]
2026年3月14日、住川の姉である林未珠はX上で一連の経緯について言及した。林は、2022年にこの件がSNS上で急速に拡散されたことで住川本人が混乱し、家族を含む当事者側も影響を受けたとの認識を示した。[6][7][8]また、撮影当時の出来事や、その後小林から連絡があった経緯についても説明した。[6][7][8]
これに対し、2022年にこの問題をSNS上で取り上げていた俳優の松崎悠希は林への返信で、日本の映画業界における問題を訴える自身の問題意識を優先するあまり、住川だけでなく小林についても「事実と異なる認識や印象を広げ」、その結果として小林を長期間にわたり誤解や批判にさらす一因を作ったとして謝罪した。[9]その後も林と松崎の間では、2022年当時の情報発信や、その影響について複数回のやり取りが行われ、松崎は自身の発信について改めて謝罪の意を示した。[7][8][10][11]
同月16日、小林はYouTube上で改めて当時の撮影について説明した。小林によれば、問題となった平手打ちは当初の演出プランにはなく、撮影中に共演俳優によるアドリブとして発生したものであったという。小林は、それを即座に止めなかったことについては監督として自身に責任があると改めて述べる一方、自身が出演者を殴るよう指示したとの認識については否定した。[12]
小林はまた、撮影前にはアクション担当者によって、実際には強い力を加えずに暴力的な動きに見せるための段取りや練習が行われていたと説明した。平手打ちのアドリブが発生した後にはアクション担当者から俳優への注意が入り、撮影を中断して出演者を休ませた上で、その後は改めてアクション指導のもと撮影を行ったとしている。[12]
公開されていたメイキング映像についても、小林は、本編用に効果音が加えられた映像や、脚本上の演出として用意されていた撮影用の吐しゃ物などが実際の撮影現場の記録と組み合わされていたため、撮影当日に起きた出来事について異なる印象を与える編集になっていたとの見解を示した。[12]
また、メイキング映像内で自身が「児童虐待」という言葉を用いたことについては、当時、撮影スタッフから刺激的なコメントを求められた状況で発言したものだったと説明した。その上で、違和感を抱きながらも周囲の期待に応えようとしてそのような発言をしたこと自体については、自身の判断と責任であるとの認識を示した。[12]
小林は、2022年の騒動発生後すぐに詳細な説明を公表しなかった理由について、住川本人へのさらなる心理的負担を避けることを優先したためだと説明している。第三者からの助言を受け、まず仲介者を介して本人の意思を確認するとともに、撮影当時の記憶について自身の認識だけに依存しないよう、アクション担当者など当時の現場関係者への聞き取りを行った上で本人と話したとしている。[12]
その際、住川本人と撮影当時の出来事について確認したところ、小林によれば双方の時系列や事実認識に大きな相違はなく、本人から小林に対して怒りを抱いていない旨や、作品について肯定的な思いを持っている旨を伝えられたという。[12]小林は2026年の動画において、当時の撮影で異常を感じながら即座に止められなかったことについては引き続き自身の責任として受け止める一方、自身が暴力を指示した、あるいは自ら出演者に暴力を加えたとする認識とは区別すべきだとの立場を示した。[12]
作品
映画
テレビドラマ
- 『GIVER 復讐の贈与者』(2018年)
- 『すじぼり』(2019年)
- 『スカム』(2019年)
- 『ホームルーム』(2020年)
- 『酒癖50』(2021年)
ミュージックビデオ
- NGT48「春はどこから来るのか?」(2018年)
- 神宿「お控えなすって神宿でござる」(2019年)
書籍
- 実録・不良映画術(洋泉社 映画秘宝セレクション) 2017年11月16日初版 ISBN 978-4800313720
脚注
- ↑ 上映作品紹介 - 『Super Tandem』
- ↑ “映画界「性加害」の次は「子役虐待」 批判殺到の小林勇貴氏が悪びれず語っていた “言語道断” の演出”. 東スポWEB (2022年4月26日). 2026年9月20日閲覧。
- ↑ “映画「激怒」小林勇貴氏のクレジット削除 過去の暴力演出「言語道断」 - シネマ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2026年9月20日閲覧。
- 1 2 “小林勇貴氏、過去映画での「子役虐待」批判受け謝罪 「ずっと心に残っていた過去の罪が、世に出たという思い」”. J-CAST ニュース (2022年4月28日). 2026年9月20日閲覧。
- ↑ “児童虐待疑惑の『ヘドローバ』監督・小林勇貴氏が謝罪 子役の吐しゃ物はダミー、保護者も理解と説明”. オリコンニュース(ORICON NEWS) (2024年6月25日). 2026年9月20日閲覧。
- 1 2 “Xユーザーの林未珠(はやし みじゅ)(@hayashimiju)さん”. X (formerly Twitter). 2026年3月14日. 2026年9月20日閲覧.
- 1 2 3 “Xユーザーの林未珠(はやし みじゅ)(@hayashimiju)さん”. X (formerly Twitter). 2026年3月14日. 2026年9月20日閲覧.
- 1 2 3 “Xユーザーの林未珠(はやし みじゅ)(@hayashimiju)さん”. X (formerly Twitter). 2026年3月14日. 2026年9月20日閲覧.
- ↑ “XユーザーのYuki Matsuzaki 松崎悠希📽️(@Yuki_Mats)さん”. X (formerly Twitter). 2026年3月14日. 2026年9月20日閲覧.
- ↑ “XユーザーのYuki Matsuzaki 松崎悠希📽️(@Yuki_Mats)さん”. X (formerly Twitter). 2026年3月14日. 2026年9月20日閲覧.
- ↑ “XユーザーのYuki Matsuzaki 松崎悠希📽️(@Yuki_Mats)さん”. X (formerly Twitter). 2026年3月14日. 2026年9月20日閲覧.
- 1 2 3 4 5 6 7 小林勇貴監督ch (2026-03-15), 【1時間ノーカット】捏造メイキング映像によって炎上した映画監督小林勇貴による、ずっと吐き出せなかった告白と、自己陶酔的正義感厨に送る二次被害への注意喚起 ※字幕なしですみません。 2026年9月20日閲覧。
- ↑ “不動産会社の正社員兼グラビアタレントの林未珠、覚悟を持って撮影に臨んだ主演映画「THE COVER GIRL」が12月5~11日に東京・新宿で独占上映決定”. 中日スポーツ. 中日新聞社. 2026年10月12日. 2026年10月13日閲覧.
外部リンク
- 小林勇貴 (@yuchimuchan) - X(旧Twitter)
- 小林勇貴 - allcinema