
IVES (アイビス、Integrated Volitional control Electrical Stimulation/Stimulator、随意運動介助電気刺激/刺激装置) は、人間医工学の研究者[3] 村岡慶裕(早稲田大学)が開発した、脳からの運動指令に呼応して筋肉に電気刺激を与える療法および装置[1][2][4][5]。装置は療法と区別し、 IVES用装置 (IVES device) とも呼ばれる。
IVESは、FES (Functional Electrical Stimulation、機能的電気刺激) やTES (Therapeutic Electrical Stimulation、治療的電気刺激) などの電気療法と並び、脳卒中などで動きにくくなった体幹や上下肢など麻痺筋に対し、無収縮時は収縮閾値強度で、随意収縮時はそれに同期してアシストする電気刺激を与えることにより、麻痺筋の随意運動を介助かつ反復促通しながら、相反抑制により拮抗筋の不随意運動を低減し、更に筋電図バイオフィードバックにより運動学習を促すことで麻痺回復を図る療法。日常使用を意図して開発された。必須となる運動療法に加え、症状に応じて装具や作業療法、日常生活動作、ボツリヌストキシン(ボトックス注射)、経頭蓋磁気刺激、ミラー療法、CI療法などと併せて実施する。
一部の医療機関で【IVES用装置を用いて、日常生活の中で積極的に手指を使用して回復を促す手指IVES入院プログラム(装具併用含):手指IVES療法 】が用意されている。中でも【Pacific supply社製IVESとコード巻取器付装具を用いて1日8時間3週間に限定した手指IVES療法】は、HANDS療法 (ハンズ療法、Hybrid Assistive Neuromuscular Dynamic Stimulation therapy、合成介助神経筋動的刺激療法) とも言い替えられている[21][22]。
治療期間や場所、装具併用の有無を問わず、SKエレクトロニクス社製IVESを1日6時間以上着用する手指IVESプログラムは、手指WIVES療法 (手指ワイビス療法、Wearable IVES Therapy、手指着用アイビス療法) と呼ばれる[23]。
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