小柴賞

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小柴賞
Koshiba Memorial Prize
受賞対象実験物理学
国日本の旗 日本
主催高エネルギー加速器科学研究会
報酬賞状、賞牌、副賞
初回2003年

小柴賞(こしばしょう、英: Koshiba Memorial Prize)とは、高エネルギー加速器科学研究奨励会[1]が、素粒子分野などの基礎科学における測定器技術の開発研究において、独創性に優れ国際的にも評価の高い業績をあげた、単数または複数の研究者及び技術者に授与されるもの。

解説

加速器ならびに加速器利用に関る研究において、特に優れた業績をおさめた研究者・技術者に4賞(西川賞、小柴賞、諏訪賞[2]、熊谷賞)で構成される奨励賞を授与し、もって加速器科学の発展に資することを目的とする。小柴賞は、測定器技術の開発研究に対して授与される。

小柴昌俊がノーベル物理学賞を受賞する事になる天体物理学への先駆的貢献、特に宇宙ニュートリノの検出を記念して設立されたもの。豊橋市が実施している小柴記念賞とは異なる。

受賞者一覧

年度 受賞者 業績 研 究 課 題
2003 井上 邦雄
末包 文彦
白井 淳平
東北大学大学院理学研究科 助教授 原子炉反ニュートリノ欠損現象観測のための大容量液体シンチレーター検出器の開発
2004 須山 本比呂
幅 淳二
浜松ホトニクス(株)電子管事業部
高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所
高速高感度のピクセル光センサの開発
2005 田中 秀治
Kim Sun-kee
高エネルギー加速器研究機構素粒子原子核研究所
ソウル大学校
アトラス実験ミューオントリガー・チェンバーの開発・量産と品質管理
暗黒物質探索のためのCsl(TI)検出器の開発
2006 三原 智 東京大学素粒子物理国際研究センター PSIにおけるμ←eγ崩壊探索実験(MEG)のための大型液体キセノン検出器の開発・建設
2007 伊藤 領介 他4名 高エネルギー加速器研究機構 高輝度電子陽電子衝突実験のための 大規模高速データ収集システムの開発
2008 阿部 利徳
河合 克彦
東京大学大学院
浜松ホトニクス㈱
大口径ハイブリッド光検出器の開発
2009 大谷 航 東京大学 陽電子スペクトロメータ電磁石”COBRA”の設計・製作
2010 宇野 彰二 高エネルギー加速器研究機構 マイクロパターンガス検出器による中性子・X線画像装置の開発
2011
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2012 内田 智久 高エネルギー加速器研究機構 ハードウェアベースの通信制御装置を用いた高速データ収集システムの開発研究
2013
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2014 西口 創 高エネルギー加速器研究機構 ミューオン稀崩壊実験のための極低物質量ワイヤー飛跡検出器の開発
2015 浜松ホトニクス株式会社 固体事業部 Multi-Pixel Photon Counter(MPPC)の特性改善に関する研究
2016 居波 賢二 名古屋大学大学院理学研究科 新型粒子識別装置TOPカウンターの開発
2017 初井 宇記
小嶋 健児
理化学研究所 放射光科学総合研究センター
高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所
SOI技術を用いた広ダイナミック・レンジX線イメージセンサーの開発
高集積陽電子検出器システムKalliopeの開発と実用化
2018
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2019 小谷 政弘
河合 輝典
浜松ホトニクス(株)電子管事業部 ハイパーカミオカンデ用Box&Line型 20吋径光電子増倍管の開発
2020
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2021 中村 光廣
中野 敏行
名古屋大学未来材料 システム研究所教授
名古屋大学大学院理学研究科講師
原子核乾板の技術革新と素粒子・宇宙線実験等への応用
2022 瀧田 正人
亀島 敬
東京大学宇宙線研究所 教授
高輝度光科学研究センター & XFEL利用研究推進室主幹研究員
水チェレンコフミューオン検出器を応用した空気シャワー観測装置によるサブPeVガンマ線天文学の開拓
光拡散フリー透明シンチレータを用いた近回折限界性能X線画像検出器の開発
2023 三輪 浩司 東北大学大学院理学研究科 教授 反跳陽子検出器システム(CATCH)を用いたハイペロン陽子散乱実験手法の開拓
2024 関谷 洋之 東京大学宇宙線研究所 准教授 スーパーカミオカンデにおける超新星ニュートリノ観測技術の開拓
2024 岡田 信二

山田 真也

橋本 直

奥村 拓馬

中部大学 教授

立教大学 准教授

理化学研究所 ECL研究チームリーダー

東京都立大学 准教授

極低温検出器を用いたエキゾチック原子X線精密分光の開拓
2024 春山 富義 東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構 特任教授・副機構長 大規模液体キセノン粒子検出実験を可能としたパルス管冷凍機の開発

脚注

  1. ↑ “高エネルギー加速器科学研究奨励会”. www.heas.jp. 2023年5月27日閲覧。
  2. ↑ “諏訪賞 - ATOMICA -”. atomica.jaea.go.jp. 2023年5月27日閲覧。

関連項目