SPRESENSE

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SPRESENSE
主なメーカー ソニー
種類 シングルボードコンピュータ
プロセッサー ARM Cortex-M4F (6コア)

SPRESENSE(スプレッセンス)は、ソニーセミコンダクタソリューションズが開発したIoT用のボードコンピュータである。

最⼤156 MHzで動作するARM Coretex M4Fを6コア持つプロセッサ「CXD5602」を搭載し、NuttX(英語版)をベースとしたSpresense SDKおよびArduino IDEによる開発環境に対応している[1]。低消費電力、GNSS受信機能、ハイレゾ対応オーディオコーデック搭載などを特徴とする[2]。

経緯

開発時の名称はSPRITZERで、2017年8月に開催されたMaker Faire(英語版) Tokyo 2017で初披露された[3][4]。

2018年5月14日にSPRESENSEと改称された[5]。

2018年7月31日にメインボードと拡張ボードが発売され、その後、カメラボード(2018年10月)[6]、LTE拡張ボード(2019年12月)[7]、HDRカメラボード(2022年4月)[8]、GNSSアドオンボード(2023年7月)[9]、マルチIMUアドオンボード(2025年2月)[10]が発売されている。

活用事例

  • 月面探査ローバーSORA-Qのメインボード、カメラボードとして使用された[11][12]。
  • 「世界ゆるミュージック協会」との提携による「ゆる楽器」の制作[13][14][15]。
  • 2022年よりSPRESENSE活用コンテストを開催している[16][17][18]。

仕様

メインボード
型名 : CXD5602PWBMAIN1[19]
サイズ : 50.0 mm x 20.6 mm[19]
プロセッサー : ARM Cortex-M4F x 6コア[19]
最大駆動周波数 : 156 MHz[19]
SRAM : 1.5 MB[19]
フラッシュメモリー : 8 MB[19]
デジタル入出力 : GPIO, SPI, I2C, UART, I2S[19]
アナログ入力(A/Dコンバータ) : 2 ch (0.7 V range)[19]
測位衛星システム : GPS, GLONASS, BeiDou, Galileo, QZSS, SBAS[19]
カメラ入力 : 専用パラレルインターフェース[19]
拡張ボード
型名 : CXD5602PWBEXT1[19]
カメラボード
型名 : CXD5602PWBCAM1[19]
LET拡張ボード
型名 : CXD5602PWBLM1[19]
HDRカメラボード
型名 : CXD5602PWBCAM2W[19]
GNSSアドオンボード
型名 : CXD5602PWBGNSS1W[19]
マルチIMUアドオンボード
型名 : CXD5602PWBIMU1J[19]

開発環境

関連書籍

  • 太田義則 著『SPRESENSEではじめるローパワーエッジAI』 オライリー・ジャパン、2022年2月28日、ISBN 978-4873119670[22]

脚注

  1. ↑ 藤本健 (2024年8月26日). “【藤本健のDigital Audio Laboratory】ソニーの“誰でも楽器作れちゃう”キット「ゆるコア」って何ですか”. AV Watch. 2025年3月12日閲覧。
  2. ↑ 山崎健太郎 (2018年7月25日). “ハイレゾプレーヤーを自作!? ソニーのボードコンピュータ「SPRESENSE」が凄い”. AV Watch. 2024年3月8日閲覧。
  3. ↑ “SPRITZERがIoTを拓く。ソニーが新しいプラットフォームを提案”. APS. インスケイプ株式会社 (2017年8月30日). 2024年3月10日閲覧。
  4. ↑ 海上忍 (2017年8月8日). “【レポート】ソニーの「SPRITZER」は“ハイレゾ・レディ”なシングルボードコンピューターだった!”. PHILEWEB. 2024年3月8日閲覧。
  5. ↑ “2017|製品情報更新のご案内”. ソニーセミコンダクタソリューションズグループ. 2024年3月8日閲覧。
  6. ↑ “低消費電力のIoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE™」を商品化”. ソニーグループポータル (2018年8月30日). 2024年3月8日閲覧。
  7. ↑ 北川研斗 (2019年12月9日). “ソニー、水道やガスの自動検針を実現する「SPRESENSE」シリーズのLTE拡張ボードを発売へ”. ケータイWatch. 2024年3月8日閲覧。
  8. ↑ “IoT向けスマートセンシングプロセッサ搭載ボード「SPRESENSE™」のハイダイナミックレンジ対応カメラボードを商品化”. PR TIMES (2022年4月26日). 2024年3月8日閲覧。
  9. ↑ 馬本隆綱 (2023年7月26日). “低消費電力で高精度のGNSSアドオンボードを発売”. EE Times Japan. 2024年3月8日閲覧。
  10. ↑ 宮武朋晃 (2025年2月28日). “ソニーが高精度と小型軽量を両立した慣性センサー、実現の背景にJAXAとの研究”. 日経クロステック(xTECH). 2025年3月12日閲覧。
  11. ↑ 大塚実 (2022年6月19日). “直径8cmの月面ローバー「SORA-Q」が一般初公開、商品化の計画もスタート!”. TECH+. マイナビ. 2024年3月8日閲覧。
  12. ↑ “月面で自律走行&撮影に成功 直径8センチの小型ロボ「SORA-Q」は玩具技術の結晶”. Yahoo!ニュース (2024年3月5日). 2024年3月8日閲覧。
  13. ↑ “え、たった2日で楽器を作っちゃうの? 「ゆる楽器ハッカソン」潜入レポート”. GIZMODE (2022年8月3日). 2025年3月15日閲覧。
  14. ↑ “ソニーの“誰でも楽器作れちゃう”キット「ゆるコア」って何ですか”. AV Watch (2024年8月26日). 2025年3月15日閲覧。
  15. ↑ 武者良太 (2024年4月22日). “「誰もが演奏できる」という価値に形を与えるSPRESENSE™”. LightsWill. 2025年3月15日閲覧。
  16. ↑ “2022年 SPRESENSE 活用コンテスト”. elchika. 2025年3月15日閲覧。
  17. ↑ “2023年 SPRESENSE 活用コンテスト”. elchika. 2025年3月15日閲覧。
  18. ↑ “2024年 SPRESENSE 活用コンテスト”. elchika. 2025年3月15日閲覧。
  19. 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 “製品仕様”. ソニーの開発者ポータル. 2025年3月12日閲覧。
  20. 1 2 “Spresense について”. ソニーの開発者ポータル. 2024年3月10日閲覧。
  21. ↑ 大原雄介 (2021年5月10日). “ソニーの「Spresense」が採用するオープンソースRTOS「NuttX」とは”. MONOist. 2024年3月10日閲覧。
  22. ↑ “ソニーの開発ボードによるIoT組み込みAIを解説、「SPRESENSEではじめるローパワーエッジAI」発刊”. fabcross. MEITEC CORPORATION (2022年2月17日). 2024年3月10日閲覧。

関連項目

外部リンク