芍薬甘草湯

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ツムラ漢方薬甘草湯エキス顆粒「ツムラ68番」

芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)とは、漢方方剤の一種。出典は「傷寒論」。

効果・効能

漢方薬としては珍しく速効性があり、服用してから平均6分程で効果が発現し、4~6時間 効果が持続する[1]。
  • 人工透析患者の腓返りに用いられることがある。透析中に足がつる場合は透析前に服用する。

保険適用エキス剤の効能・効果

急激におこる筋肉の痙攣を伴う疼痛[2]

臨床試験

肝硬変症患者126 例(芍薬甘草湯群65 例、プラセボ群61 例)による二重盲検ランダム化比較試験において、芍薬甘草湯はプラセボ群に対して、筋痙攣回数改善度,最終全般改善度(痙攣持続時間や痛みの程度)が有意に改善した[3]。

組成

芍薬(しゃくやく)4.0g、甘草(かんぞう)4.0g

以上の切断あるいは破砕した生薬をとり、1包として製する。


方解

芍薬と甘草の2生薬からなることから名付けられた。

禁忌

アルドステロン症のある患者、ミオパシーのある患者、低カリウム血症のある患者[2]

慎重投与

次の患者には慎重に投与する[2][4]。

  1. 高齢者

相互作用

併用注意

次の薬剤との併用により、偽アルドステロン症、ミオパシーが出現しやすくなる[2]。

  1. 甘草含有製剤
  2. グリチルリチン酸およびその塩類を含有する製剤
  3. ループ系利尿剤
  4. チアジド系利尿剤

副作用

次の副作用がある[2]。

長期服用

60歳以上が30日を越える服用によって低カリウム血症、偽アルドステロン症[4]。

重大な副作用

間質性肺炎、偽アルドステロン症、鬱血性心不全、心室細動、心室頻拍、ミオパシー、肝機能障害、黄疸

その他

発疹、発赤、瘙痒、悪心、嘔吐、下痢

注意事項

高齢者は生理機能の低下、妊産婦、小児は安全性未確立のため注意が必要である[2]。

出典

  1. ↑ 一般社団法人 町田市医師会 「こむら返りに、漢方薬の芍薬甘草湯って大丈夫?」
  2. 1 2 3 4 5 6 ツムラ製品情報『ツムラ芍薬甘草湯』
  3. ↑ 熊田卓、熊田博光ほか「TJ-68ツムラ芍薬甘草湯の筋痙攣(肝硬変に伴うもの)に対するプラセボ対照二重盲検群間比較試験」『臨床医薬』第15巻第3号、1999年、p.499-523、2009年12月30日閲覧。
  4. 1 2 本間真人、石原三也、千文、幸田幸直、芍薬甘草湯と小柴胡湯の連用が血清カリウム値に及ぼす影響 YAKUGAKU ZASSHI., 2006年 126巻 10号 p.973-978, doi:10.1248/yakushi.126.973

関連処方

関連項目