イタイプダム

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イタイプダム。手前がパラグアイ、奥がブラジルである

イタイプダム(スペイン語: Represa de Itaipú、英: Itaipu Dam)は、ブラジルとパラグアイの国境を流れるパラナ川に作られたダムである。

中空重力式コンクリートダム、ロックフィルダム、アースダムなど複数のダムで構成されており、コンバインダムの形態をとる。長く延びた堤頂の合計は7.7キロメートルを超える。

ブラジルとパラグアイの共同出資で作られ、管理も両国が共同で行っている。

1984年から送電を開始。発電能力は1,400万キロワットで、発電能力では中国の三峡ダムに次ぐ世界第二位だが、実際の発電実績は2015年、2016年と連続して三峡ダムを上回っており、世界一のダムである[1]。計20基の発電機を備え、発電した電力はブラジルとパラグアイで均等に分けることになっているが、人口の少ないパラグアイにとってはその何割かで国内需要を全て満たせるので、残りはブラジルに売電している[2]。

イタイプダム
位置
南緯25度24分25.8秒 西経54度35分41.2秒 / 南緯25.407167度 西経54.594778度 / -25.407167; -54.594778座標: 南緯25度24分25.8秒 西経54度35分41.2秒 / 南緯25.407167度 西経54.594778度 / -25.407167; -54.594778
ダム諸元
ダム型式 中空重力式コンクリートダム・バットレスダム・ロックフィルダム・アースダム
堤高 196 m
堤頂長 9,900 m
堤体積 10,000千 m3
総貯水容量 29,000百万 m3
利用目的 発電・水運
着手年 / 竣工年 1975年 / 1991年
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ダムの放流設備部分の高さは196メートル、長さは1,400メートル、堰堤部分の長さは7,235メートルにも及ぶ。貯水量は290億トンである。

パラグアイ国内のイタイプダム湖および周辺の亜熱帯半落葉林のパラナ上流域大西洋岸森林(英語版)にはオウギワシ、ヒメオウギワシ(英語版)、ジャガー、ピューマ、バク、カピバラ、マザマ属、クチジロペッカリー(英語版)などが生息しており、2017年にユネスコの生物圏保護区に指定された[3]。

脚注

  1. ↑ ITAIPU ENDS 2016 WITH A HISTORIC PRODUCTION OF 103.09 MILLION MWH
  2. ↑ 倉田亮 『世界の湖と水環境』p94 成山堂書店、2001年、ISBN 4-425-85041-6
  3. ↑ “Itaipu Biosphere Reserve, Paraguay” (英語). UNESCO (2019年3月19日). 2023年3月30日閲覧。

関連項目

外部リンク