オウンゴール後の瞬間(2023年 LFFタウレーの試合 リトアニア)

オウンゴール(英: own goal、西: autogol)は、サッカーなどの競技スポーツにおいて、自分の能動的な行動によって自陣のゴールに誤って失点してしまうこと[1]。

サッカーにおけるオウンゴール

サッカーの場合は相手のシュートを守備側の選手が体に当ててブロックしようとして向きを変えてしまいゴールとなるケースがよくあるが、このような場合はオウンゴールとはせず相手選手の得点となる。このように、最後に触れた選手が自陣のゴールに入れたとしても、その状況によっては相手選手のゴールと記録される場合がある。

一方、ゴールの枠内へ向けてキックしていない、たとえばセンタリングなどの攻撃側選手のパスに守備側選手が触れてしまい、ゴールとなった場合はオウンゴールとなる。

シュートがゴールポストに当たって一度跳ね返り、再度キーパーに当たってゴールに入った場合、シュート自体は外れているもののオウンゴールとはならず、相手選手の得点が認められる場合がある。

日本では公式記録上は「オウンゴール」とのみ表記し、どの選手によるものかは表記しない[2]。

なお、ミスではなく何らかの意図をもって故意に自陣のゴールに入れる行為もオウンゴールに含まれる。故意にオウンゴールを行った場合、所管する協会等からそのチームの関係者に対し何らかの処分が下される場合もある[3][4]。

日本語における名称

かつての日本では「自殺点」と呼ばれていたが、1994年(平成6年)に日本サッカー協会が、英語の「 own goal 」に準じて「オウンゴール」とすると発表し、以降はこの名称が使われている。

1994 FIFAワールドカップでオウンゴールをしたコロンビア代表のアンドレス・エスコバルが、帰国後の7月2日に射殺される事件があった。日本サッカー協会はこの事件を期に、それまで使われていた「自殺点」という表現をやめ[5]、「オウンゴール」に改めることを、9月16日に発表した[6]。同年には、それまで「サドンデス」(「突然死」の意)と呼ばれていたゴールデンゴールを「Vゴール」と改める同様の名称変更もなされていた[6]。

比較文学者の井上健は、イギリス英語の俗語では「 own goal 」が「自殺(者)」を意味する場合もあると指摘し、「「自殺点」は案外由緒正しき訳語なのである」と述べている[7]。

エピソード

その他の競技別の扱い

ゴールインなどの得点が敵味方で異なるものを特記事項として主に明記する。

オウンゴールのない競技

オウンゴールについて特殊なルールが存在する競技

オウンゴールのある競技

敵味方、ポジションに関わらず同一の得点判定が行われる競技ではほとんどオウンゴールがある。

出典

[脚注の使い方]
  1. ↑ 「観戦必携/すぐわかる スポーツ用語辞典」1998年(平成10年)1月20日発行、発行人・中山俊介、54頁。
  2. ↑ サッカーの話をしよう 大住良之オフィシャルアーカイブサイト (1995年8月1日). “No.112 オウンゴールは不名誉ではない”. 2021年2月6日閲覧。 (日本語)
  3. ↑ 故意に6連続オウンゴール、コーチに厳罰処分 - ゲキサカ、2009年4月10日
  4. ↑ 故意のオウンゴールで12選手永久追放 - 日刊スポーツ、2014年11月22日
  5. ↑ “(1994年(平成6年)のきょう)オウンゴール悲惨”. 朝日新聞・夕刊: p. 1. (2013年(平成25年)7月2日). "事件を機に、日本サッカー協会は当時使われていた「自殺点」という表現をやめた。" - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  6. 1 2 “「自殺点」はダメ、「オウンゴール」に 日本サッカー協会”. 朝日新聞・朝刊: p. 23. (1994年(平成6年)9月17日) - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  7. ↑ 井上健 (2010年(平成22年)6月26日). “(わかるカナ)オウンゴール own goal”. 朝日新聞・夕刊: p. 3 - 聞蔵IIビジュアルにて閲覧
  8. ↑ “Team repeatedly scores own goals to protest refs”. ESPN.com (2002年11月2日). 2021年2月6日閲覧。 (英語)
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