| 開発元 | Apple |
|---|---|
| 最新版 | |
| 対応OS | macOS Sonoma 14.6以降, iPadOS 17.6以降 |
| プラットフォーム | Apple M1, Apple A16以降を搭載したiPad |
| 種別 | ビデオ編集ソフトウェア |
| ライセンス | プロプライエタリ |
| 公式サイト | Apple - iPadOS版 Final Cut Pro |
Final Cut Pro(ファイナルカット・プロ)とは、Appleの開発・販売するソフトウェアのひとつで、パソコン向けのノンリニアビデオ編集を目的としたmacOS向けのソフトで、Appleのプロフェッショナル向け映像ソリューションの中核となるソフトウェアである。
2023年5月、iPad用Final Cut Proが発表された[1]。
元来は、アドビシステムズ(現アドビ)でPremiereを開発していた、Randy Ubillos(2015年4月に引退[2])を中心とするグループが、マクロメディアに移ってコードネームKeyGripと称して開発していたソフトウェアであり[3]、1997年のNAB Showにて開発が発表され"Macromedia Final Cut"として販売されるはずであった[4]。
後に、Appleが開発中のKeyGripを購入、1999年4月にFinal Cut ProとしてVer.1が発売され、2009年7月当時の最新版はIntel Macのみ対応のVer.7であった。
2003年7月、Final Cut Proの成功により、アドビはMac版Premiereの開発を中止した[5][6](後のIntel Mac版Premiere Proは新規開発の別製品[7])。
Final Cut Studioは、Final Cut Proに加えて、Motion、Soundtrack Pro、DVD Studio Pro、LiveType、Compressor、Cinema Tools、Colorを含む、プロ向けのスイート。また、機能を省略した廉価版であるFinal Cut Expressも用意されていた(後述するFinalCutPro Xの登場と価格改定に伴い、Express版はフェードアウトとなった)。
Final Cut Proは拡張環境対応に優れており、インタフェースボードやRAIDディスクの追加、Xsanシステムの利用などにより、さらに高性能・高画質な編集も可能である。プロ向け映像編集ソフトとして人気があり、2009年時点でのユーザ数は140万であった[8]。
バージョン6とバージョン7では、Motion、Soundtrack Pro、DVD Studio Pro、Compressor、Colorなどを含むソフトウェアスイートFinal Cut Studio(ファイナルカット・スタジオ)として販売されていた。
Final Cut Pro Xは、機能とユーザインタフェースが刷新、64bit化された革新的なソフトとして、2011年4月12日に発表された[9]。
2011年6月、AppleはFinal Cut Proの新しいバージョンである'"Final Cut Pro X"'(FCP X) 10.0をリリース。内部構造が根本的に刷新されたほか、ツールとしての挙動・用語の概念・UIデザイン等が大幅に変更された上に多数の機能が削減された為、混乱を起こし批判を浴びた[10][11][12]。しかし、無料アップデートを繰り返して改良と機能追加、高速化を進め、2018年4月の時点でユーザ数が250万を超える人気ソフトとなっている[13]。
Final Cut Pro XはGrand Central DispatchとOpenCL(10.4.7でMetalへ刷新)をサポートをしている64bitアプリケーションである。これらの機能が追加されたことにより、並列処理及びバックグラウンドでレンダリングを行うことが出来るようになった。
RED ONEなどの4Kの解像度にも対応し、クリップの管理ではクローズアップ、ワイドショットなど自動的にショットによってグループ分けされる機能を持っている。レンズフレア、手ぶれ補正、ローリングシャッター補正、カラーバランス(色補正)等の映像修正も簡単に行うことが出来るようになった。
Final Cut Pro Xは2011年6月21日からMac App Storeでダウンロード可能になった。初期価格は35,000円で、後に26,000円となった。2022年3月時点で36,800円、2022年10月5日に48,800円に値上げされ、2023年6月時点で45,000円である。発売開始当初、App Storeサポートセンターによると、利用規約に記述されている「(i) お客様には、個人的、非商用目的に限って本iTunes商品を利用される権限が与えられるものとします。」を根拠とし、「iTunes Storeでは非商用目的の、個人でご利用を目的としております」と回答しているため、Final Cut Pro Xはプロユースとしての使用はできないとされていた。2012年8月現在は法人向けストアである Apple Store for Business からの決済もできるようになっている(通常のApple Storeや同Educationには表示されない)。
学生・教職員向けPro AppバンドルとしてFinal Cut ProとLogic Pro、Motion、Compressor、MainStageがセット販売されている[14]。2023年6月現在30,000円[14]
Appleは、今後のアップデートによりマルチカメラなどの機能を追加予定だと発表、Ver.10.0.3のマイナーアップデートでマルチカメラ等の機能が追加された[15]。
2024年11月13日発表・発売[22]
Apple Vision Pro向けの空間ビデオ編集とApple Intelligenceを活用した機能が特徴[22][23]
追加のサポートとバグ修正:
2025年2月3日
標準設定でFinal Cut Proを立ち上げて現れるのが、「ビューア」「キャンバス」「ブラウザ」「タイムライン」の4つの画面である。動画作成に使う素材(クリップ)は、ブラウザに収納することが出来る。それぞれのクリップを、ダブル・クリックして現れるのがビューアで、そのクリップに関する設定(例えば、透明度、拡大・縮小など)を変更することが出来る。
ビューアとは対照的に、動画全体がどのように画面に現れるかを確認できるのが、キャンバスである。そして実際の動画作成の作業場となるのがタイムラインで、ブラウザに確保してあるクリップを、ここにドラッグ・アンド・ドロップしながら動画全体を編集していく。
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