概要
現存する中国の類書としては、古いものの一つである。唐代以前の詩文や歌賦等の文学作品を大量に保存しており、すでに亡失して伝わらない典拠によるものも多い。
本書は46部に分類されており、部ごとにまた子目727を列ねている。分類の編次は、故事を先に置き、すべて出処を注している。また、引用の詩文は、すべて時代を注している。その他の類書と比較して、本書の文献の輯集方法上の最大の特色は、「事」(事実)と「文」(詩文)の両条を併記して一条とし、類書の通例の体制を変更している点である。
内容
- 天 巻1-2
- 歳時 巻3-5
- 地 巻6
- 州 巻6
- 山 巻7-8
- 水 巻8-9
- 符命 巻10
- 帝王 巻11-14
- 后妃 巻15
- 儲宮 巻16
- 人 巻17-37
- 礼 巻38-40
- 楽 巻41-44
- 職官 巻45-50
- 封爵 巻51
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- 治政 巻52-53
- 刑法 巻54
- 雑文 巻55-58
- 武 巻59
- 軍器 巻60
- 居処 巻61-64
- 産業 巻65-66
- 衣冠 巻67
- 儀飾 巻68
- 服飾 巻69-70
- 舟車 巻71
- 食物 巻72
- 雑器物 巻73
- 巧芸 巻74
- 方術 巻75
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- 内典 巻76-77
- 霊異 巻78-79
- 火 巻80
- 薬香草 巻81-82
- 宝玉 巻83-84
- 百穀 巻85
- 布帛 巻85
- 果 巻86-87
- 木 巻88-89
- 鳥 巻90-92
- 獣 巻93-95
- 鱗介 巻96-97
- 虫豸 巻97
- 祥異 巻98-99
- 災異 巻100
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参考文献
中国語版ウィキソースに本記事に関連した原文があります。
- 大渕貴之「唐創業期の「類書」概念:『芸文類聚』と『群書治要』を手がかりとして」(『中国文学論集』35、2006年)
- 中島和歌子「『枕草子』「は」型類聚章段と和漢の類書の部類標題との比較・対照:三巻本・前田家本と『芸文類聚』『倭名類聚抄』を中心に」(『和漢古典学のオントロジモデルの構築』、2006年)
- 木島史雄「『芸文類聚』:文学者のための、そして完本がのこる最古の類書」(『月刊しにか』9-3、1998年)
- 勝村哲也「芸文類聚の条文構成と六朝目録との関連性について」(『東方学報(京都)』62、1990年)