鉛銭

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鉛銭(なまりせん)とは、鉛を原料として鋳造された銭貨である[1]。

概要

本来、非常に柔らかい物質である鉛は貨幣を製造するのに適している素材ではない。しかし、何らかの影響で本来の銭貨の材料である銅(銅銭)を生産することが難しくなると、鉄銭や鉛銭などの発行に至った。日本では、平安遷都後の皇朝十二銭は、鉛が大部分を占め、粗悪で銭文が読みにくいものが多くなった。

また、通常の銅銭にも鉛を比較的多く含むものも存在しており、寛永通宝にもみられる。そのような銭貨は色が赤みを帯びるため、「赤銭」と呼ばれる[2]。

歴史

鉛銭は、古いものでは開元通宝に見られる[3]。先述したように、皇朝十二銭にも見られる。

また、細倉当百や上州鉛銭など地方貨幣や民間発行の通貨、また私鋳銭にも見られる[4][5]。

鉛銭、または鉛銭の存在が確認されている銭貨の一覧

参考文献

  1. ↑ 日本国語大辞典, デジタル大辞泉,精選版. “鉛銭(ナマリセン)とは? 意味や使い方”. コトバンク. 2025年3月6日閲覧。
  2. ↑ “あかせん【赤銭】”. 日国友の会. 2025年3月6日閲覧。
  3. ↑ “中国貨幣の歴史”. 日本銀行金融研究所. 2025年3月7日閲覧。
  4. ↑ 佐藤典正『細倉鉱山史』三菱金属鉱業細倉鉱業所、1964年、8頁。doi:10.11501/2505362。
  5. ↑ “上州鉛銭”. namarisen.jp. 2025年3月7日閲覧。