まじかる☆プリンセス
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| ジャンル | 育成シミュレーション |
|---|---|
| 対応機種 | |
| 開発元 |
|
| 発売元 | MAGI[1] |
| プロデューサー | 大宮光晶 |
| デザイナー | 井元翔大 |
| プログラマー | 佐渡大志 |
| 人数 | シングルプレイヤー |
| 発売日 |
|
『まじかる☆プリンセス』(英語: Magical Princess、簡体字中国語: 梦幻魔法公主、繁体字中国語: 夢幻魔法公主)は、MAGIとNeotroが開発し、MAGIが2026年4月28日に発売した育成シミュレーションゲームである。プレイヤーは中世ファンタジー世界に生きる父親として、娘が「王立魔導学園」に入学してから卒業するまでの3年間娘を育成する。
ゲームプレイ
ゲームは1ヶ月単位で進行し、プレイヤーは有限の「行動力」を消費して娘の「アクティビティ」を指示できる[2]。家族旅行などには行動力は消費されないが、他の登場人物との交流、アルバイト、その他のアクティビティには、それぞれ異なる量の行動力が消費され、行動力が不足した場合には、プレイヤーは休息して行動力を回復する必要がある[2]。1ヶ月は昼と夜に分かれており、それぞれで異なるアクティビティの選択肢が用意されている[2]。これらのアクティビティは、娘の能力値、人間関係、「善悪ゲージ」に影響を与え、ゲームのエンディングもそれに応じて変化する[2]。
本作には50種類以上のエンディング、100枚以上のスチル、700枚以上の漫画、170個以上のデートイベントが収録されている[3][4][5]。
娘の能力値は、「体力」、「知力」、「魅力」、「感性」に分かれており、関連する授業を受けることで上昇させることができる[6]。各能力値はさらに4つの項目に分かれており、「体力」は筋力、根性、敏捷、生命に、「知力」は魔術、信仰、算術、文学に、「魅力」は美貌、社交、礼儀、道徳に、「感性」は想像、創作、音楽、美術に分かれている[2]。各項目は娘の戦闘能力に影響するものもあれば、娘が入手できるアイテムなどに影響を与えるものもある[7]。また、アルバイトやイベントも各項目に影響を与える[8]。
授業への出席など、娘のストレスが上昇する行動もあり、ストレスが50%を超えると行動力の上限が半分になる。プレイヤーは食材を使うことで自宅で娘に料理させることができ、料理レベルは、料理の回数と品質により上昇し、娘の能力値を上昇させたり、ストレスを低下させることができる。プレイヤーは2人までの仲間を戦闘に連れて行くことができる。戦闘を重ねるほど娘と仲間の「戦闘ランク」が上昇する。仲間の戦闘ランクが高いほど、戦闘能力は上昇し、使用可能なスキルも増える。ゲームがエンディングを迎えるたびに、その周回での功績に応じてポイントが付与される。プレイヤーはこのポイントを使用して、娘の能力値上昇、アイテムの早期入手、各登場人物と娘の好感度の上昇など、次の周回を有利に始めることのできる様々な特典を入手することができる[9]。
ストーリー
本作の舞台である「パネテリア王国」は、闇の魔術師が人間の世界と魔物の世界を繋げてしまったことにより、魔物の襲撃を受けていた[10]。人々が恐怖に怯える中、光の魔術師が立ち上がり、仲間と共に闇の魔術師たちを倒し、人間の世界と魔物の世界を繋げていた空の裂け目を閉じ、世界に平和をもたらした[10]。その後、光の魔術師は仲間の神官と結婚して、娘が産まれた[10]。
プレイヤーは、王都「パネテリア」に住む父、妻サラ、娘を操作する。娘は迷子になり両親とはぐれ、パン屋で働く少女コロネと出会う[10]。娘とコロネは仲良くなるが、サラの体調が悪化したことにより、父はサラの療養のために田舎に引っ越すことを決意し、娘はコロネと別れることになった[10]。
その後、サラは亡くなり、それから数年が経ち、娘は「王⽴魔導学園」への入学を勧められ、父と飼い猫のクロと共に王都「パネテリア」に戻る。闇の魔術師の封印が不完全だったことにより、時折満月が紅く染まる「紅い月の夜」に魔物が大量に出現するようになった[10]。娘は「王⽴魔導学園」の教官であるアンの指導の下、魔物を倒し、王都は一時的に平和を取り戻した。
娘が2年生になった頃、街でコロネリア女王と遭遇する。コロネリアは娘に対して奇妙な態度を取り、その夜、兵士を率いて娘たちの家を訪れ、飼い猫のクロについて尋問した。娘たちはクロは娘が幼い頃から飼っている猫で、普通の猫だと答えた。娘が父を守ろうとする姿を見て、コロネリアは心を揺さぶられて、兵士と共に撤退した。
闇の魔術師の封印が弱まるにつれて、「王⽴魔導学園」の教官であるアンは、「王⽴魔導学園」の学生たちを率いてベーグルの塔に向かい、封印の修復を行った。「王⽴魔導学園」の剣術の教官であるフィロと魔術の教官であるアンは、王都に迫る魔物を殲滅するために軍を率いた。娘は彼らに同行し、父に関する噂を知る。
娘が「王⽴魔導学園」の卒業を控えた頃、再び「紅い月の夜」が起こり、コロネリアは復活した闇の魔術師と戦い、再び封印した。「パネテリア王国」には再び数十年の平和が訪れた。
「王⽴魔導学園」を卒業後、娘は父から独立して、父とクロに近況報告の手紙を書く。もし娘にパートナーがいる場合は、パートナーとの関係についても手紙で伝える。
もし娘がコロネリアと共に闇の魔術師を倒せなかった場合は、コロネリアは娘の幼少期に時間を巻き戻し、娘がコロネリアの正体を思い出し、コロネリアと親密な関係を築き、クロの忠告にも関わらず、「紅い月の夜」にコロネリアと共に闇の魔術師を倒し、完全に封印するまで時間を巻き戻す[11]。
娘とコロネリアが闇の魔術師を倒した場合、プレイヤーは「継承の欠片」というアイテムを入手でき、これを持った状態で次の周回を始めると、図書館にある禁書の研究ができるようになり、禁書の研究後に娘はアンと共に「無限鏡の大迷宮」に向かい、迷宮の最深部で「星を継ぐ者」となり、真の起源からの周回を終え、最後に父とクロと再会する。
登場人物
主人公一家
- 娘
- 声 - 鈴代紗弓[12]
- 本作の主人公であり、プレイヤーの娘。名前を変更することができる[注釈 1]。プレイヤーとサラの間に娘として生まれ、15歳のときに「王⽴魔導学園」に入学する。娘の未来はプレイヤーの行動によって変化し、アイドルから魔王まで様々な将来が用意されている[3]。
- 父
- 声 - 無し
- プレイヤーが操作する人物。名前を変更することができる[注釈 2]。サラとの間に娘がおり、娘が幼い頃に魔力のほとんどを失った。
- クロ
- 声 - 伊藤ゆいな[12]
- サラの死後まもなく一家が飼い始めた黒猫で、人の言葉を話すことができる。
- サラ
- 声 - 能登麻美子[12]
- 娘の母であり、プレイヤーの妻。娘が幼い頃に病気により亡くなった。
娘のパートナー候補
- コロネリア
- 声 - 長谷川育美[12]
- 「パネテリア王国」の⼥王。「王⽴魔導学園」の入学式や学園祭で演説をしたり、時には庶民に変装して街を歩き回ることもある。
- クロワ
- 声 - 水野朔[12]
- 女王コロネリアの側近の召喚術師[13]。
- ノア
- 声 - 青山吉能[14]
- 「王⽴魔導学園」に飛び級で入学した天才黒魔術師の少年[15]。
- ショコラ
- 声 - 伊藤静[12]
- 「パネテリア王国」の王都の診療所で働く⽩魔術師[16]。
- フラン
- 声 - 日笠陽子[14]
- 女王コロネリアの側近の魔法剣士[17]。
- ハシス
- 声 - 島﨑信長[14]
- 幼い頃から暗殺組織の⼀員として育てられてきた暗殺者[18]。
- シャイル
- 声 - 内田雄馬[14]
- 「王⽴魔導学園」の学生で、娘の先輩[19]。貴族の子息であり、音楽の才能に恵まれている。
開発と宣伝
本作はテーブルゲームシリーズ『まじかる☆シリーズ』の派生作品であり、世界観やスタイルを受け継いでいる。また、『プリンセスメーカー』シリーズなどの育成シミュレーションゲームからも影響を受けている。主要開発チームは、MAGIから2人、Neotroから1人で構成された。MAGIはストーリーとキャラクターデザインを担当し、Neotroは開発とプログラミングを担当した。プロデューサーの大宮光晶が開発全体を統括し、デザイナーの井元翔大がストーリー、キャラクターデザインと世界観デザインを担当し、プログラマーの佐渡大志が開発、仕様、ビジュアルデザインを担当した。娘の声優は大宮が決定し、それ以外の登場人物の声優は開発チームの3人で共同で決定した。娘のキャラクターデザインはイラストレーターのnullpyoが担当した。戦闘要素は本作の初期企画段階では存在しなかったが、「紅い月の夜」の設定に合わせて追加された[20][21][22]。
本作は2025年4月13日に開催された「INDIE Live Expo 2025」で発表され[23]、2025年9月15日には繁体字中国語、簡体字中国語、英語、日本語に対応することが発表された[4]。2025年11月25日には本作の最初の半年を遊べる体験版がリリースされ[24]、2026年2月17日には体験版がアップデートされ、娘の衣装が2着追加され、セーブ機能の改善とバグの修正が行われた[25]。同日、本作が2026年春に発売されることが発表された[26]。2026年4月25日には発売日が2026年4月28日であると発表された[21]。2026年7月3日、本作はmacOSに対応した[27]。
発売と評価
本作は発売から2日間で世界累計で10万本を売り上げ、Steamでは97%の肯定的なレビューを獲得して「圧倒的に好評」となり、Steamに2,000件近いレビューが投稿された[29][30]。発売から11日後の2026年5月9日には、売上本数は20万本を超え[31]、7月3日には30万本を超えた[27]。
本作に登場する4人の人物の声優が、アニメ『ぼっち・ざ・ろっく!』の「結束バンド」のメンバーの声も担当していることから、中国語圏のプレイヤーの間で議論を巻き起こし、「このゲームを買うと結束バンドのメンバーが丸ごとついてくる」と話題となった[32][33]。
脚注
注釈
出典
- ↑ “《梦幻魔法公主》今日于Steam平台上线!限时八折优惠中” (中国語). 游民星空 (2026年4月28日). 2026年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月23日閲覧。
- 1 2 3 4 5 MAGI. “『まじかる☆プリンセス』攻略ガイド”. Steam コミュニティ. Valve Corporation. 2026年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年10月11日閲覧。
- 1 2 Sakurai, Akihiro (2026年4月30日). “自由すぎる娘育成ゲーム『まじかる☆プリンセス』すぐさま“同接1万人超え”の人気白熱中。アイドルから魔王まで多彩マルチエンド、「定価1980円は安すぎる」と大好評”. AUTOMATON. AUTOMATON. 2026年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年10月11日閲覧。
- 1 2 “養成遊戲《夢幻魔法公主》確定支援繁體中文 玩家的選擇將改變女兒的未來” (中国語). GNN新聞網. 旺普網路資訊股份有限公司 (2025年9月15日). 2026年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月23日閲覧。
- ↑ “娘育成シミュレーション『まじかる☆プリンセス』発表。娘の父親となり愛する我が子を育てていく。プレイヤーの選択ひとつで娘の未来は大きく変化”. ファミ通.com. KADOKAWA Game Linkage (2026年4月13日). 2026年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年10月11日閲覧。
- ↑ 蚊取 (2026年4月28日). “かわいすぎる“娘”を育てるゲーム『まじかる☆プリンセス』Steamにて本日4月28日発売。真面目に育てるか悪の道へ誘うか、プレイヤー(父)の選択次第で娘の未来は大きく変わる”. 電ファミニコゲーマー. 株式会社マレ. 2026年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月23日閲覧。
- ↑ Lada, Jenni (2026年4月27日). “Review: Magical Princess Leans Into the Family Element” (英語). Siliconera. 2026年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月23日閲覧。
- ↑ “究極の娘育成シミュレーション『まじかる☆プリンセス』を実況プレイ! 娘の将来はアイドル? 戦士? それとも魔王? 4月28日19時配信開始【電撃インディー#1357】”. 電撃オンライン. KADOKAWA Game Linkage (2026年4月28日). 2026年5月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2026年5月23日閲覧。
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