エリック・トヒル

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エリック・トヒル
Erick Thohir
生年月日 (1970-05-30) 1970年5月30日(54歳)
出生地 インドネシアの旗 インドネシア、ジャカルタ
出身校 アメリカ合衆国の旗 グレンデイル・コミュニティ・カレッジ(英語版) - 文学士
アメリカ合衆国の旗 ナショナル・ユニバーシティ(英語版) - 経営学修士 (MBA)
現職 政治家、実業家
所属政党 国民信託党
配偶者 エリザベス・チャンドラ

インドネシアの旗 インドネシア共和国
第10代国営企業大臣
内閣 インドネシア前進内閣
メラプティ内閣
在任期間 2019年10月23日 -
大統領 ジョコ・ウィドド
プラボウォ・スビアント

在任期間 2023年2月16日 -

在任期間 2013年 - 2018年

インドネシアバスケットボール協会会長
在任期間 2004年 - 2006年
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エリック・トヒル(インドネシア語: Erick Thohir, 1970年5月30日 - )は、インドネシア・ジャカルタ出身の実業家。コングロマリット(複合企業)であるマハカ・グループ(英語版)のオーナーである[1]。個人資産は80億ドルに及ぶとされている[2]。

人物

1970年5月30日、インドネシアの首都ジャカルタに生まれた。父親のテディ・トヒルはインドネシア有数のコングロマリットであるアストラ・インターナショナルの設立者のひとりであり、ウイリアム・スリヤジャヤとともに共同経営者である。エリックは3人兄弟の末子であり、ひとりの兄と一人の姉がいる。兄のガリバルディ・トヒルは10億ドルの資産を持つ投資家であり[3]、2013年にフォーブスが発表した長者番付では1250位(インドネシアでは19位)にランクインしている[4]。

エリックは幼少時からファミリービジネスを手伝っていた。グレンデイル・コミュニティ・カレッジ(英語版)で文学士を、1993年にアメリカ・カリフォルニア州のナショナル・ユニバーシティ(英語版)で経営学修士 (MBA) を取得した。2009年時点で4人の子どもがいる。

アメリカからインドネシアに戻ると、Muhammad Lutfi、Wisnu Wardhana、R・Harry Zulnardyとともに、1993年にマハカ・グループ(英語版)を設立した。マハカは元々出版社だったが、2001年には破産に直面していたインドネシアの高級紙レプブリカ(英語版)を買収し、複数のテレビ局・複数のラジオ局を傘下に置くなどし[1]、総合メディアグループとなった。

スポーツとの関わり

インドネシアオリンピック委員会の副会長を務めた経験がある[5]。

バスケットボール

バスケットボール好きを公言しており、1999年にインドネシアのバスケットボールクラブであるサトリア・ムダ・ブリタマ・ジャカルタ(英語版)を買収した[6]。また、ASEANバスケットボールリーグに参加するインドネシア・ウォリアーズ(英語版)の会長でもある。2006年まではインドネシアバスケットボール協会の会長であり[6]、現在は東南アジアバスケットボール協会 (SEABA) の会長である[7]。

2011年のNBAオールスターゲーム後、元バスケットボール代理人のジェイソン・レヴィエンとともに、アメリカのフィラデルフィア・セブンティシクサーズの買収交渉を行なった[1]。セブンティシクサーズの買収団はハリウッド俳優のウィル・スミス、ウィルの妻で女優・歌手のジェイダ・ピンケット=スミス、レヴィエン、トヒルなどで構成され、トヒルはアジア人として初めてNBAのチームのオーナーとなった[7][6]。

サッカー

幼少の頃からテレビでFIFAワールドカップを観戦しており、オランダ代表のプレーに夢中になったという[8]。もっとも好きなインテルの選手にはニコラ・ヴェントラを挙げている[8][9]。

リーガ・インドネシアに参加するペルシブ・バンドンの会長でもある。2012年7月、トヒルとレヴィエンはアメリカ・メジャーリーグサッカー (MLS) のD.C.ユナイテッドの筆頭株主となり、新スタジアム建設などの経営改善策を模索している[10][1]。

インテルの買収

2012年のプレシーズンにはイタリア・セリエAのインテルがインドネシアを訪れており、この際にインテルを目に留めたとされる[1]。2013年5月にはインテルの買収に乗り出したことが報じられ[2]、当初は20-30%の株式を保有して経営に参画する手はずだったが、9月18日には80-100%の株式を取得して筆頭株主となることで大筋の合意に達した[1]。

10月15日、トヒル、ロサン・ロスラニ、ハンディ・ソテジョが経営するインターナショナル・スポーツ・キャピタル (ISC) は、インテルの株式の70%を取得して筆頭株主となった[5]。買収額は3億5000万ユーロ(約465億円)。モラッティが経営するインテルナツィオナーレ・ホールディングが29.5%を保有し、その他の株主が0.5%を保有している[11]。当初はマッシモ・モラッティが会長に留任する方向だったが[2]、11月15日、インテルの取締役会でトヒルが新会長に任命され、クラブ初の外国人オーナーとなった[12]。モラッティは会長職を退いて名誉会長となった[11]。

脚注

  1. 1 2 3 4 5 6 名門クラブがなぜ? 名物会長の去就は? インテル身売り交渉の真相 Football Channel、2013年10月2日
  2. 1 2 3 インテル、クラブ売却も? インドネシアから大型オファーか Goal.com、2013年5月31日
  3. ↑ Garibaldi Thohir Forbes
  4. ↑ The World's Billionaires Indonesia Forbes
  5. 1 2 インテル、インドネシア人企業家グループへの株式売却が正式決定 Soccer King、2013年10月16日
  6. 1 2 3 Media Magnate Breaks New Ground With Philadelphia 76ers Jakarta Globe、2013年10月23日
  7. 1 2 Erick Thohir becomes first Asian to own NBA team The Jakarta Post、2013年10月20日
  8. 1 2 Thohir: “My favourite player? Ventola But my son supports Juventus” Gazzetta dello sport、2013年10月24日
  9. ↑ ヴェントラの妻はブラジル出身モデルのカルティカ・ルイェであり、ルイェの母親はインドネシア人であるが、このこととは関係ないという。これについての出典はエリック・トヒル:「米国スポーツビジネスのモデルをベースに」インテル日本語公式サイトである。
  10. ↑ D.C. United’s new investors Erick Thohir, Jason Levien should boost quest for stadium The Washington Post、2012年11月7日
  11. 1 2 インテルのモラッティ氏が名誉会長に…新会長はインドネシア人実業家 Soccer King、2013年11月16日
  12. ↑ アジアの大富豪がインテル新会長に 名門の人心をつかんだ実績と中庸 Number Web、2013年12月4日