同年リリースされたアルバム『「東京」』[注釈 6]から次作『愛と笑いの夜 –a Night of Love & Laughter–』[注釈 7]へのサウンドの変化の過程でリリースされた表題曲「ここで逢いましょう」について、後に曽我部恵一は「ライブでも毎回一番最初か最後にやる曲なんですけど、最大の失敗作と言われている曲です。演奏もすべて原始的なもので感情を表現しているし、これこそロックと思ったんですけど、普通の人には全然駄目みたいですね。そもそも『「東京」』[注釈 6]のあとすぐにこの曲を出したのが、この結果を生んでいるんだと僕は思うんですよ。<白い恋人>[注釈 8]なりサード・アルバムがあってこの曲という流れだったら、こういう結果にはならなかったと思うんですけどね。『「東京」』[注釈 6]のあとにこの曲を出したことで、掴んだファンをパーッと放してしまった感じがしますね。でも、残った本当のファンはこの曲も好きだと思うし、結果的にはそれでよかったと思います。ちなみにこの曲はデモ・テープなんですよ。僕らがいつもリハーサルをやっているスタジオテイクってところがあるんですけど、そこで軽いレコーディングができるんですよ。最初はデモを録ろうということでやっていたんですけど、別に綺麗にやってもしょうがないということになって、そのまま出したんですよ。そんなのを出しても売れるわけがないなと最近は思いますけどね」[1]と話している。また、『サニーデイ・サービス BEST 1995-2000』[注釈 2]のライナーノーツで「ここで逢いましょう、とはいいタイトルだと思う。みんなでいっしょに演奏して、楽器を弾きながら同時に歌って、そんな録音の仕方ってなんて素敵なんだろう、自然なんだろうと思うようになっていった。それと同時に、ぼくらはすこしずつライブに対して関心を増やし始めた」[2]と書いている。
「花咲くころ」について曽我部は『サニーデイ・サービス BEST 1995-2000』[注釈 2]のライナーノーツで「きれいな歌。ある時期のある場所ある天気のことを憶い出す」[2]と書いている。
↑ 『愛と笑いの夜 –a Night of Love & Laughter–』 1997年1月15日(1997-01-15)発売 RHYME ⁄ MIDI CD:MDCL-1313, 2015年6月26日(2015-06-26)発売 MIDI ⁄ JETSET RECORDS ⁄ ROSE RECORDS LP:SGLP-1004