青木孝安
青木 孝安(あおき たかやす、1930年6月28日[1] - 2023年8月3日)は、日本の社会教育実践者。都市部の子どもが親元を離れ、自然豊かな農山村で生活する山村留学の生みの親。長野県出身。
略歴
長野県松本市出身[2]。1950年3月に長野師範学校(現:信州大学教育学部)を卒業し、同年4月から上伊那郡河南中学校(現在の伊那市立高遠中学校の前身の一つ)、1953年4月から東京都墨田区立両国小学校、1966年4月から東京都新宿区立天神小学校で教員を務めたのち、1967年3月に退職。
教員時代の体験から子どもの成長過程における自然体験の大切さを感じ、1968年に保護者らと任意団体「育てる会」を設立し理事長に就任。1969年には八坂村で短期の山村キャンプを始め、1976年から1年単位の山村留学を全国に先駆けて始め、県内外に広まった。「育てる会は」、1972年に財団法人認可、2014年4月には公益財団法人の認可を受けたが、引き続き理事長・会長を務めた[3]。
1993年に文部大臣奨励賞[4]、2015年に旭日双光章を受賞[4]。2023年8月3日、杉並区の自宅で死去、享年93歳[5]。
1980年代、映画監督の篠田正浩による「山村留学で1年かけた自然体験よりもっと深い自然体験を、映画で、子供たちにさせることができる」との発言に対しては、「映像で作られた自然はどんなに巧妙に作くられていようとも、それは本物の自然ではない。映像でしかない」と反論した[6]。
著書
- 『子どもの人生と自然体験 山村留学・長期自然体験をめぐって 』(育てる会、1999年、ISBN 978-4225601518)
- 『山村留学 : 生まれ変わる子ども・親・村 』(農山漁村文化協会、2016年、ISBN 9784540151484)
脚注
- ↑ “青木 孝安 : 平成16年度「社会貢献者表彰」受賞者紹介”. www.fesco.or.jp. 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “山村留学|田舎の本屋さん - 農業・食文化・教育・生活の書籍専門店”. shop.ruralnet.or.jp. 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “特集 育てる会創設者 青木孝安会長を偲ぶ” (PDF). 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 “【秋の叙勲】 会長 青木孝安に旭日双光章が授与されました|Information |山村留学・自然体験キャンプ 公益財団法人育てる会”. www.sodateru.or.jp. 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “「山村留学」の創設者、青木孝安さん死去|信濃毎日新聞デジタル 信州・長野県のニュースサイト”. 信濃毎日新聞デジタル (2023年8月11日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ bug-press (2025年3月6日). “見直される山村留学”. bugpress|NPO法人長野県地域資源活用支援センター. 2026年10月12日閲覧。