光彩

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光彩
とぼね

光彩は、バラの園芸品種の1つ。1987年に日本で、鈴木省三によって作出された[1][2]。日本で作出されたバラの中で、初めて全米バラ選(英語版) (AARS) に選出された品種である[1][3]。

ハイブリッド・ティー (HT) 系で四季咲き・横張りまたは半横張り性の赤バラ[1][2]。母をドゥフトボルケ、父をかがやきにして交配された[3]。樹高は1.1m、株張りは70cmとHT系にしては背が低い[2]。半剣弁高芯咲きで、花径は12-13cm、花弁数は30-50枚[2][3]。花色は緋色で、弁底は黄色がかり、裏側は黄色の紅色のぼかしが入る[2][3]。花付き、花もちは良い[3][4]。早咲きの品種である[5]。樹勢は普通[5][注 1]。耐寒性・耐暑性・耐病性に優れる[1]。うどん粉病には強い[2]。黒点病に耐病性があるとの評価もある[7][注 2]。発行時期が古いが、耐病性がもっとも優れるとまで書いた本もあった[4]。アメリカ合衆国内ではミカド (Mikado) の名前で流通している[1][7][注 3]。1988年に、「とぼね」とともにAARSに選出された[1][2][注 4]。AARSに選出されたことは、日本作出のバラが世界的にも認められるようになった点で大きく貢献した[9]。鉢植え栽培用として人気が高かった品種である[4]。

脚注

注

  1. ↑ 樹勢は弱いと書く本もある[6]。
  2. ↑ 逆に、うどん粉病の耐病性は普通だが、黒点病に弱いと書く本もある[5][6]。同書によれば、月3-4回の薬剤散布でも黒点病が発生する可能性がある[5][6]。入谷『バラ図鑑475種』によると、黒点病が発生して葉を落とすと、冬に枯れ込みやすくなる[6]。
  3. ↑ 日本国内で流通している品種「ミカド」はポリアンサ系の黄バラなので別物である[8]。
  4. ↑ とぼねは、日本国外ではプリマドンナの別名で流通している[5]。

出典

  1. 1 2 3 4 5 6 村上敏『モダンローズ』2017年3月11日、117頁。ISBN 978-4416-61698-7。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 NHK出版 編『別冊NHK趣味の園芸 バラ大百科 選ぶ、育てる、咲かせる』日本放送出版協会、2006年4月20日、198頁。ISBN 978-4-14-645776-8。
  3. 1 2 3 4 5 鈴木省三『ばら花図譜 国際版』小学館、1996年4月1日、97頁。ISBN 4-09-305502-5。
  4. 1 2 3 日本ばら会『はじめてのバラづくり』成美堂出版、2002年8月20日、20頁。ISBN 4-415-00798-8。
  5. 1 2 3 4 5 NHK出版 編『別冊NHK趣味の園芸 バラ大図鑑』NHK出版、2014年11月25日、89頁。ISBN 978-4-14-645792-8。
  6. 1 2 3 4 入谷伸一郎『バラ図鑑475種』ブティック社、2019年5月30日、57頁。ISBN 978-4-8347-7566-2。
  7. 1 2 入谷伸一郎『色分け花図鑑 バラ』学習研究社、2008年4月14日、96頁。ISBN 978-4-05-403556-0。
  8. ↑ 寺西菊雄・前野義博・村田晴夫・小山内健 編『四季咲き木立ちバラ図鑑728』講談社、2006年3月20日、182頁。ISBN 4-06212945-0。
  9. ↑ 入谷『色分け花図鑑 バラ』p.94.