MANGA Plus
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| URL |
mangaplus |
|---|---|
| 言語 | 英語、スペイン語、タイ語、インドネシア語、ポルトガル語、ロシア語、フランス語、ドイツ語、ベトナム語 |
| タイプ | 電子漫画 |
| 運営者 | 集英社 |
| 編集者 | 細野修平(編集長) |
| 営利性 | 営利 |
| 登録 | 任意 |
| 開始 | 2019年1月28日 |
| 現在の状態 | 現行 |
MANGA Plus(マンガプラス)は、2019年1月28日に開設された、集英社が所有するオンライン漫画プラットフォーム、モバイルアプリケーション。既に独自のオンライン漫画プラットフォームが存在している日本(少年ジャンプ+が展開されている)、中国、韓国を除く、世界中で提供されている。
概要
MANGA Plusでは、日本国内で毎週発行される週刊少年ジャンプに掲載された作品の各最新話、「少年ジャンプ+」「ジャンプスクエア」「Vジャンプ」の作品を主に配信している。少年ジャンプ+副編集長の籾山悠太は「日本と同時配信にこだわって」いると述べており[1]、原則日本国内公開日の日本時間0時から各エピソードが配信されている。
作品の冒頭3話と最新3話を無料で公開している。また、アプリ版では、対象となる連載作品について各話を初回に限り無料で閲覧できる仕組みを提供している[2]。
2023年10月には、アプリ版に定額制の読み放題サービス「MANGA Plus MAX」が導入された。連載中の作品を対象とする「Standard」と、完結作品も含む「Deluxe」の2つのコースが設けられている[3]。
集英社によれば、2022年10月の時点でMANGA Plusの月間アクティブユーザー数は600万人を超えている[4]。なお、少年ジャンプ+の日本国内での月間アクティブユーザー数は同年6月の時点で1050万人である[5]。月間アクティブユーザー数は1位がアメリカ、2位がタイ、3位がインドネシア、4位がフランス、5位がメキシコとなっている[4]。
歴史
1990年代、週刊少年ジャンプの発行部数は653万部でピークに達したが、その後漫画業界全体の落ち込みに合わせて減少するようになった。それを受けて、集英社はより多くの読者へのアプローチを求めて電子化を試みるようになる[6]。2012年、電子書籍版を販売するジャンプBOOKストア!が開設された。2014年、WEBコミックプラットフォームの少年ジャンプ+を日本国内でリリースした。少年ジャンプの電子版は次第に少年ジャンプ+に移行し、集英社は2022年11月30日にジャンプBOOKストア!のサービスを終了した[7]。
ジャンプBOOKストア!にも参画し、少年ジャンプ+及びMANGA Plus編集長を務めている細野修平は、アメリカのAnime News Networkの取材に対し、「海外には日本と同じようにたくさんの漫画読者が居るので、世界中の人々に少年ジャンプ+を届けたいと思っている」と述べた。副編集長の籾山悠太も、日本のITmediaの取材に対して同様に「海外で日本の漫画が人気なのは事実ですが、MANGA Plusが始まるまでは、ほとんどの国で日本と同時期にジャンプで掲載されている最新話は読めませんでした。できるだけ広く、多くの読者にジャンプの連載作品を読んでほしい、という思いがあって始めました。」と述べている。一方で、海外では海賊版のジャンプ漫画が広く読まれている状況があったこと、韓国発のウェブトゥーンが世界的に人気になっていることなどもMANGA Plus設立の理由に挙げた。
そして、2017年以降、集英社は「少年ジャンプ+の海外版」についての構想を海外メディアなどに明かし始めるようになり、2019年1月28日にMANGA Plusがリリースされた。前述のとおり、日本、中国、韓国を除くすべての国で利用できるよう開発され、MANGA Plusへの配信は集英社が自社で行っている。
もともと、集英社の漫画は現地の出版社や独自の流通網を経由して世界に配信されていたが、MANGA Plusのリリースにより、集英社は初めて自社で全世界に直接自社の漫画を配信できるようになった[6]。リリースと同時に、50の漫画が公開された。MANGA Plusの広告から得た収益の一部は直接作者に還元されている[8]。
リリース当初は英語のみの対応であったが、2019年2月25日にスペイン語版が、2019年12月にタイ語版(タイ・カンボジア・ラオスのみで利用可能)が追加された[8]。その後も2021年2月に一部タイトルがインドネシア語で、2021年4月にブラジルとポルトガルでポルトガル語版が利用可能になった。2021年8月にすべての言語版において地域の規制が撤廃され、どの地域で利用していてもすべての言語が利用できるようになった。2021年8月9日にロシア語版が、2021年9月にフランス語版が追加された。
2020年10月、MANGA Plusは独自の公式Discordサーバーを開設した[9]。
2021年2月、2周年を記念しMANGA Plusウェブ版のデザインが一新された。
少年ジャンプ+副編集長の籾山悠太は、2022年6月29日のオンラインイベント「ジャンプのミライ2022」において、2023年以降に始まる少年ジャンプ+の新連載作品を原則として英語でも世界同時配信する方針を発表した。[10]。
2022年8月、集英社はイラスト投稿サイト「ART street」などを運営するメディバンと共同で、世界各国のユーザーが漫画を投稿・公開できるサービス「MANGA Plus Creators」を開始した[11]。
2023年以降、少年ジャンプ+で開始される新連載作品について、原則として英語版をMANGA Plusで日本語版と同時に配信する方針が実施された。ただし、一部の作品は対象外となる[12]。
2023年7月にはベトナム語での配信が始まり、『ONE PIECE』や『SPY×FAMILY』などの最新話の同時配信に、翻訳支援ツール「Mantra Engine」が活用された[13]。
2023年10月4日、アプリ版に定額制の読み放題サービス「MANGA Plus MAX」が導入された。サービス開始時には、連載中の作品を対象とする「Standard」と、完結作品も含む「Deluxe」の2つのコースが設けられた[14]。
2024年3月3日にはドイツ語での配信を開始し、『ONE PIECE』と『チェンソーマン』が配信作品に加わった[15]。
2024年7月31日、MANGA Plus Creatorsに投稿された作品を原作とする『NO\NAME』が少年ジャンプ+で連載を開始した。同サービスへの投稿作品から少年ジャンプ+の連載作品が誕生した初の事例となった[16]。
2024年9月1日、少年ジャンプ+で公開される読み切り作品についても、原則として英語版を日本語版と同時に配信する取り組みを開始した[17]。
集英社の広告媒体資料によれば、2025年1月時点でMANGA Plusの累計ダウンロード数は3,100万、平均月間アクティブユーザー数は650万人となっている[18]。
2025年10月9日、『週刊ヤングジャンプ』で新たに連載が始まる作品について、英語版をMANGA Plusで世界同時配信する取り組みが開始された。同日発売の同誌45号で連載を開始した『BUNGO-unreal-』が、その最初の作品となった[19]。
参考文献
- ↑ ““世界同時ヒット”は実現するのか 「MANGA Plus」が海外でウケている理由:ジャーナリスト数土直志 激動のアニメビジネスを斬る - ITmedia ビジネスオンライン”. 2022年11月22日閲覧。
- ↑ “マンガの世界展開はデジタルと実店舗の両輪で急成長!MANGA Plus by SHUEISHA/紀伊國屋書店/オレンジが描く新たなビジネスモデル【IMART2024】”. MANGA Watch (2024年11月26日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “ジャンプ+による海外向けマンガ誌アプリのサブスク開始、最新話まで読み放題に”. コミックナタリー (2023年10月4日). 2026年10月12日閲覧。
- 1 2 “海外の漫画ファンってどんな人?「MANGA Plus」のユーザーアンケート結果を公開してみます。|ジャンプ・デジタルラボ/少年ジャンプ+|note”. note(ノート). 2022年11月22日閲覧。
- ↑ Inc, Natasha. “【イベントレポート】ジャンプ+はジャンプを越えたのか?編集長×副編集長が赤裸々に語る現在と未来”. コミックナタリー. 2022年11月22日閲覧。
- 1 2 “Everything You Need to Know about MANGA Plus by Shueisha” (英語). 2022年11月22日閲覧。
- ↑ 岩瀬賢斗. “「ジャンプBOOKストア!」11月30日をもってサービス終了へ - GAME Watch”. Impress Watch. インプレス. 2022年11月22日閲覧。
- 1 2 “Jump+ Aims to Release All New Manga Series Simultaneously in English After 2023” (英語). Anime News Network. 2022年11月21日閲覧。
- ↑ “Join the MANGA Plus Discord Server!”. Discord. 2021年6月2日閲覧。
- ↑ momiyama2019. “モミー 【少年ジャンプ+編集】さんはTwitterを使っています: 「「少年ジャンプ+の新連載は、2023年以降、全て英語でも全世界で同時連載します」 という方針をジャンプのミライ第1回で先程発表しました。 話下手なところを、けんすう@kensuu さんや、ちょまど@chomado さんに助けられました…。ありがとうございました。第2回もお楽しみに。 #ジャンプのミライ https://t.co/rt3xNuz1Zb」 / Twitter”. Twitter. 2022年11月22日閲覧。
- ↑ “Shonen Jump+, Manga Plus Launch Global User-Submitted Manga Service” (英語). Anime News Network. 2022年11月21日閲覧。
- ↑ “2023年以降に始まる「少年ジャンプ+」の新連載は、日本と世界の読者が同時に連載を楽しめる態勢へ!”. PR TIMES (2022年6月30日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ ““AI翻訳”で『ONE PIECE』の日本・ベトナムの同時配信、集英社がスタートアップと連携”. ダイヤモンド・オンライン (2023年8月16日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “ジャンプ+による海外向けマンガ誌アプリのサブスク開始、最新話まで読み放題に”. コミックナタリー (2023年10月4日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “Kostenlos auf Deutsch: „One Piece“ und „Chainsaw Man“ im „MANGA Plus“-Simulpub gestartet”. Manga Passion (2024年3月3日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “海外クリエイター向けマンガ投稿プラットフォームからジャンプ+連載作が誕生”. コミックナタリー (2024年7月31日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “「少年ジャンプ+」読切も英訳、日本語版と同時に世界配信スタート”. ITmedia NEWS (2024年9月2日). 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “MANGA Plus by SHUEISHA”. 集英社AD NAVI. 2026年10月12日閲覧。
- ↑ “ヤングジャンプ:新連載の英語翻訳版を世界同時配信 「BUNGO」高校生編を皮切りに”. MANTANWEB (2025年10月9日). 2026年10月12日閲覧。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- MANGA Plus (mangaplus.en) - Facebook
- MANGA Plus (@MangaPlusENG) - X(旧Twitter)