髙松智美ムセンビ

ウィキペディアから、無料の百科事典
高松智美 ムセンビ Portal:陸上競技
選手情報
フルネーム たかまつ ともみ ムセンビ
ラテン文字 Tomomi Musembi TAKAMATSU
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 中距離走・長距離走
所属 名城大学
大学 名城大学 卒業
生年月日 (2000-02-23) 2000年2月23日(25歳)
生誕地  ケニア
出身地 日本の旗 日本 大阪府池田市
居住地 日本の旗 日本 千葉県松戸市[1]
身長 148 cm
引退 2022年
成績
国内大会決勝 日本陸上競技選手権大会
1500m:優勝 (2018年)
自己ベスト
800m 2分14秒71
1500m 4分16秒52
3000m 8分58秒63
5000m 15分26秒76
獲得メダル
陸上競技
アジアクロスカントリー選手権
銅2018 貴陽ジュニア6km
金2018 貴陽ジュニア団体
アジアジュニア選手権
銀2018 岐阜1500m
編集 テンプレートのヘルプを表示する

髙松 智美 ムセンビ(たかまつ ともみ ムセンビ、結婚後の本名:中島 智美 ムセンビ〈なかしま ともみ ムセンビ〉[1]、2000年〈平成12年〉2月23日 - )は、日本の元陸上競技選手(中距離走・長距離走)。アジアクロスカントリー選手権・ジュニア団体金メダリスト。父は2001年 長野マラソンで優勝したケニア人のマクセル・ムセンビ(ドイツ語版)、母は日本人、姉は髙松望ムセンビ[2]、夫は中島怜利[1]。

経歴

生まれはケニアで、1歳になってから日本で暮らす[3]。大阪薫英女学院中学校・高等学校卒業。中学時代から姉・髙松望ムセンビを追って多くの大会で活躍した。ジュニアオリンピック3000mで優勝し、全国女子駅伝2区では2年連続で区間賞も獲得した。

高校時代には、中学から競い合ってきた田中希実(西脇工業)、和田有菜(長野東)らともにトラック、駅伝、クロスカントリーで活躍した。高2の時に全国高校駅伝で2区で区間2位となりチームの優勝に貢献し、翌年には連覇を狙うも果たせなかった。

駅伝の強豪名城大学に進学すると、同期の和田有菜、1歳上の加世田梨花などチーム内でも競い合い、特にトラック種目で大きく実力を伸ばした。1年生で、第102回日本陸上競技選手権大会1500mで優勝し、日本インカレでも1500m・5000mの2冠を制した。チーム初の大学駅伝2冠(全日本大学女子駅伝、富士山女子駅伝)にも貢献した。

しかし、2年生後半以降、故障のために各種の大会での記録が前年を下回り、全国女子駅伝では区間順位が大きく下がるなど、主要大会で十分な活躍が出来ない不本意な状況になった。それでも大学駅伝では2年連続の2冠に貢献するなどの活躍は見せた。

卒業後の進路について複数の実業団から誘いがあったものの、髙松自身が大学で競技に区切りを付けることを希望した。東京都で飲食業界に就職することとなり、2022年1月の選抜女子駅伝北九州大会を最後に競技から退いた[2]。

その後、2023年2月の青梅マラソン30キロの部に出場し9位となり、「やっぱり競技者として走りたい」「そのための準備段階」として現役復帰を目指していると報じられた[4]。

2023年7月28日に、陸上選手の中島怜利との結婚を発表した[5]。結婚を機にSNS上で、本名の改姓に合わせて名前を「中島智美ムセンビ」に変更した[6][1]。

特徴

身長148cmと小柄だが大きなストライドで力強く前進する走法である。トラックでのラストスパートの切れ味は抜群で、それを武器に大きなタイトル(日本選手権、日本インカレ、クロスカントリー日本選手権)を獲得してきた。2段階の動きでストライドを伸ばす独特のランニングフォームは迫力さえ感じさせる。

大学2年に入ると思うような記録を出すことできないレースが続いた。特に5000mでの不振は陸上ファンに大きな心配をかけていた。大学3年次後半以降は復調を見せるも、大学卒業を機に競技活動から一線を引いた。

主な記録

年 大会 種目 順位 備考
2013年千葉国際クロスカントリ-中学女子3㎞6位[7]
全日本中学陸上(愛知)1500m2位[8]
ジュニアオリンピックB1500m3位[9]
2014年全国女子駅伝3区区間賞大阪府9位[10]
全日本中学陸上(香川)1500m2位[11]
第69回国民体育大会(長崎)少年B1500m3位[12]
ジュニアオリンピックA3000m優勝[13]
2015年全国女子駅伝3区区間賞大阪府優勝[14]
千葉国際クロスカントリ-中学女子3㎞優勝[15]
和歌山インターハイ20153000m7位[16]
全国高校駅伝女子2区区間4位薫英女学院高校3位[17]
2016年全国女子駅伝5区区間5位大阪府12位[18]
岡山インターハイ20163000m3位[19]
第71回国民体育大会(岩手)少年A3000m4位[20]
全国高校駅伝女子2区区間2位薫英女学院高校優勝[21]
2017年全国女子駅伝2区区間5位大阪府12位[22]
クロスカントリー日本選手権ジュニア6km優勝[23]
世界クロスカントリー選手権ジュニア6km15位日本団体4位[24]
山形インターハイ20173000m6位[25]
全国高校駅伝女子2区区間2位薫英女学院高校3位[26]
2018年全国女子駅伝2区区間2位大阪府5位[27]
クロスカントリー日本選手権ジュニア6km2位[28]
アジアクロスカントリー選手権ジュニア6km銅メダル日本団体金メダル[29]
アジアジュニア陸上選手権1500m銀メダル[30]
第102回日本選手権(山口)1500m優勝[31]
U20世界選手権5000m7位[32]
日本インカレ1500m優勝[33]
日本インカレ5000m優勝
全日本大学女子駅伝3区区間賞名城大学優勝[34]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝7区区間2位名城大学大会記録[35]
2019年全国女子駅伝1区区間12位大阪府3位[36]
クロスカントリー日本選手権シニア8km3位[37]
日本学生個人1500m2位[38]
第103回日本選手権(福岡)1500m4位[39]
第30回夏季ユニバーシアード・ナポリ大会5000m7位[40]
第74回国民体育大会(茨城)成年共通5000m15位[41]
全日本大学女子駅伝2区区間賞名城大学優勝[42]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝2区区間5位名城大学優勝[43]
2020年全国女子駅伝2区区間29位大阪府8位[44]
クロスカントリー日本選手権シニア8km10位[45]名城大学団体優勝
日本インカレ1500m優勝[46]
第104回日本選手権(新潟)1500m7位[47]
全日本大学女子駅伝6区区間2位/区間新名城大学優勝[48]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝1区区間4位名城大学優勝[49]
2021年第105回日本選手権(長居)1500m8位[50]
日本インカレ1500m4位[51]
全日本大学女子駅伝2区区間賞/区間新名城大学優勝[52]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝2区区間6位名城大学優勝[53]

脚注

  1. 1 2 3 4 “夫は箱根駅伝、妻は大学女子駅伝優勝の“最強ランナー夫婦” 引っ越しの手伝いをきっかけに急接近→現在は夫婦でランニングスクールを運営”. ねとらぼ. ITmedia (2025年3月16日). 2025年3月16日閲覧。
  2. 1 2 松永早弥香 (2022年2月7日). “名城大・高松智美ムセンビが仲間と迎えた「幸せな引退」 13年の陸上人生で得たもの”. 4years.. 2023年4月1日閲覧。
  3. ↑ “【第8回/ダイヤモンドアスリート】髙松智美ムセンビ選手インタビュー”. 日本陸上競技連盟公式サイト (2018年3月31日). 2021年8月2日閲覧。
  4. ↑ “高松智美ムセンビ、青梅マラソンで現役復帰への第一歩「競技者として走りたい」…昨春大学卒業時に引退 : スポーツ報知” (2023年2月19日). 2023年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月19日閲覧。
  5. ↑ “箱根駅伝Vランナーと全日本大学女子駅伝Vランナーが結婚 中島怜利と高松智美ムセンビの陸上カップル「支え合っていきます」”. 神戸新聞NEXT. 神戸新聞社 (2023年7月28日). 2023-08-41閲覧。
  6. ↑ 中島 智美ムセンビ (@musembi223) - X(旧Twitter)
  7. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  8. ↑ “TOP8”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  9. ↑ “TOP8”. jaaf. 2020年2月13日閲覧。
  10. ↑ “リザルト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  11. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  12. ↑ “リザルト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  13. ↑ “TOP8”. jaaf. 2020年2月13日閲覧。
  14. ↑ “リザルト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  15. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  16. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  17. ↑ “女子駅伝”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  18. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  19. ↑ “Top8”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  20. ↑ “リザルト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  21. ↑ “総合成績”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  22. ↑ “総合成績リスト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  23. ↑ “上位8位”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  24. ↑ “U20 RACE WOMEN”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  25. ↑ “リザルト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  26. ↑ “女子駅伝”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  27. ↑ “リザルト”. jaaf. 2018年2月10日閲覧。
  28. ↑ “上位8位”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  29. ↑ “日本代表選手リザルト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  30. ↑ “決勝一覧表”. jaaf. 2019年1月19日閲覧。
  31. ↑ “1500m 決勝”. jaaf. 2018年8月6日閲覧。
  32. ↑ “決勝一覧表”. jaaf. 2019年1月19日閲覧。
  33. ↑ “決勝一覧表”. iuau. 2019年1月19日閲覧。
  34. ↑ “総合成績”. iuau. 2019年1月19日閲覧。
  35. ↑ “大会結果”. iuau. 2019年1月19日閲覧。
  36. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  37. ↑ “上位8位”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  38. ↑ “リザルト”. iuau. 2020年2月9日閲覧。
  39. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  40. ↑ “日本選手成績”. juau. 2020年2月9日閲覧。
  41. ↑ “決勝一覧”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  42. ↑ “総合成績”. iuau. 2020年2月10日閲覧。
  43. ↑ “大会結果”. iuau. 2020年2月10日閲覧。
  44. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年2月10日閲覧。
  45. ↑ “2020クロカン日本選手権”. jaaf. 2020年2月9日閲覧。
  46. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年9月15日閲覧。
  47. ↑ “リザルト”. jaaf. 2020年10月3日閲覧。
  48. ↑ “リザルト”. iuau. 2020年10月25日閲覧。
  49. ↑ “リザルト”. iuau. 2020年12月30日閲覧。
  50. ↑ “リザルト”. jaaf. 2021年6月27日閲覧。
  51. ↑ “リザルト”. iuau. 2021年9月19日閲覧。
  52. ↑ “大会結果”. iuau. 2021年10月31日閲覧。
  53. ↑ “大会結果”. iuau. 2021年12月30日閲覧。

外部リンク