ひまわりチェーン

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ひまわりチェーン土肥屋形店(静岡県田方郡土肥町)
ひまわりチェーン土肥屋形店(静岡県田方郡土肥町)

ひまわりチェーンはかつて日本にあったミニスーパーのボランタリーチェーンである。北陸三県、福島県、群馬県、栃木県、三重県を中心とした東海三県、静岡県東部に展開した。

歴史

北陸地方で創設

1972年(昭和47年)9月27日にカナカンとその得意先により富山県富山市にひまわりチェーン株式会社[注釈 1]が設立される[1][2][3]。石川県においてもカナカンとその得意先によって翌年の1973年(昭和48年)3月に金沢市に株式会社ひまわりチェーン[4]が設立された[1][5]。翌翌年の1975年(昭和50年)6月29日には福井県福井市に協同組合ひまわりチェーン[6]が発足し、北陸三県への進出を果たしている[7][8][9][10]。

関東ホームズホールセール協同組合

1969年(昭和44年)、埼玉県を中心とした問屋15社が荒物雑貨類の共同仕入を目的に、関東ホームズホールセール協同組合を設立した[11]。この関東ホームズホールセール協同組合が1975年(昭和50年)7月に合流し、「問屋の組合が主宰した小売店のボランタリーチェーン」となった[12][13][14]。各地区の問屋が加盟し支部を開設する形となるが、この支部が実質的に本部となるチェーンと異なり本部自身が末端の加盟店の指導、援助を行っているところが特徴であった[12]。その為各地区の支部はチェーン名称が同じだけでまったくの別法人である[15]。

1976年(昭和51年)の総会では宇都宮、高崎、川越、横浜、甲府、館山、栃木の各支部長が名を連ねている[14]が、1979年(昭和54年)8月29日に高柳副社長は「関東ホームズ時代からあったヒマワリグループは若干の行動をしているが、当初のような活動はしていないので拡大していく考えだ。なお私共だけのボランタリーチェーンでは問題もあるので、他業界のチェーンとも提携し商品の交換、共同配送も進めており、軌道に乗せていくつもりだ。」と語っている[16]。しかし後述する群馬ひまわりで発足直後に相次いで加盟店が脱落したこと[17]から、群馬、栃木を除く関東では軌道に乗らなかったものと推察される。

KHWは1977年(昭和52年)11月2日に株式会社セントラルホームズとなり、更に1979年(昭和54年)2月28日には株式会社ジェムコと株式会社中央ホームズ[注釈 2]に分裂した[18][19][20]。この際にひまわり事業部は中央ホームズに継承されている[16]。

福島県

1977年(昭和52年)7月21日、福島県いわき市に株式会社ひまわりチェーン[注釈 3]が設立される[21][22]。これは食品問屋である河内屋が中心となり1976年(昭和51年)2月に東商を設立して結成したチェーンであるラッキーマートが組織替を行ったものである[23][24][25]。1978年(昭和53年)9月には須賀川市にある菓子卸の吉崎商店が主宰し、福島県ひまわりチェーン県南支部が発足するが、翌1979年(昭和54年)5月に分離独立し、ふらわあチェーン[注釈 4]となっている[2][26]。

群馬県・栃木県

1979年(昭和54年)2月、群馬県高崎市に株式会社ひまわりチェーン[注釈 5]を設立、群馬県内の72店が加盟し発足した[17][27]。しかし意思統一がなされていなかったため脱退が相次ぎ、48店舗まで減少した[17][27]。その後は持ち直したが、1980年(昭和55年)4月に東北サンマートチェーンを中心として設立されたボランタリーチェーングループに加盟した[28]。その頃既に全国ひまわりチェーン(NHC)の構想があり、高崎ひまわりはその話を蹴っての加盟であった[28]。1984年(昭和59年)7月に伊藤忠燃料が高崎ひまわりチェーンと業務提携したことでチコマートとなった[29][30]。

三重県・愛知県・岐阜県

1979年(昭和54年)5月29日に64店舗の小売店が主宰し三重県四日市市に株式会社ひまわりチェーン[注釈 6]が設立される[9][31][32]。三重県を中心に愛知県、岐阜県にも店舗が存在した[31]。

エヌ・エッチ・シー

1981年(昭和56年)3月に富山ひまわり、金沢ひまわり、福島ひまわり、三重ひまわり、福井ひまわりが共同出資し、株式会社エヌ・エッチ・シー[注釈 7]を設立する[2][33][34][35]。ロードインの店名でコンビニエンスストアの展開も進めた[36][37][38]。1985年(昭和60年)3月8日には新たに静岡県駿東郡清水町に静岡東ひまわりチェーン株式会社を設立し、静岡県に進出する[39][40][41]。

1988年(昭和63年)に福島ひまわりは東北サンマートチェーン、ふらわあチェーンと業務提携を結び翌年の1989年(平成元年)に2社と合併してブィシージーとなり消滅した[42][43]。

最後まで残った金沢ひまわりも2013年(平成25年)に解散したが、全日食チェーンに加盟するなどしてその後も営業している店舗が存在する[44][45][46][47]。

年表

脚注

注釈

  1. ↑ 便宜上「富山ひまわり」とする。
  2. ↑ 2010年(平成22年)2月21日に現在のJ-NET中央株式会社に社名を変更している。
  3. ↑ 便宜上「福島ひまわり」とする。
  4. ↑ のちに福島ひまわりと共に東北サンマートチェーンと合併してブィシージーとなる。
  5. ↑ 便宜上、「高崎ひまわり」とする。
  6. ↑ 「三重ひまわりチェーン事業協同組合」とも。便宜上「三重ひまわり」とする。
  7. ↑ 通称全日本ひまわりチェーン

出典

  1. 1 2 3 4 『小売店経営力強化とボランタリー・チェーン』1988年。doi:10.11501/13177935。2026年10月17日閲覧。
  2. 1 2 3 4 5 6 7 『日本の総合小型店チェーン : コンビニエンス・ストア,ミニスーパー全調査年鑑 1982年版』1981年。doi:10.11501/12021575。2026年10月17日閲覧。
  3. 1 2 『北陸三県会社要覧 昭和53年版』1978年。doi:10.11501/11936322。2026年10月17日閲覧。
  4. ↑ 便宜上「金沢ひまわり」とする。
  5. 1 2 『全国食品業者名鑑 1980年版 西日本編』1979年。doi:10.11501/11938439。2026年10月17日閲覧。
  6. ↑ 便宜上「福井ひまわり」とする。
  7. ↑ 『北陸経済研究 1月(8)』1979年1月。doi:10.11501/2839347。2026年10月17日閲覧。
  8. ↑ 『中央会30年のあゆみ』1986年。doi:10.11501/11917712。2026年10月17日閲覧。
  9. 1 2 3 『全国各種団体名鑑 1989年版(第14版) /下巻』1988年。doi:10.11501/12276164。2026年10月17日閲覧。
  10. ↑ 『コンビニエンスストア・VC名鑑 1989年版』1988年。doi:10.11501/13062620。2026年10月17日閲覧。
  11. ↑ 『日本商業年鑑 1970年版』1970年。doi:10.11501/12287334。2026年10月17日閲覧。
  12. 1 2 3 4 『経営経済 (13)』1977年3月。doi:10.11501/2662026。2026年10月17日閲覧。
  13. 1 2 『業種別貸出審査事典 第4巻』1988年3月。doi:10.11501/13064267。2026年10月17日閲覧。
  14. 1 2 3 『家庭日用品商工名鑑 1977年版 流通編』1976年。doi:10.11501/11915770。2026年10月17日閲覧。
  15. ↑ 『食糧年鑑 1981年版 [本編]』1981年。doi:10.11501/11915735。2026年10月17日閲覧。
  16. 1 2 『家庭日用品商工名鑑 1980年版 流通編』1979年。doi:10.11501/11915556。2026年10月17日閲覧。
  17. 1 2 3 4 『流通とシステム (28)』1981年6月。doi:10.11501/2827873。2026年10月17日閲覧。
  18. ↑ 『家庭日用品商工名鑑 1979年版 流通編』1978年。doi:10.11501/11915766。2026年10月17日閲覧。
  19. ↑ 『年表・花王90年のあゆみ』1980年。doi:10.11501/11950496。2026年10月17日閲覧。
  20. ↑ “J-NET中央株式会社 ~首都圏を中心とした日用品・雑貨の卸問屋グループ~”. www.chuohomes.co.jp. 2026年10月17日閲覧。
  21. 1 2 『日本の総合小型店チェーン : コンビニエンス・ストア,ミニスーパー全調査年鑑 1982年版』1981年。doi:10.11501/12021575。2026年10月17日閲覧。
  22. 1 2 『コンビニエンスストア・VC名鑑 1989年版』1988年。doi:10.11501/13062620。2026年10月17日閲覧。
  23. 1 2 『福島県商工業振興基本施策 : 知的経営の前進をめざして』1978年。doi:10.11501/9670052。2026年10月17日閲覧。
  24. 1 2 『儲かる問屋・潰れる問屋 : 500社ランキングにみる』1976年。doi:10.11501/12021599。2026年10月17日閲覧。
  25. 1 2 『日本のコンビニエンスストアチェーン : その実態と今後の方向 1979年度』1978年。doi:10.11501/12025236。2026年10月17日閲覧。
  26. 1 2 3 『財界ふくしま 9(5)』1980年5月。doi:10.11501/2832576。2026年10月17日閲覧。
  27. 1 2 3 『CVS・経営戦略の実態と将来展望 : コンビニエンス・ミニスーパー流通の研究』1985年。doi:10.11501/12744875。2026年10月17日閲覧。
  28. 1 2 3 『総合食品 4(12)(48)』1981年5月。doi:10.11501/3326272。2026年10月17日閲覧。
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  31. 1 2 3 『日本の総合小型店チェーン 1981年版』1980年。doi:10.11501/12021620。2026年10月17日閲覧。
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  37. 1 2 3 『日本の総合小型店チェーン : コンビニエンス・ストア,ミニスーパー全調査年鑑 1984年版』1983年。doi:10.11501/12024540。2026年10月17日閲覧。
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  42. 1 2 “会社概要|株式会社ブィシージー”. 株式会社ブィシージー. 2026年10月17日閲覧。
  43. 1 2 『福島の進路 11月(74)』1988年11月。doi:10.11501/2856889。2026年10月17日閲覧。
  44. 1 2 “ひまわりチェーン解散 元加盟16店は営業継続 40年の歴史に幕” (2013年6月24日). 2026年10月18日閲覧。
  45. ↑ 🌻ひまわりチェーンぬか店🌻. “Xユーザーの🌻ひまわりチェーンぬか店🌻(@himawarinuka)さん”. X (formerly Twitter). 2026年10月17日閲覧。
  46. ↑ “ひまわり磯津店”. 全日食チェーン. 2026年10月17日閲覧。
  47. ↑ “全日食チェーン ひまわり金石店”. 全日食チェーン. 2026年10月17日閲覧。