アナロイ

ウィキペディアから、無料の百科事典
鹿沼ハリストス正教会の会堂内の様子。布をかけられた三つのアナロイ(経案)の上にイコンが置かれており、アナロイに掛けられた布には八端十字架が刺繍されている。右奥には誦経用のアナロイ(祈祷書が置かれていない状態)。正面にイコノスタシス(聖障)が見える。

アナロイ(ギリシア語: Άναλόγιον, ロシア語: Аналойもしくはаналогий, 英語: Analogion)とは、正教会で用いられる、イコン、不朽体、祈祷書(福音経、使徒経含む)などを置く台。祈祷書には経案という漢字表記がなされているが、これはあまり日常的には用いられない表記である[1]。

名称「アナロイ」はギリシア語: Άνα(アナ:上で)とギリシア語: λόγιον(ロギオン:読む)の組み合わせに由来する[2]。

アナロイは移動が可能である。台の上部は斜めに作られている。イコン、不朽体を安置して聖堂内等に置かれるほか、誦経の際に祈祷書を載せたり、説教の際に用いられたりする[1][2]。

脚注