曹(そう)は部屋を意味する漢字。転じて漢字圏の官制における名称となった。近代日本ではもっぱら軍隊における階級区分の1つとして用いられる。
曹は中国律令官制においておおむね六部の下に置かれる所司である。周辺諸王朝ではへりくだって中国王朝の六部にあたるものを曹としている。日本の律令官制においては近衛府における将曹、鎮守府における軍曹などもっぱら軍制における官職である。近衛大将を曹司ともいう。近代軍制の階級呼称は衛府の官制から将佐尉曹の順に充てていったものである。
六曹すべてにその権能に応じた司法権が付帯する。長官は判書と呼ばれる。以下参判、参議、正郎、佐郎と続く。
自衛官の階級区分の一つで、准尉の下、士の上。曹長、一等曹、二等曹、三等曹に分かれる。旧軍等の下士官に相当する。曹は警察における巡査部長に相当する。
曹を養成する課程には、高等工科学校生徒、一般曹候補生がある(自衛隊生徒、一般曹候補学生及び曹候補士は廃止)。
陸上自衛隊の曹は、陸曹と呼称する。
海上自衛隊の曹は、海曹と呼称する。
航空自衛隊の曹は、空曹と呼称する。
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