本国神名帳集説

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『本国神名帳集説』(ほんごくじんみょうちょうしゅうせつ)は、江戸時代中期に天野信景が著した尾張国内の神社研究書[1]。題名の「本国神名帳」とは『尾張国内神名帳』の当時の呼称である。

概要

宝永4年(1707年)に天野信景が著した神社研究書で、『尾張国内神名帳』および『延喜式神名帳』尾張国条に記載のある神社の比定の基礎となった書物である。それまで『延喜式神名帳』や『尾張国内神名帳』に記載のある神社の大半は研究されることは少なく、所在地が不明となっているものが多くあった。天野は神社名と周辺地名の類似や古記録・古伝などから考証し、式内社と帳内社を比定した。まず天野は元禄12年(1700年)に『尾張国内神名帳』の各写本を比較・考察して纏めた『参考尾張本国帳』を完成させ、これに加筆・修正を加えて完成したのが本書である。式内社と式外社に分けた上で、天野が比定した所在地・祭神・古記録などを記している[1]。なお本書完成後も若干の修正を加えた改訂版が作成されたとみられ、本書には写本によって若干の異同がみられる。 ただし、天野の比定には根拠に乏しいものや所属郡を誤って推定しているものも数多くあり、これらは後に津田正生らが再考している。

天野は当書を作成するにあたり、『尾張国内神名帳』の熱田如法院所蔵本、国府宮威徳院所蔵本、自身が所有する写本など複数の写本を参照し、神名やその訓を記録している[2]。

脚注

注釈

出典

  1. 1 2 “本国神名帳集説(貴重和本詳細)”. 愛知県図書館デジタルアーカイブ. 2026年6月29日閲覧。
  2. ↑ 天野信景. “本国神名帳集説”. 愛知県図書館デジタルアーカイブ. 愛知県図書館. 2026年6月29日閲覧。

関連項目

外部リンク