インヴァソール
欧字表記 Invasor
品種 サラブレッド
性別 牡
毛色 鹿毛
生誕 2002年8月3日
父 キャンディストライプス
母 クエンドム
生国 アルゼンチンの旗 アルゼンチン
生産者 Haras Clausan
馬主 トレス・デ・エネロ
→シャドウェルステーブル
調教師 Anibal San Martin(ウルグアイ)
→キアラン・マクローリン(アメリカ)
競走成績
生涯成績 12戦11勝
獲得賞金 7,804,070ドル
(アメリカドル換算)
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インヴァソール(インヴェイサー、Invasor)とはアルゼンチン生まれの競走馬である。2005年に無敗でウルグアイの三冠馬となり、その後はブリーダーズカップ・クラシックに勝つなど北アメリカで活躍した。馬名はスペイン語で「侵略者」の意。

戦績

出生

インヴァソールは2002年にアルゼンチンのクラウザン牧場(後のサンタイネス牧場)で生まれたサラブレッドである。父キャンディストライプスはブラッシンググルーム産駒の種牡馬、母ケンドムはアルゼンチン産の牝馬であった。馬体は鹿毛に覆われ、額に一点の星が入っていた。

2歳のときにインヴァソールはアルゼンチンに訪れていたパブロ・エルナンデスの3兄弟に目をつけられ、クラウザン牧場の所有者と交渉を行った。最初の提示額は米ドルにして25000ドルという額であったが、最終的には20000ドルで交渉は成立、インヴァソールはエルナンデスの兄弟に購入された。ウルグアイへ渡ったインヴァソールはマロナス競馬場に送られ、アニバル・サンマルティン調教師に預けられた。

ウルグアイ時代

競走馬としてのデビュー戦は2005年2月のマロナス競馬場のメイドン(未勝利戦)で、現地のリーディングジョッキーであったグスタボ・デュアルテを背にしての初戦で初勝利を挙げた。デュアルテも同馬を気に入り、以後のウルグアイでの4戦中3戦にはデュアルテが騎乗した。

翌シーズン(2005年/2006年)は8月のエンサーヨ賞から始動すると、宇ポージャ・デ・ポトリーリョス大賞(ウルグアイ2000ギニー)を5馬身3/4差、宇ジョッキークラブ大賞を3馬身半差、11月には宇ナシオナル大賞(ウルグアイダービー)を6馬身半差でそれぞれ制し、11年ぶり21頭目のウルグアイ三冠馬となった。四冠目のホセ・ペドロ・ラミレス大賞は狙わず、140万ドルでシェイク・ハムダン所有のシャドウェルステーブルにトレードされ、アメリカ合衆国へ移籍した。

アメリカ時代

年が明けて移籍初戦となったドバイ(アラブ首長国連邦)のUAEダービーはディスクリートキャットの4着に敗れたが、その後調教国である北米で出走すると再び連勝を続けた。ピムリコスペシャルハンデキャップ、サバーバンハンデキャップ、ホイットニーハンデキャップに勝ち、さらにはジョッキークラブゴールドカップステークスを熱発で回避する頓挫はあったもののブリーダーズカップ・クラシックでは単勝1番人気バーナーディニを差し切り(脚質の項を参照)優勝した。この活躍が評価され、2006年のワールド・サラブレッド・レースホース・ランキングでは129ポンドで世界1位となり、さらに同年のエクリプス賞年度代表馬に選出された。南米産馬が同賞の年度代表馬に選出されたのは史上初である。

2007年はドンハンデキャップから始動し、追い込んで快勝。続いてドバイワールドカップに出走すると、逃げるプレミアムタップとの一騎討ちを制し、勝利した。その後、サバーバンハンデキャップ連覇に向けて調整を行っていたが、調教中に右後脚首に故障を発症し、6月23日に引退を発表した。アメリカ合衆国時代の成績は7戦6勝。

競走成績

出走日競馬場競走名格距離着順騎手着差1着(2着)馬
2005年2月27日マロナスメイドンD1100m1着G.デュアルテ6 3/4馬身(Lyon)
2005年8月7日マロナスエンサーヨ賞URU-G3D1500m1着G.デュアルテ2 1/2馬身(Vasco King)
2005年9月10日マロナスポージャ・デ・ポトリロスURU-G1D1600m1着F.オリヴァラ5 3/4馬身(Potri Flash)
2005年10月9日マロナスジョッキークラブ大賞URU-G1D2000m1着G.デュアルテ3 1/2馬身(Potri Flash)
2005年11月13日マロナスナシオナル大賞URU-G1D2500m1着G.デュアルテ6 1/2馬身(Potri Flash)
2006年3月25日ナドアルシバUAEダービーG2D1800m4着R.ヒルズ7馬身Discreet Cat
2006年5月19日ピムリコピムリコスペシャルHG1D9.5f1着R.ドミンゲス1 1/4馬身(Wanderin Boy)
2006年7月1日ベルモントサバーバンHG1D10f1着F.ハラ4 1/4馬身(Wild Desert)
2006年8月5日サラトガホイットニーHG1D9f1着F.ハラハナ(Sun King)
2006年11月4日チャーチルダウンズBCクラシックG1D10f1着F.ハラ1馬身(Bernardini)
2007年2月3日ガルフストリームパークドンHG1D9f1着F.ハラ2馬身(Hesanoldsalt)
2007年3月31日ナドアルシバドバイワールドCG1D2000m1着F.ハラ1 3/4馬身(Premium Tap)

※ウルグアイで出走したグループ制競走については国際セリ名簿基準書における国際格付けではないためURU-Gと表記した。なお、ウルグアイおよびアラブ首長国連邦はグループ制を、アメリカ合衆国はグレード制を使用している(競馬の競走格付けを参照)。

引退後

2008年からレキシントンのシャドウェルファームで種牡馬として供用される。初年度の種付け料は3万5000ドル(出生後)。

2011年に産駒がデビューしたものの、産駒の成績が振るわずに種付料は年々減少。2013年には前年の2万ドルから1/5となる4000ドルにまで激減した。

2015年の種付けシーズン終了後、現役生活前半を送ったウルグアイにあるクアトロ・ピエドラス牧場で、2017年までの3年契約でリース供用される。リース供用が決まった時点での4世代の産駒成績はG3勝ち馬1頭を含む4頭のステークスウィナーを出すにとどまった。

評価

年度代表馬

血統表

インヴァソールの血統(ブラッシンググルーム系/5代内アウトブリード)(血統表の出典)
父

Candy Stripes
1982年 栗毛
父の父
Blushing Groom
1974年 栗毛
Red God Nasrullah
Spring Run
Runaway Bride Wild Risk
Aimee
父の母
*バブルカンパニー
1977年 栗毛
Lyphard Northern Dancer
Goofed
Prodice Prominer
Euridice
母

Quendom
1997年 青毛
Interprete
1988年 鹿毛
Farnesio Good Manners
La Farnesina
Inaccesible Liloy
Iliada
母の母
Queen of Victory
1990年 黒鹿毛
Cipayo Lacydon
Tsarina
Twitch Crown Crown Thy Good
Twins F-No.14-c

血統背景

父キャンディストライプスはプール・デッセ・デ・プーラン(フランス2000ギニー)2着の戦績を持つ馬で、同馬のほかに北米でLeroidesanimaux(アットマイル)、アルゼンチンでもGI勝ち馬を出している。ほか、キャンディライドの母の父でもある。父の半弟には天皇賞(秋)などGI2勝を挙げたバブルガムフェロー(父サンデーサイレンス)がいる。

外部リンク

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