若桜杉
概要
若桜町は、鳥取県の東南端に位置し、兵庫県と岡山県の県境に接しており、面積は約200平方キロメートルあり、95パーセントが山林の町である[1][2]。この土地では、元禄・享保(1688年から1735年)頃から伐採跡地にスギの植林が行われていた。明治末期から国有林の造林を奨励され、国や県が行う分収造林施策等を進めたことや1956年(昭和31年)から50年の間に植林が盛んに行われたことで、20年間に約4,500haが植林された[3]。
若桜町は、土質が花岡岩の風化土壌で、急傾斜地が多く、水はけが良いため、若桜杉の心材は赤色が若干うすく、年輪が硬い傾向にある。一般に、樹齢約150年生以上の無節材を銘木と呼び、長押、鴨居、天井板などに使われる。また、建具材としても障子の枠、桟、腰板などにも使われる[4]。1966年(昭和41年)に伐採された若桜杉が、皇居豊明殿の天井板として用いられたことで、若桜町の育林技術は高く評価された[3]。
木材の搬出は、明治後期まで筏流しによって運搬する方法が用いられていた。昭和50年代には、2億5千万円に上る林業構造改善事業による林道整備が進められ、陸上運搬が主体となった。
脚注
- 1 2 “豊かな自然に育まれた、緑と清流のまち”. 若桜町HP. 若桜町. 2024年9月13日閲覧。
- ↑ “町村情報 若桜町について”. 鳥取町村会HP. 鳥取町村会. 2024年9月13日閲覧。
- 1 2 “若桜町の森林・林業の歴史”. わかさ森林づくりビジョン. 若桜町. p. 4 (2021年3月). 2024年9月13日閲覧。
- ↑ “若桜杉”. 有限会社高橋工務店. 2024年9月13日閲覧。
外部リンク
- わかさ森林づくりビジョン2021年3月.若桜町