E VITARA
| スズキ・eビターラ PA2AS/PB3AS型 | |
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eビターラ(浜松駅展示車両) | |
| 概要 | |
| 別名 | トヨタ・アーバンクルーザー(5代目) |
| 製造国 |
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| 販売期間 |
2026年1月16日 (発表:2025年9月18日) |
| ボディ | |
| 乗車定員 | 5名 |
| ボディタイプ | 5ドアクロスオーバーSUV |
| 駆動方式 | 電気式前輪駆動/電気式四輪駆動 |
| プラットフォーム | HEARTECT-e |
| パワートレイン | |
| モーター |
1CG型 交流同期電動機(フロント) 2CG型 交流同期電動機(リア) |
| 最高出力 |
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| 最大トルク |
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| 変速機 | eAxle |
| サスペンション | |
| 前 | マクファーソンストラット式コイルスプリング |
| 後 | マルチリンク式コイルスプリング |
| 車両寸法 | |
| ホイールベース | 2,700 mm (106.3 in) |
| 全長 | 4,275 mm (168.3 in) |
| 全幅 | 1,800 mm (70.9 in) |
| 全高 | 1,640 mm (64.6 in) |
| 車両重量 | 1,700–1,890 kg (3,748–4,167 lb) |
| その他 | |
| 動力用主電池 | リチウムイオン電池 160Ah |
| ブレーキ | ベンチレーテッドディスク(フロント・リア) |
eビターラ(英語: e Vitara)は、スズキが2024年に発表したBセグメントサイズのクロスオーバーSUV型の二次電池式電気自動車(BEV)。スズキ初の量産型BEVである[1]と同時に、それまでエスクードの輸出名として使用されていた『ビターラ』の名称を日本国内で使用する初のモデルとなる。
トヨタ自動車にOEM供給され、トヨタ・アーバンクルーザー(5代目)の車名で販売される。
概要
2023年にニューデリーオートエクスポとJAPAN MOBILITY SHOWでコンセプトモデル「eVX」として公開された。その後、2024年11月4日にイタリア・ミラノにて量産版が発表された[2]。
2024年12月12日にはトヨタ自動車へアーバンクルーザー(5代目)としてOEM供給されることが発表されている[3][4]が、そのスタイリングは2023年12月にヨーロッパで「アーバンSUVコンセプト」として公開されたものである[5]。
- コンセプトモデル「eVX」
- 「eVX」内装
インドのスズキ・モーター・グシャラート(マルチ・スズキ・インディアに合併予定)で製造され、約半数が欧州市場を始めとする輸出向けとなる[1]。2025年3月までにインドで販売を開始し、同年中には欧州市場と日本市場にも投入される見通しとされた[6]。うち日本市場には同年9月に発表された。
なお、日本国内での販売価格は10%の消費税込みで399.3万円から492.8万円で、2025年(令和7年)10月時点における日本国内のスズキ車ではランディを抜いて最も高額な車種となる。
メカニズム
プラットフォームとEVユニットはスズキ・トヨタ自動車・ダイハツ工業の共同開発によるもので[7]、重心の低下等を目的として電気自動車に特化した構造であるスケートボード型プラットフォームの「HEARTECT-e」を新規に採用。バッテリーオプションは共にBYD製のリン酸鉄リチウムイオン電池(LFP)を使用した106 kW (142 hp; 144 PS) の49kWhバッテリーパックと、128 kW (172 hp; 174 PS) の61kWhバッテリーパックの2種類を用意。四輪駆動車は135 kW (181 hp; 184 PS)のパワーと300 N⋅m (31 kg⋅m; 220 lb⋅ft)のトルクを発揮する。モーター・インバーター・トランスアスクル(動力伝達装置)を一体化した機電一体型ドライブユニット「eAxle」が搭載される[8][9]。
NORMAL・ECO・SPORTの3つのドライブモードが備わり、2WD車はトルクの発生を緩やかにすることで雪道でのスリップ抑制を図るSNOWモードも搭載される。
シフト部はダイヤル式の電子制御が採用され、アクセルペダルの操作のみで加減速をコントロールする「イージードライブペダル」を採用。減速度を3段階から切替が可能で、OFFにすることもできる[注釈 1]。パーキングブレーキは電動式となり、スイッチ操作だけでなく、シフト操作やアクセルと連動して作動・解除されるようになっている。
四輪駆動車は、「eAxle」を前後に独立して2つ配置し、前後駆動力配分を自動制御する電動式四輪駆動システム「ALLGRIP-e」を採用。通常は約50:50のトルク配分とし、道路状況や走行状態に応じて前輪と後輪のトルク配分を自動制御する「オートモード」と、タイヤが浮く状況の際に空転しているタイヤにブレーキをかけ、反対側のタイヤに駆動トルクを配分するLSD機能をかけることで悪路からのスムーズな脱出を図る「トレイルモード」の2種類のモードを備える。さらに、急な下り坂などでブレーキに自動制御をかけることで車両の加速を抑えて一定速での走行をサポートするヒルディセントコントロールも装備される。
安全装備
予防安全技術「スズキ セーフティ サポート」が導入されており、衝突被害軽減ブレーキは単眼カメラ&ミリ波レーダー方式の「デュアルセンサーブレーキサポートII」と超音波センサー方式の「低速時ブレーキサポート(前方・後方)」が装備されるほか、発進お知らせ機能(先行車・信号切り替わり)、標識認識機能(車両進入禁止、はみだし通行禁止、最高速度、一時停止、転回禁止、赤信号)、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、全方位モニター用カメラ、リアクロストラフィックアラート、アダプティブクルーズコントロール(ACC、全車速追従機能・停止保持機能付)、車線維持支援機能、車線逸脱抑制機能、ブラインドスポットモニター(車線変更サポート付)、車線逸脱警報機能/ふらつき警報機能、ドライバーモニタリングシステム、アダプティブハイビームシステムもすべて標準装備される。
その他
ディスプレイは10.25インチのメーターディスプレイと10.1インチのセンターディスプレイを同一平面上に配置されたインテグレーテッドディスプレイを採用。センターディスプレイはナビゲーションやオーディオ機能(フルセグTV・AM/FMラジオ・USB・iPod・HDMI・Bluetooth・Apple CarPlay/Android Auto)が内蔵されており、駆動用バッテリー残量や航続可能距離、電費(平均・瞬間)、エネルギーフローといった車両情報の確認やエアコン・ヒーター(ステアリング・シート)などの各種設定が可能となる。コネクテッドサービスの「スズキコネクト」にも対応しており、加入することでナビゲーションが地図の最新情報や駐車場の満室状況などの取得が可能となるハイブリッド仕様となり、スマートフォンの専用アプリで事前登録された目的地情報をナビゲーションへ送信することで降車後でも目的地までの徒歩ルートを案内する「おでかけプラン」や駆動用バッテリーのモニタリング・充電やエアコン状況の通知・リモート操作の3つの機能で構成される。
年表
- 2023年1月11日
- ニューデリーオートエクスポ 2023にてEVコンセプトモデル「eVX」を世界初公開[10]。
- 2023年10月26日
- JAPAN MOBILITY SHOW 2023にて「eVX」を日本初出展。外観が変更となり、内装が初公開された[11]。
- 2024年11月4日
- イタリア・ミラノで「eVX」をベースにした量販モデルを「e VITARA」の車名で初公開[2]。
- 2024年12月12日
- トヨタ自動車が5代目アーバンクルーザーを欧州で発表。eビターラをベースとした兄弟車となる[4]。
- 2025年1月17日
- インド・ニューデリーで開催された「Bharat Mobility Global Expo 2025」にてインド仕様車を初公開[12]。
- 2025年7月10日
- 日本仕様車のティザーサイトを公開[13]。
- 2025年8月26日
- マルチ・スズキ・インディアのクジャラート工場で出荷を開始し、記念式典が行われた[14]。
- 2025年9月16日
- 日本仕様車を正式発表(2026年1月16日発売)[15]。
- 日本仕様車では49kWh車が「X」、61kWh車が「Z」となり、「X」は2WD専用、「Z」は4WDも設定される。「X」は運転席が手動シートリフターで、スピーカーはフロントドア・リアドア2箇所ずつの4スピーカー。「Z」は運転席がシートリフターに加え、前後スライド、リクライニング、座面前端チルト、ランバーサポートを加えた10WAYパワーシートに、スピーカーはインパネとフロントツイーターに2つ追加して8つに増強された上、サブウーハーとアンプを追加したハーマン・インターナショナルのプレミアムサウンドシステム「Infinity」となり、サンシェードを備えたガラスルーフが追加される。
- ボディカラーは、モノトーンはブルーイッシュブラックパール4のみ。ブラック2トーンルーフ(メーカーオプション)はランドブリーズグリーンパールメタリック、スプレンディッドシルバーパールメタリック、オピュレントレッドパールメタリック、アークティックホワイトパールの4色が設定される。
- 2025年11月11日
- 2026年次RJCカー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞したことが発表された[16]。
- 2026年2月17日
- マルチ・スズキ・インディアを通じてインド仕様車の販売が開始された[17]。
脚注
注釈
- ↑ 「イージードライブペダル」作動時は2WD車はSNOWモードの選択が不可、4WD車は「ALLGRIP-e」が「オートモード」に固定される。
出典
- 1 2 D'Souza (2024年11月4日). “Suzuki e Vitara revealed as first Maruti EV for India” (英語). Autocar India. 2024年11月4日閲覧。
- 1 2 「スズキ、初のバッテリーEV「e VITARA」を欧州で初公開」(プレスリリース)、スズキ、2024年11月4日。2025年3月18日閲覧。
- ↑ “Toyota Urban Cruiser EV revealed to rival Hyundai Kona and Volvo EX30” (英語). Auto Express. 2024年12月12日閲覧。
- 1 2 “トヨタが新型SUV「アーバンクルーザー」発表 スズキと共同開発EV、欧州導入”. AUTOCAR JAPAN (2024年12月13日). 2025年9月23日閲覧。
- ↑ “Toyota presents concepts for its six planned BEVs in Europe in 2026”. electrive.com. 4 December 2023.
- ↑ Hyde (2024年11月4日). “New Suzuki e Vitara revealed as Japanese brand’s first EV” (英語). Auto Express. 2024年11月4日閲覧。
- ↑ 久家怜 (2024年11月5日). “スズキ初のEV「e VITARA」は専用プラットフォーム、OEM供給しトヨタでも販売”. 日経XTECH. 2025年3月20日閲覧。
- ↑ “Suzuki introduces e VITARA based on eVX concept model; production to begin from 2025 - ET Auto” (英語). ETAuto.com (2024年11月4日). 2024年11月4日閲覧。
- ↑ Leichsenring. Potter: “Suzuki eVitara: The brand's first electric car is on its way” (英語). Motor1.com. 2024年11月4日閲覧。
- ↑ 『スズキ、EVコンセプトモデル「eVX」を世界初公開』(プレスリリース)スズキ株式会社、2023年1月11日。2025年9月23日閲覧。
- ↑ 『JAPAN MOBILITY SHOW 2023の出品概要』(プレスリリース)スズキ株式会社、2023年10月3日。2025年9月23日閲覧。
- ↑ 『スズキ、初のバッテリーEV「e VITARA」をインドで公開』(プレスリリース)スズキ株式会社、2025年1月17日。2025年9月23日閲覧。
- ↑ 「スズキ初のバッテリーEV 新型「e ビターラ」の先行情報を公開」(プレスリリース)、スズキ、2025年7月10日。2025年7月10日閲覧。
- ↑ 『スズキ、インドでBEV「e VITARA」の出荷開始記念式典を開催』(プレスリリース)スズキ株式会社、2025年8月26日。2025年9月23日閲覧。
- ↑ 「スズキ、バッテリーEVの新型「e ビターラ」を日本で発売」(プレスリリース)、スズキ、2025年9月16日。2025年9月16日閲覧。
- ↑ 「バッテリーEVの新型「e ビターラ」が2026年次 RJC カー オブ ザ イヤー 特別賞を受賞」(プレスリリース)、スズキ、2025年11月12日。2025年11月17日閲覧。
- ↑ 「スズキ、インドにてBEV「e VITARA」の販売を開始」(プレスリリース)、スズキ、2026年2月17日。2026年2月18日閲覧。