Ginza Sony Park

ウィキペディアから、無料の百科事典
  • Ginza Sony Park
  • (銀座ソニーパーク)
Ginza Sony Park(2025年1月29日)
Ginza Sony Parkの位置(東京山手線内内)
Ginza Sony Park
Ginza Sony Parkの位置(中央区 (東京都)内)
Ginza Sony Park
情報
用途 商業施設・公共施設
設計者 Ginza Sony Park Project
施工 竹中工務店
建築主 ソニー
管理運営 ソニー企業株式会社
構造形式 SRC造(一部S造)
敷地面積 707.42 m² [1]
建築面積 585.25 m²
延床面積 4,390.39 m² [1]
階数 地上5階、地下4階
高さ 33.86 m[1]
着工 2022年10月16日
竣工 2024年8月15日[1]
開館開所 2025年1月26日
所在地 東京都中央区銀座五丁目3番1号
座標 北緯35度40分19秒 東経139度45分47秒 / 北緯35.672083度 東経139.763167度 / 35.672083; 139.763167座標: 北緯35度40分19秒 東経139度45分47秒 / 北緯35.672083度 東経139.763167度 / 35.672083; 139.763167
テンプレートを表示

Ginza Sony Park(銀座ソニーパーク、ぎんざソニーパーク)は、東京都中央区銀座に所在する建築物。外堀通りと晴海通りの交わる数寄屋橋交差点に面しており、2025年1月26日に開業した[2]。

コンセプト

ソニー創業者の盛田昭夫が「銀座の庭」と呼び、長く銀座のランドマークとなっていたソニービルを建て替える試みである「Ginza Sony Park Project」の一環として建設された[3]。

同ビルの「街に開かれた施設」というコンセプトを継承し、銀座の街に活気を与える「銀座の公園」として生まれ変わることを目的としている[4][5]。

建物の特徴

建物は地下3階から5階(屋上)までとし、銀座の標準的な建物よりあえて低く構えたことを公園の要素としている。コンクリートの外壁を覆うグリッド状のステンレスのフレームは、「公園」と街をゆるやかに分離する役割を果たし、集積率の高い都会の街中にあって内部には随所に「余白」を設けている。

地下から屋上まで続く螺旋階段は、ソニービル時代の「縦の銀ぶら」「縦のプロムナード」というコンセプトを継承した。階段の踊り場は建物の内側にいながら外の光や空気を感じ取れる半屋外空間で、各フロアごとに天井高が異なり、意図的に無機質な打ちっ放しのコンクリート建築にしたとされている[6]。

地上は晴海通り・外堀通り・ソニー通りに面し、地下は地下鉄コンコースと地下駐車場に連なる。数寄屋橋交差点からの動線を開放的な吹き抜け空間へと進み、地下動線も内と外を区切る扉や壁をなるべく設けないでシームレスにつないで、銀座の街を訪れる人々が気軽に行き交うことのできる空間を目指している[7]。

1階・目の前に数寄屋橋交差点が広がる

ソニービルの物理的遺構

地下鉄コンコース接続部には、旧ソニービルの地下躯体が一部残存した。1966年竣工当時の梁や柱が確認できるほか、開館時の意匠を残すエスカレーター、解体工事の過程で発見された青色の六角タイル壁など、旧ビルの歴史を示す要素が点在している。

これらの構造は、銀座駅との接続という都市機能上の理由から撤去できなかった部分と、意図的に保存された部材が混在しており、新旧の躯体が重層的に組み合わされている。Ginza Sony Park の整備にあたっては、残す部分と更新する部分を精査し、解体工程も含めてデザインに取り込む手法が採られた。

工事の沿革

プロジェクトの中心となったソニー企業の代表取締役社長である永野大輔は、2020年東京オリンピックに向けて急速に進む再開発に疑問を覚えた経験から、建物の歴史や記憶を尊重し、解体中の期間を公園として開放する試みが行われた[8]。工事は2017年に始まった第1期の解体から、2024年の第3期竣工までの7年に渡って行われている。

暫定形態(2018年 - 2021年)

暫定形態(2019年)
中庭(2019年)

旧ソニービルの解体後、新たな建物の着工まで地上部を暫定的に開放することとなり[9]、2018年8月9日にオープンした[10][11]。ソニー製品のショールームやストアとしての機能は持たず[12]、"変わり続ける実験的な「公園」"をコンセプトとし、様々な体験型イベントやライブなどのプログラムを開催。

当初は2020年9月までの期間限定で開園したが[10]、2021年9月末まで開園期間を延長した。

TOKYO FM Ginza Sony Park Studio

当施設のオープンと同時にエフエム東京(TOKYO FM)がトレーラーハウスを改造したサテライトスタジオを設置し、同局の一部番組で公開放送が行われていたが、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)流行のため2020年2月28日から休止。再開されることなく2021年5月31日に閉鎖された[13][14]。

休止時点で公開生放送をしていた番組

過去に生放送されていた番組

生放送を予定していた番組
以下の番組は状況次第で同所からの公開生放送を実施予定だった。

旧施設画像

脚注

  1. 1 2 3 4 「「銀座の庭」から「銀座の公園」へ 新しい「Ginza Sony Park」が竣工 (PDF)」(プレスリリース)、ソニー企業株式会社、2024年8月21日。2024年9月14日閲覧。
  2. ↑ “銀座に爆誕「余白だらけのビル」一体何が凄いのか”. 東洋経済オンライン (2025年2月6日). 2025年2月15日閲覧。
  3. ↑ “Sony Park”. パークについて | Sony Park. 2025年2月15日閲覧。
  4. ↑ 日経クロステック(xTECH) (2024年9月2日). “銀座の垂直立体公園「Ginza Sony Park」25年1月開業、コンクリートの巨大吹き抜け”. 日経クロステック(xTECH). 2025年2月15日閲覧。
  5. ↑ “ソニーが銀座に「公園」をつくった? Ginza Sony Parkが継承するソニーらしさとは”. SONY. 2024年2月15日閲覧。
  6. ↑ Tokyo Art Beat
  7. ↑ Ginza Sony Park公式
  8. ↑ 日経クロストレンド. “「Ginza Sony Park」の全貌 永野社長が明かす細部に込めた仕掛け”. 日経クロストレンド. 2025年2月15日閲覧。
  9. ↑ “About Project | Ginza Sony Park、2024年に最終形へ”. Ginza Sony Park. 2021年11月28日閲覧。
  10. 1 2 “「銀座ソニーパーク」旧ソニービルがリニューアルし“公園”に - 2020年秋まで開園”. ファッションプレス. カーリン. 2018年8月8日. 2020年2月6日閲覧.
  11. ↑ おでかけニャンコ (2019年6月19日). “銀座ソニーパーク~変わり続ける公園”. 中央区観光協会. 2020年2月6日閲覧。
  12. ↑ これらの機能は、近郊施設「銀座プレイス」内のソニーストア銀座が担っている。
  13. ↑ “TOKYO FM|Ginza Sony Park Studio クローズのお知らせ | TOKYO FM Information”. www.tfm.co.jp. 2021年5月23日閲覧。
  14. ↑ “新型コロナウイルスに関連したTOKYO FMの対応についてのお知らせ”. TOKYO FM (2020年2月27日). 2020年10月27日閲覧。
  15. ↑ 番組は2020年9月に終了。
  16. 1 2 番組は2020年3月に終了。
  17. ↑ “https://twitter.com/tfmcity/status/1028844702760611845”. Twitter. 2021年5月26日閲覧。
  18. 1 2 “TOKYO FM 50th 2020年 春の新番組 -TOKYO FM 80.0MHz-”. www.tfm.co.jp. 2021年5月26日閲覧。
  19. ↑ 番組は2026年3月に終了。
  20. ↑ “【アヲ GINZA TOKYO】営業終了のお知らせ”. アヲ (2020年9月10日). 2020年10月27日閲覧。
  21. ↑ “【BEER TO GO】営業終了のお知らせ”. SPRING VALLEY BREWERY (2020年7月29日). 2020年10月27日閲覧。

外部リンク