柴静

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柴静
生誕 (1976-01-01) 1976年1月1日(50歳)
中華人民共和国の旗 中華人民共和国 山西省臨汾市
住居 スペインの旗 スペイン バルセロナ
職業 ジャーナリスト
YouTube
チャンネル
活動期間 2023–現在
登録者数 1.17M
(July 27, 2026)
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柴 静(さい せい、チャイ ジン、1976年1月1日 - )は、中国のジャーナリスト、元中国中央電視台(CCTV)アナウンサーである。

来歴

1994年から2015年まで

山西省臨汾市生まれ。1992年、長沙鉄道学院(中国語版)(現中南大学)に入学、1995年に卒業した。在学中19歳の頃に湖南文藝広播電台《夜色温柔》にキャスターとして出演[1]、1998年に中国伝媒大学でテレビ編集について学びつつ、湖南電視台(中国語版)の《新青年》のキャスターを務める。

2001年から中央電視台の「東方時空・時空連線」、「新聞調査(中国語版)」、「24時間(中国語版)」、「面対面(中国語版)」、「看見」などのキャスター、リポーターを歴任する[2]。

2003年には「新聞調査」のリポーターとしてSARSの流行第一線を報道した事が評価され、南方都市報(中国語版)の「風雲記者」に選ばれる[3][4]。

2009年に、それまで勤めていた新聞調査のキャスターを離れ、新聞報道「24時間」と「面対面」のキャスターに就任する。また、同年中央電視台の「優秀アナウンサー司会者」に選ばれる[2]。

2013年に刊行した自らの取材体験を書いた「看見(中国語版)」は、その年のベストセラー1位になった[5][6]。なお翌年この本の日本語版(邦訳「中国メディアの現場は何を伝えようとしているか」)が刊行された[4]。

2013年に、中国で大きな問題となったPM2.5についても積極的に現場に飛び回り取材活動を行っていた。ところが、この取材直後に妊娠が発覚。しかも、お腹の娘は腫瘍を患っていた。生まれた直後に受けた手術は成功したが、娘の看病のため、2014年初めにCCTVを降板した[7]。

2015年、中国の大気汚染について、独自で調べ上げた調査報告「ドームの下で(中国語版)」をネットで公開し話題になった。この動画は中国環境保護部長の陳吉寧が柴に「敬意を表する」と賞賛のメールを送ったが[8] 、全人代開幕直後の3月5日から中国本土では観れなくなった[9]。

2023年以降

2017年7月、柴静は夫と娘とともにスペイン・バルセロナへ移住した。同年8月には、バルセロナのランブラス通りで発生したテロ事件を現地で目撃し、この出来事をきっかけにヨーロッパにおけるイスラム過激派テロリズムの取材を開始した[10]。その後、映画監督の范銘とともに数年をかけて全6話のドキュメンタリーシリーズ「陌生人:対話する聖戦戦士たち(中国語版、英語版)」(Stranger: Talking to Jihadists)を制作し、夫の趙嘉が撮影を担当した。同シリーズは2023年8月17日から自身のYouTubeチャンネルで毎週1話ずつ公開された。一方、8月13日にWeChatへ投稿された予告編は短時間のうちに削除・閲覧不能となった[11]。その後、柴静は独立系ジャーナリストとして活動し、自身のYouTubeチャンネルで報道番組を制作している。

2025年、柴静は自身のYouTube番組で、中国国民党の元軍人である高秉涵に再びインタビューを行った。高は、中国本土と台湾の関係改善が進んでいた時期に、柴静がCCTVで行ったインタビューをきっかけに、2012年の「感動中国」人物に選ばれていた。2度目のインタビューの後、柴静は台湾海峡情勢を「戦争の影が立ち込める状況」と表現した。その後、2013年に出版されベストセラーとなり、2023年には英訳版も刊行された著書『看見』(’‘Seeing’’)は中国国内で発禁となり、書店から在庫が回収されたほか[12]、豆瓣の作品ページおよび百度百科の記事も削除された。

出演

  • 時空連線
  • 新聞調査
  • 24小时
  • 面对面
  • 看見

制作

  • ドームの下で(ドキュメンタリー映画)
  • 陌生人:対話する聖戦戦士たち(ドキュメンタリーシリーズ)

著作

単著

  • 柴静 (2001). 用我一辈子去忘记:夜色温柔的故事 (中国語). 海南出版社. ISBN 9787806459065.
  • 柴静(著)『中国メディアの現場は何を伝えようとしているか: 女性キャスターの苦悩と挑戦』鈴木将久、河村昌子、杉村安幾子(訳)、平凡社、2014年。ISBN 978-4-582-48220-1。

脚注

出典

  1. ↑ “柴静显赫家世:当地大家族 从小住300年古宅-搜狐新闻”. news.sohu.com. 2026年7月27日閲覧。
  2. 1 2 梁宁, ed. (2011年8月9日). “央视主持人柴静资料背景经历曝光(图)” (中国語). 中国国際放送. 2013年5月20日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2015年3月10日閲覧.
  3. ↑ “2007“绿色中国年度人物”柴静” (中国語). 中華人民共和国生態環境部. 2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2015年3月10日閲覧.
  4. 1 2 武田徹「中国メディアの現場は何を伝えようとしているか 柴静著 自由な報道のない国にみる本質」『日本経済新聞』(朝刊)、日本経済新聞社(2014年6月22日発行)、2014年6月25日。2015年3月10日閲覧。
  5. ↑ “图书畅销榜-2013年畅销书排行榜-当当畅销图书排行榜 - 当当榜”. zh:當當. 2015年3月10日閲覧.
  6. ↑ 李魏 (2012年12月13日). 温璐; 许心怡 (eds.). “柴静新书《看见》首发50万册(图)”. 人民日報 (中国語). 人民日報社. zh:青島日報. 2020年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2015年3月10日閲覧.
  7. ↑ 福島香織「元CCTVキャスター柴静の大気汚染リポート データも話題も十分だが、政治的“霧”は晴れず」『日経ビジネスオンライン』日経BP、2015年3月4日。2016年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月10日閲覧。
  8. ↑ “环保部长陈吉宁:已看柴静雾霾纪录片 值得敬佩”. 时政新闻 (中国語). テンセント. 2015年3月1日. 2021年12月8日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2015年3月10日閲覧.
  9. ↑ 佐藤大「大気汚染告発を閲覧禁止 中国、全人代開幕後から」『東京新聞』(朝刊)、中日新聞東京本社、2015年3月10日。2015年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年3月10日閲覧。
  10. ↑ “6集纪录片《陌生人——对话圣战分子》预告片 - YouTube”. www.youtube.com. 柴静. 2026年7月27日閲覧。
  11. ↑ 杭子牙 (2023年8月15日). “前央视争议女记者柴静推反恐纪录片 中国舆论场再起波澜”. 香港01 (中国語(中国)). 2025年7月9日時点のオリジナルよりアーカイブ. 2026年7月27日閲覧.
  12. ↑ 中央通訊社 (2025年5月15日). “柴靜舊作遭令下架 轉行當自媒體人後更具影響力 | 兩岸” (中国語). 中央社 CNA. 2026年7月27日閲覧。

外部リンク