新井秀徳

ウィキペディアから、無料の百科事典
あらい ひでのり
新井 秀徳
生誕 1957年?
日本の旗 日本・兵庫県
職業 音響効果技師
サウンドクリエイター
活動期間 1978年 - 2026年
代表作 『Dr.スランプ アラレちゃん』
『ドラゴンボール』シリーズ
『こちら葛飾区亀有公園前派出所』
『ONE PIECE』
『あたしンち』[1]
テンプレートを表示

新井 秀徳(あらい ひでのり、1957年? - )は、日本の音響効果技師・サウンドクリエイター。兵庫県出身[2]。JetSoundEngine所属。

経歴

幼少期から父親の影響で様々な楽器に触れていたといい、ミュージシャンを目指していたものの中学生時に断念。絵や工作が好きだったことから、高校在学時にはデザイン科を専攻した[3]。

1975年に上京[2]。大学卒業後は東映の美術部に就職が内定していたものの、初出社当日に大学サークルの演奏会を優先したため、解雇となる。後日、職を探していたところ、イシダサウンドプロダクションの求人に目が留まり「サウンド」の文字から「音楽関係の会社だろう」と思い面接に参加したが、実際はアニメの効果音を制作する会社だったという[3]。その後、採用が決まり同社へ入社。

初仕事は『キタキツネ物語』[4]。『Dr.スランプ アラレちゃん』を担当して以降、東映アニメーション作品を中心に音響効果技師として活動していた。

長年、イシダサウンドプロダクション→フィズサウンドクリエイションに所属していたが、2015年に松田昭彦、西村睦弘とともにJetSoundEngineへ移籍。

特色・人物

1970年代から活動するベテランであり、独特な効果音・サウンドは「新井ワールド」とも呼ばれることがある[1]。

サウンド制作のポリシーは、「音楽に乗っかっても違和感のない音が出なければいけない」。変な不協和音にならず、絶対音感を持つ人が聞いても違和感のない音作りを目指しているという。また「子供に悪影響の出ない音」も目標にしているという[1][3]。

効果音は自由に作っているとする一方で、「絵面に合っていないとイヤ」というタイプだという[1]。

録音にはテープを用いるなど、アナログ派である。近年のパソコンなどデジタルで制作できる環境には「簡単すぎて、いじくり回しすぎるから全体が崩れてきたりしているというのを感じている」「ゼロから作ってないんだよね~。だからつぶしが効かへん」などと苦言を呈することがある[1][5]。

趣味は音楽。ギターやウクレレ、バンジョーなど弦楽器を弾き、年に数回は仲間とライブハウスなどで演奏している[1][5]。

後進に対しては「楽器弾けないとアカンやろな~」と、音楽の知識や感覚が必要だと話している[1][5]。

担当作品

※特記がない限り全て音響効果として参加

テレビアニメ

1981年
1982年
1983年
1984年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
  • ONE PIECE(1999年 - 、音響効果(第1話 - 第1155話)・オリジナルSEデザイン(第1156話 - ))[注 1]
2000年
2002年
2002年
2009年
2015年
2024年
2026年

劇場アニメ

1981年
1982年
1983年
1984年
1986年
1987年
1988年
1989年
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2011年
2012年
2013年
2015年
2016年
2019年

OVA

1994年

実写映画

1978年

特撮

1986年

声の出演

サウンド制作に伴い、動物の鳴き声などを担当することがある。

脚注

注釈

  1. ↑ 2015年12月より、所属社名が「JetSoundEngine」に変更
  2. ↑ クレジットでは、効果が大石幸平、整音が新井秀徳、と肩書きが入れ替わって誤表記。
  3. ↑ 2015年12月より、所属社が「JetSoundEngine」に変更後も所属社名は最終回まで「フィズサウンド」表記。
  4. ↑ 鷲尾健太郎と共同担当
  5. ↑ 第1巻のみ担当
  6. ↑ ノンクレジット。柏原満、東洋音響と共同担当
  7. ↑ クレジットは「フィズサウンド」表記。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 7 8 “音を生み出すプロが語る「アニメ効果音の現場とこれからの音響効果」”. GIGAZINE. 株式会社OSA (2011年9月11日). 2024年9月4日閲覧。
  2. 1 2 山崎潤一郎 (2019年5月28日). 吉本新喜劇、地方と東京のギャップなど70年代の話が盛りだくさん〜ゲストに新井秀徳さんをお迎えしました (ポッドキャスト). 2024年9月4日閲覧.
  3. 1 2 3 山口勝平 (2014年5月28日). “「アニメーションに音響効果と選曲は欠かせないぜ!(後編)」の巻”. ONE PIECE.com. 東映アニメーション. 2024年9月4日閲覧。
  4. ↑ 山崎潤一郎 (2019年5月28日). 極寒の中で死ぬかと思った『キタキツネ物語』の仕事〜ゲストに新井秀徳さん (ポッドキャスト). 2024年9月4日閲覧.
  5. 1 2 3 山口勝平 (2014年5月14日). “「アニメーションに音響効果と選曲は欠かせないぜ!(前編)」の巻”. ONE PIECE.com. 東映アニメーション. 2024年9月4日閲覧。

外部リンク