ポテンザ(POTENZA)は、ブリヂストンが販売するスポーツドライブ向けタイヤ、およびモータースポーツで使われるレーシングタイヤのブランド名称で、1979年に発売された。競合モデルはその前年(1978年)に発売された横浜ゴムの「ADVAN」シリーズや住友ゴム工業(DUNLOPブランド)の「フォーミュラ」や「ディレッツァ(DIREZZA)」などである。ポテンザはイタリア語で“力”、つまりパワーを意味する。
開発当初はひたすらグリップアップを目指し開発されたタイヤで、現在では周回を重ねてもグリップダウンが少ないタイヤを開発している。また日本メーカーの高級乗用車と欧州メーカーの高級乗用車向けにハイスピードレンジ対応(Wレンジ…300km/h超)モデルである「RE050」がメーカー標準装着モデルとしてOEM供給されている。
当初は以下のハイグリップ系やモータースポーツ向けのみの展開だったがその後のブランド戦略でプレミアムスポーツタイヤのEXPEDIAやスポーティータイヤのGRIDがPOTENZAブランドに統合されたことにより商品展開が拡充された。

ブリヂストンはフォーミュラ1をはじめとする国内外のさまざまなカテゴリーにも参戦しており、四輪モータースポーツで使われるタイヤも市販のものとはまったく違うが主にPOTENZAブランドで生産している。また、アメリカの「インディカー・シリーズ」に供給されている「ファイアストン・FIREHAWK」ブランドのタイヤは、ブランドはファイアストンだがその中身はブリヂストン・POTENZAそのものである(かつてのCARTシリーズでは2000年初頭からPOTENZAのブランド名が使われていた)。
珍しい例としては、2023年のスーパー耐久・富士24時間レースにおいて、本来ハンコックタイヤのスリックタイヤを使用するところが同社の工場火災の影響で供給が困難になり、代替として一部のクラスで市販品のPOTENZA RE-71RSが使用されたことがある。市販タイヤで24時間レースに参戦するのはブリヂストンでも初の事例だという。レースではハンコックのスリックに対して約1秒落ち程度のタイムで走行し、ドライバーからも高い評価を得た[1]。
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