いてまえ打線

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いてまえ打線(いてまえだせん)とは、大阪近鉄バファローズの打線に付いた愛称である。

概要

「いてまえ」とは大阪弁で「やっちまえ」を意味し、打線の雰囲気と地域性を同時に表すネーミングである。

この名称は、近鉄選手が相手投手を打ち込んだ際に近鉄応援団が「いてまえ〜」と掛け声をしていたことに由来し、西本幸雄監督のもとでリーグ初優勝する1979年頃に、ファンの間で自然発生的したものであると、当時の応援団長佐野正幸が書籍に綴っている[1]。その後、1990年代前半にマスコミの間でも広く浸透[2]し、2004年の近鉄球団消滅まで使われ続けた。

そのため「いてまえ打線」と言えば特定の布陣を指し示すものではなく、メンバーは年度によって異なる。なお、応援団は掛け声だけでなく、スタンドに「豪打いてまえ猛牛打線」の横断幕を掲げ、親会社の近鉄本社と資本関係でつながるテレビ朝日[3]の『暴れん坊将軍』のオープニング曲を使ったチャンステーマの歌詞にも織り込んでいた。

近鉄は長年、クリーンナップの長打力を重視した布陣を敷くことが多く、チーム本塁打数200本以上を3度(1980年、1985年、2001年)記録している。特に2001年時はチーム防御率がリーグ最低にもかかわらず、打線の力でチームをリーグ優勝に導いた。しかし、ただ本塁打を重視するのではなく、1番打者には俊足の選手を、2番打者には巧打の選手を必ず置いており、「いてまえ打線」の真骨頂はクリーンナップによる本塁打のみではなく、集中打による得点と、クリーンナップ以外の打者による効果的な本塁打であるとする近鉄ファンは多い。

ただし、1992年~1994年頃のいてまえ打線はラルフ・ブライアント、石井浩郎らの長打力に、大石大二郎や大島公一(1996年にオリックスへ移籍)を中心とした機動力をミックスして得点を挙げていたが、2001年〜2002年には、ほとんど機動力に頼らず、タフィ・ローズ、中村紀洋らを中心とした長打力で得点を挙げることが多く、時代によって多少毛色が異なっている。

また1980年代半ばから球団消滅まで、近鉄は捕手について1名を正捕手として固定起用せず、ありなしコンビに象徴されるように2名あるいは3名の併用とし続けていた(打撃、守備それぞれで突出した存在がいなかった)ために、「いてまえ打線」において捕手は下位打線を打つのが基本である。

布陣

※太字はリーグトップ

1979年

ファンの間で「いてまえ打線」と呼ばれ始めたとされる年(先述参照)。球団史上初のリーグ優勝を果たした。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中平野光泰右.279185121ゴールデングラブ賞(外)
2遊石渡茂右.281114510ベストナイン(遊)
3左栗橋茂左.291328016ベストナイン(外)
4DHチャーリー・マニエル左.32437940シーズンMVP、本塁打王、ベストナイン(DH)
5三羽田耕一右.274134911
6二クリス・アーノルド右.28917656
7一小川亨左.27712442
8右佐々木恭介右.320184614
9捕梨田昌崇右.27219572ベストナイン(捕)、ゴールデングラブ賞(捕)
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕有田修三右.2718240梨田と併用
二永尾泰憲左.31034012
外藤瀬史朗右.3850127この年の代走盗塁数25はプロ野球記録
  • 主なチーム記録
    • 打率.285(リーグ1位)
    • 本塁打195本(リーグ1位)
    • 得点641(リーグ1位)
    • 盗塁140(リーグ3位)

1980年

2年連続のリーグ優勝を果たした。この年のチーム打率・本塁打数・得点数・打点数が近鉄バファローズとしての球団記録である。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中平野光泰右.284236813
2一小川亨左.32315551
3右佐々木恭介右.31819668
4DHチャーリー・マニエル左.325481290本塁打王、打点王、ベストナイン(DH)
5左栗橋茂左.32828849出塁率.406、ベストナイン(外)
6三羽田耕一右.27230806
7捕梨田昌崇右.29215551ベストナイン(捕)
8二石渡茂右.2659475
9遊吹石徳一右.24912366
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕有田修三右.30916372梨田と併用
一/二クリス・アーノルド右.25211371
二永尾泰憲左.2331154
外島本講平左.3515261
外藤瀬史朗右.2413822代走要員
  • 主なチーム記録
    • 打率.290(当時パ・リーグ新記録[4])
    • 出塁率.363[5]
    • 長打率.501
    • OPS.864(プロ野球記録)
    • 本塁打239本(当時プロ野球新記録、前後期65試合ずつ、合計130試合制での達成。現在はパ・リーグ記録[6])
    • 得点791(当時パ・リーグ新記録、130試合制での達成。[7])
    • 盗塁85(リーグ4位)

1981年

主砲のマニエルがヤクルトに復帰したのに加え、現有勢力が軒並み数字を落とし、前年から一転して最下位となる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中平野光泰右.259105012
2一小川亨左.2959355
3二ビクター・ハリス両.268227413
4左栗橋茂左.26311416
5捕梨田昌崇右.27317485ベストナイン(捕)
6右島本講平左.27011345
7遊吹石徳一右.245104813
8DHアイク・ハンプトン両.23015325
9三羽田耕一右.23417393
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
外佐々木恭介右.26142114
捕/DH有田修三右.2457310梨田先発時にもDHとしての起用あり
遊石渡茂右.1912136
外白仁天右.2274232
  • 主なチーム記録
    • 打率.253(リーグ最下位)
    • 本塁打149本(リーグ1位)
    • 得点557(リーグ5位)
    • 盗塁121(リーグ2位)

1982年

入団2年目の大石が二塁に定着。栗橋と羽田が復調し、打棒復活の兆しを見せる。一方、佐々木恭介はこの年限りで現役を引退した。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中平野光泰右.24515434
2二大石大二郎右.274124147新人王
3右ビクター・ハリス両.27293510
4左栗橋茂左.31122798ベストナイン(外)
5三羽田耕一右.27722859ウルフが三塁で先発の場合は一塁
6DH島本講平左.26411405ハリス欠場時は3番・右翼
7一小川亨左.3016423
8捕梨田昌崇右.29010356
9遊石渡茂右.2284203
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕有田修三右.22312304梨田と併用
三/DHラリー・ウルフ両.22414451前半は三塁で先発出場
遊森脇浩司右.208283石渡と併用
一小田義人右.2717290
遊吹石徳一右.1873133
  • 主なチーム記録
    • 打率.258(リーグ3位)
    • 本塁打151本(リーグ1位)
    • 得点594(リーグ2位)
    • 盗塁126(リーグ2位)

1983年

外国人選手がいずれもシーズン通しての活躍ができず、再び得点力が低下。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石大二郎右.287104660盗塁王、ベストナイン(二)
2遊谷真一右.2323397
3右仲根正広左.26714448
4DH栗橋茂左.29423728
5三羽田耕一右.26614666
6中平野光泰右.29210486
7一小川亨左.2698271
8捕梨田昌崇右.2688427
9左マイク・エドワーズ右.2911108故障での欠場多し
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕有田修三右.23217330梨田と併用
外ビクター・ハリス両.1984236仲根と併用
一テリー・リー左.31910291故障での欠場多し、出場時は主に5番
外島本講平左.2242171マイクと併用
遊吹石徳一右.2122204
  • 主なチーム記録
    • 打率.262(リーグ最下位)
    • 本塁打134本(リーグ4位)
    • 得点581(リーグ3位)
    • 盗塁139(リーグ2位)

1984年

広島から加藤英司が移籍し、鳴り物入りで新外国人2名が加入。ところがその新外国人が2名とも途中退団という事態に見舞われるが、代役として途中入団したデービスが4番に定着を果たす。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石大二郎右.282296546盗塁王、ベストナイン(二)
2中平野光泰右.25110535
3DH加藤英司左.25314721マネー退団までは一塁
4右リチャード・デービス右.310184506月入団
5左栗橋茂左.28114559
6三羽田耕一右.27216508
7一小川亨左.2346230この年限りで現役引退
8捕有田修三右.20714431
9遊吹石徳一右.2495205
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕梨田昌孝右.2497294有田と併用
遊谷真一右.1671133吹石と併用
外仲根正広左.27411390デービス加入までは右翼
DHドン・マネー右.26082305月まで4番、途中退団
  • 主なチーム記録
    • 打率.257(リーグ5位)
    • 本塁打174本(リーグ1位)
    • 得点609(リーグ4位)
    • 盗塁91(リーグ5位)

1985年

前年加入のデービスの活躍に加え、村上の台頭やバンボの加入もありチーム200本塁打を記録するが、投手陣が崩壊し3位に終わる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石大二郎右.308114519
2左栗橋茂左.267185610
3三羽田耕一右.26618622
4一リチャード・デービス右.343401091ベストナイン(一)
5DH加藤英司左.28626782
6右柳原隆弘右.2498340
7中バンボ・リベラ右.24431698
8捕梨田昌孝右.24711513
9遊村上隆行右.27416468
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
二/遊吹石徳一右.24312298大石欠場中は二塁
外仲根政裕左.2019230柳原と併用
捕有田修三右.2594170梨田と併用
外慶元秀章右.273091
  • 主なチーム記録
    • 打率.272(リーグ3位)
    • 本塁打212本(リーグ1位)
    • 得点678(リーグ3位)
    • 盗塁71(リーグ5位)

1986年

加藤、有田が移籍でチームを去る一方、新井と淡口が加入。加えて金村の台頭もあり前半は首位を走るが、後半西武との争いに敗れ2位に終わる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石大二郎右.290165524
2中新井宏昌左.28812516ベストナイン(外)
3DH栗橋茂左.27016561
4一リチャード・デービス右.33736973
5左淡口憲治左.2978383終盤は6番起用
6右デビッド・グリーン右.27010392終盤は7番起用
7三金村義明右.27523673終盤は5番起用
8遊村上隆行右.26722575
9捕梨田昌孝右.2166252
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
三羽田耕一右.2198343
捕山下和彦右.1784121
外バンボ・リベラ右.2286170グリーンと入れ替わりに途中退団
外鈴木貴久右.2369150
  • 主なチーム記録
    • 打率.271(リーグ4位)
    • 本塁打183本(リーグ2位)
    • 得点611(リーグ4位)
    • 盗塁56(リーグ最下位)

1987年

オグリビーが加入し、新井が首位打者を獲得するが、終盤にデービスが長期離脱したうえ、新井や鈴木を除いた日本人選手が軒並み数字を落とし、投手陣の崩壊も相まって最下位に終わる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石第二朗右.26554241盗塁王
2中新井宏昌左.36613675首位打者、ベストナイン(外)
3一リチャード・デービス右.33716492
4DHベン・オグリビー左.30024745栗橋の先発時はレフト
5右鈴木貴久右.26221544
6左淡口憲治左.2406300
7三金村義明右.24314614
8遊村上隆行右.24013396
9捕山下和彦右.2176240
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
外栗橋茂左.2986192スタメン出場の際は5番DH(故障での欠場多し)
一羽田耕一右.2114170デービス離脱時は先発出場
遊真喜志康永右.148262
捕梨田昌孝右.234271
  • 主なチーム記録
    • 打率.270(リーグ2位)
    • 本塁打135本(リーグ3位)
    • 得点528(リーグ3位)
    • 盗塁81(リーグ3位)

1988年

主砲のデービスが不祥事により途中退団。得点力低下が懸念されたが、中日から移籍のブライアントがブレイク。後半戦に西武を猛追し「10.19」へともつれ込むが、最終戦で力尽き2位となる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石第二朗右.25253416
2一新井宏昌左.2868542ブライアント加入以前と羽田先発時は外野
3左ラルフ・ブライアント左.307347316月に中日から移籍
4DHベン・オグリビー左.31122651デービス退団までは3番
5右鈴木貴久右.24620541
6三金村義明右.28814482
7中村上隆行右.24815341
8捕山下和彦右.2268292
9遊真喜志康永右.1903143
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
一リチャード・デービス右.30372226月まで4番、不祥事により退団
外淡口憲治左.2185181村上、羽田と併用
一羽田耕一右.2694171村上、淡口と併用
三吹石徳一右.2632101金村欠場中は三塁
遊安達俊也右.154113
  • 主なチーム記録
    • 打率.253(リーグ5位)
    • 本塁打154本(リーグ3位)
    • 得点515(リーグ4位)
    • 盗塁46(リーグ5位)

1989年

9年ぶり、3度目のリーグ優勝を果たしたときの布陣。なお、ブライアントはこの年だけで1試合3本塁打を4回記録した。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石大二郎右.27783314
2中新井宏昌左.3027476
3左ラルフ・ブライアント左.283491215シーズンMVP、本塁打王、ベストナイン(外)
4一ハーマン・リベラ右.26025794金村欠場時は三塁
5DH淡口憲治左.2293272
6右鈴木貴久右.28620571
7三金村義明右.2257300
8捕山下和彦右.2626351ベストナイン(捕)
9遊真喜志康永右.2547302
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁
DH中谷忠己左.2741130
DH中根仁右.23610212
一羽田耕一右.2561171
中村上隆行右.3065252
捕古久保健二右.171260
遊安達俊也両.205192
  • 主なチーム記録
    • 打率.261(リーグ5位)
    • 本塁打157本(リーグ3位)
    • 得点606(リーグ4位)
    • 盗塁45(リーグ最下位)

1990年

トレーバーや石井の加入で打線は厚みを増すが、野茂英雄を除いた先発投手陣が振るわず、3位に終わる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石第二朗右.314206920ベストナイン(二)
2中新井宏昌左.2926344
3左ラルフ・ブライアント左.24529734
4一ジム・トレーバー左.30324922
5三金村義明右.27417517
6右鈴木貴久右.27022714
7DH石井浩郎右.30022461後半は5番
8捕光山英和右.30112331
9遊安達俊也右.2180106
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕山下和彦右.2364220光山と併用
外村上隆行右.32710371
外中根仁右.2173233
外加藤正樹左.2853240
遊米崎薫臣左.2432203
外中谷忠己左.3043202
  • 主なチーム記録
    • 打率.275(リーグ1位)
    • 本塁打181本(リーグ2位)
    • 得点678(リーグ2位)
    • 盗塁67(リーグ5位)

1991年

球団新記録の77勝を挙げ一時は首位に立つも、終盤西武との優勝争いに敗れ2位に終わる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石大二郎右.26864212
2中新井宏昌左.3093442
3一ジム・トレーバー左.272299211打点王、ベストナイン(一)。ブライアント離脱後は4番
4左ラルフ・ブライアント左.238224337月に故障で長期離脱
5DH石井浩郎右.29021550
6右鈴木貴久右.26918632
7三金村義明右.27016602
8捕古久保健二右.2263111
9遊吉田剛右.25542314
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
外ジェシー・リード左.27510340ブライアントの代役として入団、後半の3番
外中根仁右.2916187新井、村上と併用
外村上隆行右.26213362新井、中根と併用
遊安達俊也右.2641193吉田と併用
捕光山英和右.207391古久保、山下と併用
捕山下和彦右.129040古久保、光山と併用
  • 主なチーム記録
    • 打率.265(リーグ2位)
    • 本塁打157本(リーグ1位)
    • 得点592(リーグ2位)
    • 盗塁62(リーグ5位)

1992年

この頃から「いてまえ打線」の名称がマスコミでも広く使われるようになった。ブライアントが復帰し、石井が4番に定着した。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石大二郎右.26964739
2右[8] 新井宏昌左.2203252通算2000本安打を達成。この年限りで現役引退。
3DHラルフ・ブライアント左.24338966シーズン198三振のプロ野球新記録(当時)を達成。
4一石井浩郎右.29029894
5三金村義明右.26013445
6左ジェシー・リード左.23210370
7中村上嵩幸右.250205915
8捕古久保健二右.2074170
9遊吉田剛右.25733027
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕光山英和右.2678221古久保と併用。野茂英雄が先発投手の際は光山が出場。
一/DHアルビン・デービス左.2755121リードと併用
遊安達俊也両.2501132
外鈴木貴久右.1869263
  • 主なチーム記録
    • 打率.247(リーグ5位)
    • 本塁打155本(リーグ2位)
    • 得点580(リーグ2位)
    • 盗塁112(リーグ3位)

1993年

1993年6月5日のダイエー戦で9回裏に一挙7点をとって逆転サヨナラ勝ち。最終回での6点差逆転は日本記録。なお、この年は外野手の規定打席到達者なし。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大石大二郎右.257104931盗塁王(プロ野球史上最年長記録)
2三大島公一両.28011110
3DHラルフ・ブライアント左.252421074ベストナイン(DH)、シーズン204三振の世界新記録樹立
4一石井浩郎右.30922800ベストナイン(一)、最多安打者[9]
5右ロバート・レイノルズ両.298185012
6左鈴木貴久右.21010370
7中村上嵩幸右.26911397
8捕光山英和右.2639201
9遊吉田剛右.22412118
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕古久保健二右.2275172光山と併用
三金村義明右.2213281故障での欠場多し
外内匠政博左.25511210
外中根仁右.26383518主にレイノルズ、鈴木と併用
  • 主なチーム記録
    • 打率.258(リーグ3位)
    • 本塁打145本(リーグ1位)
    • 得点562(リーグ1位)
    • 盗塁124(リーグ2位)

1994年

打線の爆発により7月26日から8月10日にかけて球団記録の13連勝(引き分けを挟む)を記録。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二大島公一両.2855296
2遊水口栄二右.2725431
3DHラルフ・ブライアント左.293351060本塁打王、ベストナイン(DH)
4一石井浩郎右.316331111打点王、ベストナイン(一)
5右鈴木貴久右.26319731
6左リー・スチーブンス左.28820663
7三金村義明右.2998282
8捕光山英和右.2435200
9中中根仁右.291104212
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕古久保健二右.2026261光山と併用
二大石大二郎右.27023311スタメン出場の際は2番セカンド(故障での欠場多し)
三中村紀洋右.2818360シーズン後半にレギュラー定着
外内匠政博左.24322017シーズン前半は1番打者としてスタメン出場
  • 主なチーム記録
    • 打率.274(リーグ4位)
    • 本塁打169本(リーグ1位)
    • 得点701(リーグ1位)
    • 盗塁75(リーグ3位)

1995年

6月にブライアントと石井が戦線を離脱、安定したオーダーが組めず貧打に苦しんだシーズン。4月から下位になり、7月には最下位転落。そのままシーズン終了まで最下位だった。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中大村直之左.27031915
2左内匠政博左.27721712
3DHラルフ・ブライアント左.194102206月に故障で戦線離脱、シーズン終了後退団
4一リー・スチーブンス左.24623700
5右鈴木貴久右.25316501
6三中村紀洋右.22820640
7遊水口栄二右.2682266
8捕古久保健二右.1913352
9二大石大二郎右.24142111
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕光山英和右.2002110古久保と併用
一石井浩郎右.27661716月初旬まで4番起用(故障で戦線離脱)
二大島公一両.19202016月初旬まで1番起用
外村上嵩幸右.2368327大村と併用
外藤立次郎右.2322708月から3番起用が増えた
  • 主なチーム記録
    • 打率.234(リーグ最下位)
    • 本塁打105本(リーグ3位)
    • 得点457(リーグ最下位)
    • 盗塁65(リーグ最下位)

1996年

石井が2年連続で長期離脱となった一方、ローズとC・D、山本の加入に加えて、中村が成長したことにより打棒が復活。8月まで3位と善戦していたが、9月に入って調子を落とし、4位に終わる。なお、石井はこのシーズンを最後に巨人へ移籍した。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中中根仁右.2448230
2二/遊水口栄二右.2818285大石の起用時は遊撃手
3DH山本和範左.26614431
4左タフィ・ローズ左.293279711
5三中村紀洋右.27326674ベストナイン(三)
6一C・D左.28120533
7右鈴木貴久右.2689503
8捕光山英和右.2412154
9遊吉田剛右.2392199
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕古久保健二右.2074180光山と併用
二大石大二郎右.21921911主に吉田と併用
外大村直之左.2323135中根、内匠と併用
外内匠政博左.2415166中根、大村と併用
DH/外荒井幸雄左.2225238山本と併用
DH/外藤立次郎右.3099211右の代打 代打三打席連続ホームランを記録
  • 主なチーム記録
    • 打率.255(リーグ4位)
    • 本塁打146本(リーグ1位)
    • 得点555(リーグ2位)
    • 盗塁76(リーグ3位)

1997年

1997年8月24日のロッテ戦でプロ野球史上3度目の10点差逆転勝利を記録。この日を境にチームは最下位争いを脱出し、最終的には3位に浮上した。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1[10]遊武藤孝司左.28202926
2二水口栄二右.28475010犠打リーグ1位
3右タフィ・ローズ左.3072210222ベストナイン(外)
4一フィル・クラーク右.33123931ベストナイン(一)
5左鈴木貴久右.26110539
6DH山本和範左.26412371
7三中村紀洋右.24019683
8捕的山哲也右.1974224
9中大村直之左.28113015
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕古久保健二右.2872110的山と併用
一/三/外村上嵩幸右.2704123
外中根仁右.188192
  • 主なチーム記録
    • 打率.274(リーグ2位)
    • 本塁打112本(リーグ3位)
    • 得点603(リーグ2位)
    • 盗塁112(リーグ3位)

1998年

9月初めまでチームは優勝争いを繰り広げていたが、先発投手陣が安定しないためいまいち波に乗れず、最終的に借金1でリーグ5位。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中大村直之左.31044023ベストナイン(外)、ゴールデングラブ賞(外)
2遊武藤孝司左.25003216
3右タフィ・ローズ左.257227015
4DHフィル・クラーク右.320311140ベストナイン(一)[11]、
シーズン二塁打48本のプロ野球新記録(達成当時)
5三中村紀洋右.26032901
6左[12]礒部公一左.2914312
7一吉岡雄二右.26813321
8捕的山哲也右.2304184
9[13]二水口栄二右.2332366
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
遊吉田剛右.2401112
外安部理左.2501122吉岡と併用
外鈴木貴久右.2735364礒部が捕手の場合には先発出場
一/三/外村上嵩幸右.2625180
  • 主なチーム記録
    • 打率.267(リーグ3位)
    • 本塁打126本(リーグ3位)
    • 得点593(リーグ2位)
    • 盗塁80(リーグ4位タイ)

1999年

5試合連続2桁失点のワースト記録を樹立するなど投手陣崩壊のためチームは最下位であったが、ともにプロ野球史上初となるリーグ最下位チームからのベストナイン3人選出、本塁打・打点の二冠王誕生を記録した。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中大村直之左.2592367
2遊武藤孝司左.2801197
3三中村紀洋右.26131953ベストナイン(三)、ゴールデングラブ賞(三)
4左タフィ・ローズ左.301401015本塁打王、打点王、ベストナイン(外)
5DHフィル・クラーク右.28729844ベストナイン(DH)
6右礒部公一左.2324271
7一吉岡雄二右.276135712
8捕的山哲也右.2358397
9二高須洋介右.22523310
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕大久保秀昭左.3052111左の代打の切り札
遊吉田剛右.23501712武藤が故障離脱時のレギュラー
外鈴木貴久右.2184160
外川口憲史左.2356121
  • 主なチーム記録
    • 打率.257(リーグ5位)
    • 本塁打151本(リーグ1位)
    • 得点595(リーグ3位)
    • 盗塁73(リーグ3位)

2000年

梨田昌孝監督の1年目のシーズン。4月から下位に低迷し、7月には最下位転落。その後も調子を落とし続け、2年連続の最下位に終わる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1二水口栄二右.2513391
2中大村直之左.2543447
3三中村紀洋右.277391101本塁打王、打点王、ベストナイン(三)、ゴールデングラブ賞(三)
4右タフィ・ローズ左.27225896
5DHフィル・クラーク右.258103307月に故障で戦線離脱、シーズン終了後退団
6捕礒部公一左.3116334
7一吉岡雄二右.29018652クラーク離脱後は5番で起用
8左川口憲史左.2515283
9遊武藤孝司左.31114120
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕的山哲也右.1723163礒部と併用
一/三山下勝充右.1504130吉岡離脱時にスタメン起用
遊前田忠節右.1960969月からスタメン起用が増加
DH/外鷹野史寿右.2966312川口と併用、クラーク離脱後はスタメン起用が増加
外平下晃司左.2551188大村と併用
  • 主なチーム記録
    • 打率.262(リーグ3位)
    • 本塁打125本(リーグ3位)
    • 得点612(リーグ最下位)
    • 盗塁68(リーグ5位)

2001年

12年ぶり4度目のリーグ優勝を果たしたときの布陣。なお、3番ローズ、4番中村の「二人で合計101本塁打」はプロ野球史上初。前年には梨田監督が機動力を向上させての得点力アップを図ったが、「いろいろ動かれたのでは打ちにくい」と主力選手から不満が出たため、この年からチーム盗塁数が激減した。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中大村直之左.27116535
2二水口栄二右.2903301犠打リーグ1位
3左タフィ・ローズ左.327551319本塁打王、シーズンMVP、ベストナイン(外)、シーズン本塁打タイ記録(当時)
4三中村紀洋右.320461323打点王、ベストナイン(三)、ゴールデングラブ賞(三)
5右礒部公一左.32017957ベストナイン(外)、得点圏打率リーグ1位(.417)
6一吉岡雄二右.26526852
7DH川口憲史左.31621720
8遊ショーン・ギルバート右.2676243
9捕的山哲也右.1775251
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕古久保健二右.140080的山と併用、岩隈久志との「親子バッテリー」
捕/一北川博敏右.2706352代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打を放つ
遊前田忠節右.182180ショートの守備固め要員
DH/外鷹野史寿右.3066200左投手が先発の際にスタメン出場
外益田大介左.3402101左の代打の切り札
  • 主なチーム記録
    • 打率.280(リーグ1位)
    • 出塁率.363(リーグ1位)[14]
    • 長打率.468(リーグ1位)
    • 本塁打211本(リーグ1位)
    • 得点770(リーグ1位)
    • 盗塁35(リーグ最下位)
    • チーム防御率リーグ最下位での優勝は史上初。なお、チーム防御率4.98は優勝チームのワースト記録。

2002年

エースの前川勝彦や礒部、日本ハムから移籍のウィルソンの不振により、2位に終わる。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中大村直之左.27111471
2二水口栄二右.2555230
3左タフィ・ローズ左.272461175打点王、ベストナイン(外)
4三中村紀洋右.294421152ベストナイン(三)、ゴールデングラブ賞(三)
5DH川口憲史左.28813461
6一吉岡雄二右.26926724
7右礒部公一左.2703306
8遊阿部真宏右.2106290
9捕的山哲也右.2083143
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕古久保健二右.1753100シーズン中盤まで的山と併用
二高須洋介右.2552163水口と併用
遊前田忠節右.217160阿部と併用
DH/外鷹野史寿右.3176200礒部と併用
DHナイジェル・ウィルソン左.22161405月初旬まで7番打者として起用
  • 主なチーム記録
    • 打率.258(リーグ3位)
    • 本塁打177本(リーグ2位)
    • 得点598(リーグ3位)
    • 盗塁32(リーグ最下位)

2003年

中村が残留するも、ケガの影響で不振に陥り、チームも3位に終わる。前年までとは打って変わって盗塁が増加した。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中大村直之左.300166127ゴールデングラブ賞(外)
2二星野おさむ左.274125110
3左タフィ・ローズ左.276511177本塁打王、ベストナイン(外)
4三中村紀洋右.23623671
5右礒部公一左.28812729
6一吉岡雄二右.30018603
7DH川口憲史左.2829371
8遊阿部真宏右.2916436
9捕的山哲也右.2005260
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕藤井彰人右.1931132的山と併用
一/DH北川博敏右.30913505吉岡や川口と併用
二水口栄二右.2895380星野と併用
外/DH鷹野史寿右.2305110右の代打の切り札 3打席連続本塁打を記録
外/DH益田大介左.2777192左の代打の切り札
  • 主なチーム記録
    • 打率.274(リーグ3位)
    • 本塁打187本(リーグ2位)
    • 得点718(リーグ2位)
    • 盗塁83(リーグ4位)

2004年

ローズが巨人に移籍し、攻撃力は大幅に低下。近鉄最後のシーズンはリーグ5位に終わった。
打順守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
1中大村直之左.30323422
2二水口栄二右.2936400犠打リーグ1位
3右礒部公一左.30926757
4三中村紀洋右.27419660ゴールデングラブ賞(三)
5DHマリオ・バルデス左.2139290
6一北川博敏右.30320887
7左大西宏明右.26510435
8遊阿部真宏右.2477500
9捕藤井彰人右.2411203
控え選手
守備選手打席打率本塁打打点盗塁備考
捕的山哲也右.2212111藤井と併用
二星野おさむ右.2502242水口と併用
DH川口憲史左.2013281マリオ来日後はスタメンの機会が激減
外/DH鷹野史寿右.2935240大西と併用
外/DH益田大介左.2722161大西と併用
  • 主なチーム記録
    • 打率.269(リーグ5位)
    • 本塁打121本(リーグ5位)
    • 得点630(リーグ5位)
    • 盗塁59(リーグ4位)

脚注

  1. ↑ 『B.B.MOOK 169 スポーツ伝説シリーズ20 ホームランを知り尽くす 時代を超えてファンを魅了する"野球の華" --そのすべてを一冊まるごと徹底研究』ベースボール・マガジン社、2001年5月10日。雑誌コード:ISBN 4583611307。「1979年、80年近鉄バファローズ「いてまえ打線」」
  2. ↑ 『感動の軌跡 大阪近鉄バファローズ創立50周年記念誌』編集・発行:大阪近鉄バファローズ。
  3. ↑ 実際近鉄本社と資本関係にあるのはテレビ朝日の系列局かつ兄弟会社の朝日放送。
  4. ↑ 2003年に福岡ダイエーホークスが.297のプロ野球新記録を樹立し、更新。
  5. ↑ https://www.baseball-reference.com/register/league.cgi?id=eb07c208
  6. ↑ 2004年に読売ジャイアンツが259本(140試合制)のプロ野球新記録を樹立。このときチームで最も多い45本塁打を打ち、最多本塁打を獲得したのはタフィ・ローズ。
  7. ↑ 2003年に福岡ダイエーホークスが822得点を記録し、更新した。ただしこちらは140試合制での達成で、試合数あたりで見ると依然パ・リーグ記録である。
  8. ↑ 1992年、新井はセンターとしての起用が最も多かったが、村上が先発出場の際はライト。リードはレフトでの起用のみ。この年、近鉄の外野手の規定打席到達者は村上のみ。
  9. ↑ 最多安打がタイトルとなったのは1994年からであり、当時はタイトルではなかった。
  10. ↑ 1997年は一番打者としての起用は大村57試合、武藤51試合で大村が最も多いが、大村はレギュラー定着したのが5月下旬からで、武藤はシーズン通して一軍に定着し、規定打席にも到達している。
  11. ↑ 1998年のベストナインは一塁手としての獲得だが、実態としてはDHのスタメン出場が半数を超えている。
  12. ↑ 1998年、礒部は外野手と捕手との併用。
  13. ↑ 1998年は武藤と水口で2番、9番をほぼ半分ずつスタメン出場。
  14. ↑ https://www.baseball-reference.com/register/league.cgi?id=6d21c771

関連項目